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室温保存
3年
緑内障、高眼圧症
通常、1回1滴、1日2回点眼する。
本剤投与中に角膜障害があらわれることがあるので、霧視、異物感、眼痛等の自覚症状が持続する場合には、直ちに受診するよう患者に十分指導すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。生殖毒性試験において器官形成期のラットの高用量群(5mg/kg/day)、周産期・授乳期のラットの高用量群(1.25mg/kg/day)及び器官形成期のウサギの高用量群(0.3mg/kg/day)で流早産の増加傾向がみられた。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが認められた。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
一般に生理機能が低下している。
2%以上
1~2%未満
0.1~1%未満
頻度不明
眼:結膜
結膜充血
眼脂、結膜浮腫
眼:角膜
角膜炎
角膜びらん、角膜点状混濁
眼:虹彩
虹彩炎、虹彩色素沈着
眼:眼瞼
眼瞼発赤、眼瞼炎
眼瞼色素沈着、眼瞼部多毛
眼:眼刺激
眼痛、一過性眼刺激、灼熱感、異物感、違和感
かゆみ
眼:その他
霧視
近見視力障害、複視、視力異常(視力低下、暗黒感、一過性青視症等)、一過性近視
その他
頭痛、頭重、頭部圧迫感、口腔内乾燥、鼻閉、舌先のしびれ、悪心、嘔吐、動悸
本剤の保存剤であるベンザルコニウム塩化物による過敏症が知られている。
健康成人男性6例に0.12%イソプロピル ウノプロストン点眼液を両眼に1回35μLずつ単回点眼し、血漿中のイソプロピル ウノプロストンの脱エステル体濃度を測定した。その結果、点眼15分後に最高濃度0.76ng/mLに達した後、半減期14分で減少し、2時間後には定量限界以下となった1)。
白色ウサギの片眼に0.12%3H-イソプロピル ウノプロストン点眼液を点眼したところ、速やかに眼内に移行し、眼組織内放射能濃度は角膜で点眼15分後に、房水で30分後に最高に達した後、減少した。眼組織内放射能濃度は30分後に角膜、前部強膜、結膜、房水、虹彩、毛様体、後部強膜、外眼筋、網脈絡膜の順で高かったが、以後経時的に減少し、24時間後にはほぼ消失した。水晶体、硝子体、視神経にはほとんど分布しなかった。なお、有色ウサギも同様に行った結果、白色ウサギと差がなく、メラニン色素含有組織への親和性は認められなかった2)。
ウサギに点眼又は静脈内投与、ラット及びイヌに静脈内投与後の主排泄経路はいずれも尿であった3)。なお、健康成人男性6例に0.12%イソプロピル ウノプロストン点眼液を両眼に1回35μLずつ単回点眼し、尿中のイソプロピル ウノプロストンの脱エステル体濃度を測定した結果、定量限界以下であった1)。
※1:眼圧のoutflow pressureの下降率20%以上※2:眼圧のoutflow pressureの下降率10%以上
正常眼圧緑内障患者40例、40眼に本剤単独1日2回10年間点眼を行った。全例視野変化解析で平均偏差(MD)のスロープが有意(p<5%)の視野障害進行眼は9眼(22.5%)であり、残りの31眼(77.5%)において視野障害進行が抑制された。全例におけるMDの年平均進行度は-0.16±0.32dBであり、進行9眼においては-0.56±0.15dBであった7)。
ウサギ8),9)、ネコ9),10)、健康人11),12)及び緑内障・高眼圧症患者13)でのフルオロフォトメトリー試験又はトノグラフィー試験において、イソプロピル ウノプロストン点眼液の眼圧下降作用は主経路又は副経路を介する房水流出の促進によることが示唆された。
イソプロピル ウノプロストン及びその活性体(脱エステル体)は、ヒト線維柱帯細胞において、BKチャネル(大コンダクタンスカルシウム依存性カリウムチャネル)に対し活性を示すことが報告されている34),35)。
イソプロピル ウノプロストン(Isopropyl Unoprostone)(JAN)
(WHO recommended INN:Unoprostone)
