独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
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安全対策業務

(参考)医薬品・医療用具等安全性情報166号(報道発表資料)

平成13年5月30日

1.「医薬品・医療用具等安全性情報」の月刊化について

 「医薬品・医療用具等安全性情報」は、1973(昭和48)年6月から原則として隔月で発行されてきたが、近年、医薬品・医療用具等の副作用・不具合等の報告件数が大幅に増加してきたことに鑑み、医薬品・医療用具等に関する最新の安全性情報を迅速に提供するため、来月(平成13年6月)中旬に発行予定の次号から月刊化することとした。 併せて、情報の掲載形式も改め、医薬品の使用上の注意の改訂の根拠となった症例の紹介・解説等、内容の充実を図っていく予定である。

2.ジャクソンリース小児用麻酔回路と小児・新生児用気管切開チューブの組み合わせについて

該当商品名

<ジャクソンリース小児用麻酔回路>

ジャクソンリース麻酔回路(アコマ医科工業)他

<小児・新生児用気管切開チューブ>

シャイリー気管切開チューブ小児用・新生児用シリーズ(マリンクロットジャパン)他

 ジャクソンリース小児用麻酔回路と小児・新生児用気管切開チューブの組み合わせ使用によって生じた不具合によるものと疑われる小児の死亡例の報告があった。
 これらのタイプの医療用具は、それぞれ互いに組み合わせて使用することを想定して製造されたものではなく、組み合わせによっては回路が閉塞し、呼気が吐けなくなるなど重大な事故につながる不具合が生じる可能性があるため、今般取りまとまった組み合わせによる不具合についての検討結果を紹介する。

3.硫酸マグネシウム・ブドウ糖とマグネシウム中毒について

該当商品名 マグネゾール(東亜薬品工業)

 硫酸マグネシウム・ブドウ糖は、子癇を効能とする医療用医薬品であるが、マグネシウム中毒が惹起されることがあるため、従来より「重大な副作用」の項にその旨記載し、注意喚起を行ってきた。 平成9(1997)年以降、本剤との因果関係を否定できないマグネシウム中毒3例が報告されたことから一層の注意喚起を図るため、使用上の注意を改訂し、新たに「警告」・「用法・用量に関連する使用上の注意」等の項にマグネシウム中毒に関する注意事項を記載することとしたので、具体的な症例とともに紹介する。

4.使用上の注意の改訂について(その125)