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悪心、顔面蒼白、紅斑、発疹、呼吸困難、血圧低下、眼瞼浮腫等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
過敏症状
眼
角膜びらん
ウサギ摘出角膜を1%オキシブプロカイン塩酸塩液に3分間浸した後に組織の薬物濃度を測定すると、角膜上皮では70.6mg/100mL、角膜実質では7.55mg/100mLであり、上皮では実質の約10倍の取り込みが認められた。また、同様にウサギ摘出角膜を1%オキシブプロカイン塩酸塩液に3分間浸した後、1分、15分及び30分放置してから角膜中の薬物濃度を測定すると、1分放置後では21.95mg/100mL、15分放置後では1分値の約1/3の7.39mg/100mLとなり、30分放置後では4.24mg/100mLにまで低下した1)(in vitro)。
ヒト血清にオキシブプロカイン塩酸塩を加え37℃でインキュベートすると、N-ジエチルアミノエタノールと3-ブトキシ-4-アミノ安息香酸に速やかに分解された2)(in vitro)。
白内障嚢外摘出術、虹彩切除術、切裂術、水晶体嚢虹彩切開術等の諸種内眼手術施行例22例を対象に、局所麻酔剤として0.4%オキシブプロカイン塩酸塩点眼液を2分おきに6~7滴点眼し、血管収縮剤として1000倍アドレナリン液を併用して内眼手術を行った結果、十分無痛に手術を行うことができた。副作用は認められなかった3)。
神経細胞膜のNa+チャネルを抑制することによって神経の活動電位発生を抑制するという局所麻酔薬共通の作用により、知覚神経の求心性伝導を抑制する4)。
健康人5例10眼に0.4%オキシブプロカイン塩酸塩点眼液を1滴点眼し、Freyの角膜知覚測定法に従い3g/mm2の圧迫力をもつ毛髪で角膜中央部を圧迫したときの角膜知覚消失を基準として麻酔効果を判定した。その結果、0.4%オキシブプロカイン塩酸塩点眼液の麻酔効果発現時間は平均16秒、麻酔持続時間は平均13分51秒であった5)。
ウサギ角膜麻酔法においてオキシブプロカイン塩酸塩の表面麻酔強度はコカインの約20倍であった6)。
オキシブプロカイン塩酸塩点眼液0.4%「ニットー」とベノキシール点眼液0.4%について麻酔効果を比較するため、ウサギの角膜刺激による瞬目反射を指標として試験を実施した。両製剤をウサギに点眼し、点眼直後から瞬目反射が消失するまでの時間(麻酔開始時間)及び瞬目反射が消失してから瞬目反射が回復するまでの時間(麻酔持続時間)を測定した。その結果、両製剤間で麻酔開始時間及び麻酔持続時間に統計学的な有意差は認められず、両製剤の生物学的同等性が確認された7)。
麻酔開始時間
(秒)
麻酔持続時間
(分)
オキシブプロカイン塩酸塩点眼液0.4%「ニットー」
15±8
52±11
ベノキシール点眼液0.4%
15±5
52±12
(平均値±標準偏差、n=20)
プラスチック点眼容器 5mL×10本
1) Schlegel, H. E. et al.:Arch. Ophthalmol. 1954;51:663-670
2) Iselin, H. et al.:Schweiz. med. Wschr. 1966;96:219-222
3) 亀井俊郎:日本眼科学会雑誌.1964;68:151-153
4) 第十八改正日本薬局方解説書:廣川書店.2021;C1222-1223
5) 岡村治彦:日本眼科学会雑誌.1962;66:557-562
6) Büchi, J. et al.:Helv. Chim. Acta. 1951;34:1002-1013
7) 社内資料:オキシブプロカイン塩酸塩点眼液0.4%「ニットー」の生物学的同等性試験
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