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日本薬局方
沈降炭酸カルシウム錠
甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
沈降炭酸カルシウムとして、通常成人1日1~3gを3~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
症状を悪化させることがある。
血中カルシウム濃度がさらに上昇し、副作用があらわれやすくなる。
排泄障害により副作用があらわれることがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。生殖発生毒性試験は実施してない。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
テトラサイクリン系抗生物質
テトラサイクリン系抗生物質の吸収が低下し、効果が減弱することがあるので、同時に服用しないこと。
カルシウムと難溶性の塩を生成し、テトラサイクリン系抗生物質の腸管吸収を妨げる。
経口薬剤
併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。
本剤の結合作用又は消化管内・体液のpH上昇によると考えられている。
大量の牛乳
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがある。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
機序は不明である。
活性型ビタミンD製剤
高カルシウム血症があらわれやすくなる。
活性型ビタミンD製剤はカルシウムの吸収を促進する。
ロキサデュスタット
ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱するおそれがあるため、併用する場合は、前後1時間以上あけて本剤を服用すること。
ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットのAUCinfが低下した。
頻度不明
代謝異常
高カルシウム血症、アルカローシス等の電解質失調
長期・大量投与
腎結石、尿路結石
消化器
悪心、嘔吐、便秘、下痢、胃酸の反動性分泌
過敏症
そう痒感
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
沈降炭酸カルシウムは不溶性カルシウム剤の一種で制酸作用を呈し、また吸着作用も現すので胃潰瘍及び胃酸過多症に制酸薬として用いる。沈降炭酸カルシウム1gは0.1mol/L塩酸約200mLを中和する効力がある1)。
沈降炭酸カルシウム(Precipitated Calcium Carbonate)
Calcium Carbonate
CaCO3
100.09
白色の微細な結晶性の粉末で、におい及び味はない。水にほとんど溶けないが、二酸化炭素が存在すると溶解性を増す。エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希酢酸、希塩酸又は希硝酸に泡立って溶ける。
100錠[10錠(PTP)×10]500錠[10錠(PTP)×50]500錠[バラ、乾燥剤付きキャップ]
1) 第十八改正日本薬局方解説書. 廣川書店. 2021; C-3127-3129
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