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処方箋医薬品注)
生物由来製品
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制
臨床試験において、侵襲を伴う処置による急性発作の発症抑制に対する有効性及び安全性は検討されていない。
通常、成人及び12歳以上の小児には、ガラダシマブ(遺伝子組換え)として初回に400mgを皮下投与し、以降は200mgを月1回皮下投与する。
急性発作の治療を目的に本剤を使用しないことを患者又はその家族に十分に説明し、理解を得た上で使用すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤はウサギにおいて胎盤通過が認められている1) 。ヒトにおける胎盤通過性は不明であるが、本剤はヒトIgG4モノクローナル抗体であり、ヒトIgGは胎盤関門を通過することが知られている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁への移行は不明であるが、本剤はヒトIgG4モノクローナル抗体であり、ヒトIgGは乳汁中に移行することが知られている。
12歳未満の小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
アナフィラキシー等の重篤な過敏症があらわれることがある。
5%以上
一般・全身障害及び投与部位の状態
注射部位反応(内出血、紅斑、そう痒感)
日本人健康成人(12例)に本剤200mgを単回皮下投与したときの薬物動態パラメータは以下のとおりであった3) 。
tmax(h)
Cmax(μg/mL)
AUC0-last(μg・h/mL)
AUC0-inf(μg・h/mL)
CL/F(L/h)
VZ/F(L)
t1/2(h)
169(8.00, 171)
21.2(17.0)
11,300(5,510)
11,900(5,840)
0.022(0.014)
12.5(5.84)
424(72.2)
tmax=最高血漿中濃度到達時間、Cmax=最高血漿中濃度、AUC0-last=0時間から最終定量可能時間までの血漿中濃度−時間曲線下面積、AUC0-inf=0時間から無限時間まで外挿した血漿中濃度−時間曲線下面積、CL/F=見かけの全身クリアランス、VZ/F=消失相における見かけの分布容積注)tmaxは中央値(最小値, 最大値)を示す。その他各パラメータは平均値(標準偏差)を示す。
国際共同第III相試験において、遺伝性血管性浮腫1型又は2型(C1-INH HAE)患者39例(日本人患者4例を含む)に本剤の初回用量400mgを皮下投与し、以降200mgを月1回皮下投与したときの本剤の血漿中トラフ濃度は以下のとおりであった。定常状態における本剤の血漿中トラフ濃度は概ね一定であった3) 。
Day 31
Day 61
Day 91
Day 121
Day 151
Day 182
例数
39
38
血漿中トラフ濃度(μg/mL)、平均値(標準偏差)
10.5(4.00)
8.60(3.91)
8.39(3.81)
8.69(3.93)
8.20(4.37)
8.09(4.28)
母集団薬物動態解析において、本剤の初回用量400mgを皮下投与後、以降200mgを月1回皮下投与したHAE患者の薬物動態パラメータを検討した。定常状態における1投与間隔の血漿中濃度−時間曲線下面積(AUCtau,ss)、定常状態における最高血漿中濃度(Cmax,ss)及び定常状態における最低血漿中濃度(Cmin,ss)の平均値(標準偏差)は、それぞれ9,920(4,470)μg・h/mL、20.5(9.66)μg/mL及び8.94(4.64)μg/mLと推定された。初回用量400mgの皮下投与後に本剤の曝露は定常状態に達した3) 。HAE患者における本剤皮下投与後の血漿中最高濃度到達時間は約6日であった3) 。HAE患者における本剤の見かけの分布容積の平均値(標準偏差)は、8.36(5.55)Lであった3) 。HAE患者における本剤の見かけの全身クリアランスの平均値(標準偏差)は0.0243(0.0122)L/hであり、終末相の消失半減期は約18日であった3) 。健康成人及びHAE患者を対象とした母集団薬物動態解析における絶対的アベイラビリティは、0.387(95%信頼区間:0.344, 0.431)と推定された3) 。
健康成人において、注射部位(腹部、大腿部、上腕部)は本剤の曝露に影響しなかった4) (外国人データ)。
成人及び12歳以上の小児の遺伝性血管性浮腫1型又は2型(C1-INH HAE)患者64例(日本人患者6例を含む)を対象とした、多施設共同プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験(本剤群39例、プラセボ群25例)を実施した。本試験は観察期(最長2ヵ月)及び治療期(6ヵ月)で構成され、投与期間は6ヵ月であった。本剤の初回用量400mgを最初の月に皮下投与し、以降200mgを月1回皮下投与した。主要評価項目である治療期6ヵ月間における治験責任医師が確認した月間HAE発作回数注1) は下表のとおりであった。本剤群とプラセボ群との対比較で統計的に有意な差が認められた5),6) 。
本剤群
プラセボ群
観察期における月間HAE発作回数(回/月)
3.07±2.05(39)2.61[0.9, 10.1]
2.52±0.94(25)2.23[1.0, 4.3]
治療期における月間HAE発作回数(回/月)
0.27±0.68(39)0.00[0.0, 3.8]
2.01±1.34(24)1.35[0.2, 4.4]
p値注2)
<0.001
−
上段:平均値±標準偏差(例数)、下段:中央値[最小値, 最大値]治療期が30日に満たないプラセボ群1例は解析から除外された。
治療期6ヵ月間における副作用は、本剤群で39例中4例(10.3%)、プラセボ群で25例中3例(12.0%)に発現した。主な副作用は注射部位反応であり、本剤群で2例(5.1%)に注射部位紅斑、注射部位内出血及び注射部位そう痒感が各1件認められ、プラセボ群で2例(8.0%)に注射部位紅斑が2件認められた5),6) 。
本剤は活性型血液凝固第XII因子(FXIIa)の触媒ドメインに結合し、その触媒活性を阻害する。第XII因子は接触活性化経路で最初に活性化される因子であり、炎症性ブラジキニン産生カリクレイン-キニン系を開始する。本剤はプレカリクレインからカリクレインへの活性化を抑制し、それに続く遺伝性血管性浮腫の発作における炎症及び腫脹に関連するブラジキニンの生成を抑制する7) 。
ガラダシマブ(遺伝子組換え)(Garadacimab(Genetical Recombination))〔JAN〕
C6470H10004N1724O2022S42
ガラダシマブは、遺伝子組換え抗活性型血液凝固第XII因子(FXIIa)モノクローナル抗体であり、ヒトIgG4に由来し、H鎖の1つのアミノ酸残基が置換(S237P)されている。ガラダシマブは、CHO細胞により産生される。ガラダシマブは、456個のアミノ酸残基からなるH鎖(γ4鎖)2本及び215個のアミノ酸残基からなるL鎖(λ鎖)2本で構成される糖タンパク質(分子量:約149,000)である。
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
1ペン
1) 社内資料:毒性試験の概要(2025年2月20日承認、CTD2.6.6.6)
2) 社内資料:臨床概要(2025年2月20日承認、CTD2.7.4.3)
3) 社内資料:臨床薬理試験(2025年2月20日承認、CTD2.7.2.5)
4) 社内資料:臨床薬理試験(2025年2月20日承認、CTD2.7.2.3)
5) Craig, T.J., et al.:Lancet, 401(10382), 1079, 2023
6) 社内資料:臨床概要(2025年2月20日承認、CTD2.7.3.3、2.7.4.1及び2.7.4.2)
7) 社内資料:非臨床試験の概要(2025年2月20日承認、CTD2.4.1)
8) 社内資料:薬理試験の概要(2025年2月20日承認、CTD2.6.2.2)
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