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本剤を水又は微温湯に溶解し、経口又は経管投与する。症状により適宜増減する。1才未満 20~30g/kg体重(78~117kcal/kg体重)1才~2才 15~25g/kg体重(59~98kcal/kg体重)(本剤は原則として2才未満の患者に用いるが、2才以上の幼児で特に本剤の投与が必要と判断される場合は1才~2才の投与量に準じる)通常、1日3~10g/kg体重(12~39kcal/kg体重)で投与を開始し、徐々に投与量を増やし、通常3~10日で維持量に達する。濃度は、通常、10~15W/V%(0.4~0.6kcal/mL)で投与を開始し、徐々に濃度をあげて、維持期には18~20W/V%(0.7~0.8kcal/mL)とする。なお症状により適宜増減する。経口投与では1日数回に分けて投与し、経管投与では原則として1日24時間持続的に投与する。なお、注入速度は患者の状態により適当に調節する。
ミルク等の未消化態タンパクを含む栄養物による栄養管理が可能となった場合は、できるだけ速やかに本剤から離脱すること。
慎重に投与することが望ましい。下痢の発現頻度が高い。
栄養状態の改善が望めないと判断された場合は、速やかに中止する。必ずしも全ての難治性下痢が本剤の適用とは限らない。
慎重に投与することが望ましい。アミノ酸代謝等において、未解明な点もあると考えられる。低出生体重児を対象とした臨床試験は実施していない。
特に必要と判断される場合のみ適用すること。本剤は原則として2才未満の患者に用いる。
血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
投与終了後にダンピング症候群様の低血糖(倦怠感、発汗、冷汗、顔面蒼白、痙攣、意識低下等)があらわれることがある。
5%以上
0.1~5%未満
0.1%未満
消化器
下痢
腹部膨満、嘔吐、便秘、電解質異常(著しい下痢の場合)
嘔気
肝臓
AST、ALTの上昇等の肝機能異常
血液
貧血
皮膚
発疹、湿疹
その他
発熱
乏尿、Al-Pの上昇、喘鳴
可塑剤としてDEHP〔di-(2-ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル)〕を含むポリ塩化ビニル製の栄養セット及びフィーディングチューブ等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない栄養セット及びフィーディングチューブ等を使用することが望ましい。
14Cでラベルしたアミノ酸、デキストリン、脂肪、ビタミンB6を各々含む本剤をSD系幼若ラットに投与した結果、各成分は良好に吸収され、それぞれ蛋白構成成分、エネルギー源等として正常に利用されていることが推察された。また、14CでラベルしたL-チロシンエチルエステル塩酸塩をSD系幼若ラットに投与した実験の結果、L-チロシンエチルエステル塩酸塩は消化管内で分解され、L-チロシンとして吸収されることが明らかになった1),2),3) 。
ほとんど消化を必要としない形の5大栄養素を新生児・乳幼児の代謝機能の未熟性と栄養所要量を考慮して設定した成分栄養5) からなり、低残渣性で、消化管内において速やかに吸収され、栄養効果を発揮する。
小腸切除した幼若ラット及び正常幼若ラットを本剤で飼育した場合、体重増加にほとんど差がなく、本剤が消化吸収障害を有するラットにおいても有効に利用されることがわかった。
小腸切除した幼若ラットを用いた実験で、本剤はエレンタール®配合内用剤、高カロリー輸液に比べ同等以上の栄養学的効果を持つことがわかった6) 。
小腸切除した幼若ラットを用いた実験で、本剤の糞便量は高カロリー輸液投与時とほぼ同等であり優れた低残渣性を示した6) 。
小腸切除した幼若ラットを用いた実験で、本剤はエレンタール®配合内用剤に比べ血中アミノグラムが正常に近く、また、BUNの上昇が見られない等幼若ラットに対しより生理的な栄養剤であることが明らかになった7) 。
内袋を開封後は、光を遮り気密容器に保存すること。開封後の粉末は、吸湿に注意して保管し、1週間以内に使用する。
40g袋×10(0.4kg)80g袋×10(0.8kg)
1) 松沢淑雅 他:基礎と臨床,1985;19(2):973-982
2) 松沢淑雅 他:基礎と臨床,1985;19(2):983-992
3) 松沢淑雅 他:基礎と臨床,1985;19(2):993-1002
4) 岩渕 眞 他:JJPEN,1985;6(6):803-823
5) 小越章平 他:JJPEN増刊,1980;10(増):110-112
6) 大橋弘幸 他:基礎と臨床,1985;19(1):521-531
7) 大橋弘幸 他:基礎と臨床,1985;19(1):541-549
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