業務内容パンフレット
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27レギュラトリーサイエンスとは、科学技術の成果を人と社会に役立てることを目的に、根拠に基づく的確な予測、評価、判断を行い、科学技術の成果を人と社会との調和の上で最も望ましい姿に調整するための科学です。医療分野の研究開発の成果の実用化に関していえば、研究開発の成果である医薬品等について、その良い面(効能・効果)と悪い面(副作用)を的確に評価し(評価科学)、良い面を活かしつつ、悪い面をコントロールする最善の方法を編み出して規制し(適正規制科学)、世の中で最適な形で使われるようにするための科学です。このレギュラトリーサイエンスをより一層推進するため、PMDAでは2018年4月に「レギュラトリーサイエンスセンター」を設置し、 レギュラトリーサイエンスに関連する業務について、レギュラトリーサイエンスの専門部署と審査部門、安全対策部門が連携して取り組む体制を構築し、審査等業務、安全対策業務の質の向上に取り組んできました。この取り組みを一層発展させ、PMDA自らのレギュラトリーサイエンス研究体制を強化するため、2023年7月には新たにレギュラトリーサイエンスの研究部門を設置し、職員が積極的にレギュラトリーサイエンス研究を実施できる体制を整備しました。PMDAの業務は、最新の科学的知見を取り入れ、より明確な根拠に基づき、的確な予測、評価及び判断を行うことが求められています。これらの業務の質を向上させるため、PMDAでは、その基盤となる科学であるレギュラトリーサイエンスを推進してきました。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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