当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
処方箋医薬品注)
特定生物由来製品
組織の接着・閉鎖(ただし、縫合あるいは接合した組織から血液、体液または体内ガスの漏出をきたし、他に適切な処置法のない場合に限る)
大腸領域において、著しい浮腫、過度の張力、極端な口径の差など吻合部局所の状況が極度に悪いときには、効果が得られないことがあるので使用しないこと。
フィブリノゲン末(バイアル1)をアプロチニン液(バイアル2)全量で溶解し、A液とする。トロンビン末(バイアル3)を、アプロチニン液量と同量の塩化カルシウム液(バイアル4)で溶解し、B液とする。接着・閉鎖部位にA液、B液を重層または混合して適用する。
通常、10cm2あたりA液B液各々1mLを適用する。なお、接着・閉鎖部位の状態・大きさに応じ適宜増減する。
血管内への流入により、DIC状態を悪化させるおそれがある。
ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。
ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。
血管内への流入により、血栓を形成するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤の投与によりヒトパルボウイルスB19の感染の可能性を否定できない。感染した場合には胎児への障害(流産、胎児水腫、胎児死亡)が起こる可能性がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
低出生体重児、新生児に対する有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
血栓形成傾向があらわれることがある。
本剤は生理的な血液凝固作用を模倣して作られており、血液凝固作用が増強されるおそれがある。
頻度不明
精神神経系
頭痛
消化器
嘔吐
肝臓
黄疸、肝機能異常
一般的全身障害
過敏症、発熱、胸痛
開頭手術における硬膜縫合部に適用し、髄液漏れなし率は95.1%(39/41)であった1) 。
食道領域、肝・胆・膵領域又は大腸領域の吻合部において適用し、リークなし率は81.1%(30/37)であった2) 。
本剤は血液凝固の最終段階を模倣する。フィブリノゲンはトロンビンの作用により可溶性フィブリン塊となり、さらにCa2+存在下でトロンビンにより活性化された血液凝固第XIII因子により物理的強度をもった尿素不溶性の安定なフィブリン塊となり、組織を接着・閉鎖する。この安定化されたフィブリン塊内で、線維芽細胞が増殖し、膠原繊維や肉芽基質成分が産生され、組織修復を経て治癒に至る3) 。
本剤は特定生物由来製品に該当することから、本剤を投与又は処方した場合は、医薬品名(販売名)、その製造番号(ロット番号)、投与又は処方した日、投与又は処方を受けた患者の氏名、住所等を記録し、使用日から少なくとも20年間保存すること。
ベリプラストPコンビセット組織接着用 0.5mL製剤ベリプラストPコンビセット組織接着用 1mL製剤ベリプラストPコンビセット組織接着用 3mL製剤ベリプラストPコンビセット組織接着用 5mL製剤
1) 高倉公朋他:診療と新薬 31(10),1808,1994
2) 武藤輝一他:新薬と臨床 43(11),2274,1994
3) 中村紀夫:臨床外科 40(1),161,1985
CSLベーリング株式会社くすり相談窓口
〒107-0061 東京都港区北青山一丁目2番3号
電話:0120-534-587
CSLベーリング株式会社
東京都港区北青山一丁目2番3号
献血又は非献血の区別は製剤の安全性の優劣を示すものではありません。この表示区別は、下記の手順に従って決められています。
ベリプラストPコンビセット組織接着用の調製方法は、ベリプラスト調製器セット内の「使用方法説明書」をご覧ください。
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.