(Clin Pharmacol Ther. 2023; 113: 924-931.のTable2を日本語に翻訳の上で改編 Creative Common License http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/) 患者数 (%) Period 1 (処方開始日(t0)~t0の2週後) 対象患者数 Period 2 (t0の3~4週後) 対象患者数 検査なし† 定期的な検査あり† Period 3 (t0の5~6週後) 対象患者数 検査なし† 一部の検査あり† 定期的な検査あり† Period 4 (t0の7~8週後) 対象患者数 検査なし† 一部の検査あり† 定期的な検査あり† 4,371 (100%) 4,070 (100%) 1,758 (43.2%) 2,312 (56.8%) 3,887 (100%) 1,092 (28.1%) 1,607 (41.3%) 1,188 (30.6%) 3,426 (100%) 727 (21.2%) 1,962 (57.3%) 737 (21.5%) 顆粒球減少 発現数 発現割合 141 3.2 62 20 42 1.5 1.1 1.8 38 <18* <18* 20 1.0 <2.0* <2.0* 1.7 30 <10* 20 <10* 0.9 Reference <2.0* - 1.0 - <2.0* * MID-NET®の公表基準に基づき10未満の集計値が特定できないようマスクしている。 † 検査なし:対象Periodの前の期間において、血液検査が1回も実施されていない患者、 一部の検査あり:対象Periodの前の期間において、一部のPeriodで血液検査が実施された患者、 定期的な検査あり:対象Periodの前の期間において、全てのPeriodで血液検査が実施された患者。 性・年齢調整オッズ比 (95%信頼区間) % % % % 1.00 1.63 ( 0.95 % % % % 1.00 2.36 4.64 ( ( 0.77 1.58 % % % % 1.00 7.40 8.97 0.99 1.13 ( ( Reference - 2.78 ) Reference - - 7.19 13.63 ) ) ) ) 55.22 71.00 チアマゾールによる顆粒球減少の発現と、その発現以前の検査実施状況との関連 19 <RSへのインパクト、期待されること> MID-NET®のような医療情報データベースを活用することで、実臨床(リアルワールド)の状況を反映した検討が可能となり、本調査のような薬剤疫学的な調査を実施することは、市販後の医薬品の適正使用の推進に貢献し、医薬品安全対策の質の向上に役立つものと考えている。
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