(+)-isopropyl(Z)-7-[(1R,2R,3R,5S)-3,5-dihydroxy-2-(3-oxodecyl)cyclopentyl]hept-5-enoate
C25H44O5
424.61
無色の粘稠性のある液で、におい及び味はない。
アセトニトリル、エタノール(95)、2-プロパノール、酢酸エチル、ジエチルエーテル、1,4-ジオキサン又はヘキサンに極めて溶けやすく、水にほとんど溶けない。
1.0×104以上(オクタノール/水系)
外箱開封後は、遮光して保存すること。
プラスチック点眼容器 5mL×10本
1) 社内資料:薬物動態試験(1994年7月1日承認、製造承認申請書添付資料へ-11)
2) 社内資料:ウサギにおける単回点眼投与時の眼組織内濃度(1994年7月1日承認、製造承認申請書添付資料へ-8)
3) 社内資料:排泄(動物)(1994年7月1日承認、製造承認申請書添付資料概要へ2(4)1)
4) 東郁郎ほか:日本眼科紀要.1992;43(12):1432-1440
5) 東郁郎ほか:あたらしい眼科.1994;11(9):1435-1444
6) 藤森千憲ほか:日本眼科学会雑誌.1993;97(10):1231-1235
7) 小川一郎ほか:日本眼科紀要.2006;57(2):132-138
8) Sakurai, M. et al.:Jpn. J. Ophthalmol.1993;37(3):252-258
9) 吉田祥子ほか:基礎と臨床.1994;28(12):3827-3838
10) 吉田祥子ほか:上野生物科学研究所資料(DIR940011)
11) Sakurai, M. et al.:Jpn. J. Ophthalmol.1991;35(2):156-165
12) 手塚ひとみほか:日本眼科学会雑誌.1992;96(4):496-500
13) Toris, B. et al.:Arch Ophthalmol.2004;122:1782-1787
14) 上野隆司ほか:日本眼科学会雑誌.1992;96(4)462-468
15) 吉田祥子ほか:上野生物科学研究所資料(DIR940014)
16) 吉田祥子ほか:上野生物科学研究所資料(DIR940013)
17) 高瀬正彌ほか:あたらしい眼科.1992;9(11):1917-1925
18) 東郁郎ほか:日本眼科紀要.1992;43(12):1425-1431
19) 茂木豊ほか:日本眼科紀要.1993;44(1):12-18
20) 逸見知弘ほか:あたらしい眼科.1993;10(12):2123-2127
21) 新家真ほか:あたらしい眼科.1993;10(12):2117-2121
22) 高瀬正彌ほか:日本眼科学会雑誌.1992;96(10):1261-1267
23) 高瀬正彌ほか:あたらしい眼科.1992;9(6):1055-1059
24) 山本哲也ほか:日本眼科学会雑誌.1994;98(2):202-205
25) 杉山哲也ほか:あたらしい眼科.1992;9(8):1430-1434
26) 西篤美ほか:あたらしい眼科.1996;13(9):1422-1424
27) 小嶌祥太ほか:日本眼科学会雑誌.1997;101(7):605-610
28) 木村至ほか:厚生省特定疾患 網膜脈絡膜・視神経萎縮症調査研究班 平成11年度報告書.2000;238
29) Kimura, I. et al.:Jpn. J. Ophthalmol.2005;49(4):287-293
30) Tamaki, Y. et al.:J. Ocul. Pharmacol. Ther.2001;17(6):517-527
31) Makimoto, Y. et al.:Jpn. J. Ophthalmol.2002;46:31-35
32) 井戸正史ほか:あたらしい眼科.1999;16(11):1577-1579
33) 西村幸英ほか:あたらしい眼科.1998;15(2):281-284
34) Thieme, H. et al.:Invest Ophthalmol Vis Sci.2001;42(13):3193-3201
35) Cuppoletti, J. et al.:Invest Ophthalmol Vis Sci.2012;53(9):5178-5189
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