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一般に、手術後患者の栄養保持に用いることができるが、特に長期にわたり、経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給に使用する。
本剤を術後に投与する場合、胃、腸管の運動機能が回復し、水分の摂取が可能になったことを確認すること。
標準量として成人には1日1,500~2,250mL(1,500~2,250kcal)を経管又は経口投与する。1mL当たり1kcalである。なお、年齢、症状により適宜増減する。経管投与では本剤を1時間に100~150mLの速度で持続的又は1日数回に分けて投与する。経口投与では1日1回又は数回に分けて投与する。ただし、初期量は標準量の1/3~1/2量とし、水で約倍量に希釈(0.5kcal/mL)して投与する。以後は患者の状態により徐々に濃度及び量を増し標準量とする。
下痢を起こすおそれがある。
高血糖になるおそれがある。
脱水状態になる、又は脱水状態が悪化するおそれがある。
ビタミンA 5,000IU/日以上は投与しないこと。投与する場合は用法及び用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5,000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3カ月から妊娠初期3カ月までにビタミンAを10,000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある。,
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性・安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
用法及び用量に留意すること。高齢者では生理機能が低下していることが多い。
血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
消化器
下痢
腹部膨満感、腹痛、悪心、嘔吐、胸やけ
肝臓
肝機能異常(AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ALP上昇等)
代謝・栄養
BUN上昇、血中カリウム上昇
過敏症
発疹、発赤、蕁麻疹
比較試験を含む本剤の臨床試験において、術前・術後、意識障害、開口不能、嚥下運動障害等による食事摂取困難な患者213例に投与し、良好以上の栄養改善が182例(85.4%)に認められた1),2),3),4),5) 。
本剤はたん白質、炭水化物、脂質、電解質、エネルギー、ビタミン、ミネラル及び水分の補給効果を示す。
本剤の糖質源はデキストリンと精製白糖を71:29の割合で配合したもので、250mL中34.3g(エネルギー構成比54.5%)を含有する。また、乳糖を含まないので、乳糖不耐症にも使用できる。
本剤の主要な脂肪源はトウモロコシ油であり、250mL中8.8g(エネルギー構成比31.5%)を含有する。トウモロコシ油は必須脂肪酸であるリノール酸、リノレン酸を含む。本剤2,000kcal中のコレステロール含量は20mg以下である。また、均一微細で、かつ安定な懸濁液となっており、消化されやすい。
本剤250mL中の水分量は213mLである。
24缶[250mL(缶)×24]
1) 長尾房大,ほか、JJPEN、1985、6、737
2) 菅野憲一郎,ほか、JJPEN、1985、6、745
3) 菅原利夫,ほか、日本口腔外科学会雑誌、1984、30、1634
4) 山本政勝,ほか、基礎と臨床、1986、20、7205
5) 菅原利夫,ほか、基礎と臨床、1986、20、6201
6) アボットジャパン合同会社社内資料:薬効薬理に関する社内資料(承認年月日:1987.12.11)
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