当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
処方箋医薬品注)
睫毛貧毛症
発毛可能な毛包が存在しない部位における本剤の有効性は期待できない。
片眼ごとに、1滴を本剤専用のアプリケータに滴下し、1日1回就寝前に上眼瞼辺縁部の睫毛基部に塗布する。
嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫、及びそれに伴う視力低下を起こすおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。動物実験では、妊娠動物(マウス・ラット)において0.3または0.6mg/kg/日以上を経口投与した場合に流産及び早産が認められ、0.3mg/kg/日以上で、母体毒性や胎児毒性(胎児死亡等)が認められた。なお、これら所見が発現した際の親動物における曝露量(AUC)はヒト点眼時の64倍以上であった。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒトの母乳中に移行するかどうかは不明だが、動物実験では乳汁中に移行することが報告されている。
投与しないことが望ましい。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意すること。
プロスタグランジン系点眼剤
眼圧低下作用が減弱する可能性がある1)。
機序不明
2%以上
2%未満
頻度不明
眼
結膜充血、眼脂、眼乾燥、点状角膜炎、眼瞼紅斑、眼瞼そう痒症、眼そう痒症、眼瞼刺激、眼刺激
結膜濾胞、眼瞼障害、睫毛乱生、眼瞼炎、麦粒腫
眼痛、眼瞼痛、眼部腫脹、眼瞼浮腫、流涙増加、霧視、灼熱感(眼瞼)、眼の異物感、眼瞼色素沈着、眼瞼皮膚乾燥、眼瞼下垂
皮膚
皮膚色素過剰
毛質異常、睫毛眉毛脱落症(部分的な一時的睫毛眉毛の脱落も含む)
毛髪成長異常、裂毛(一時的な睫毛の裂毛)、発疹(眼瞼及び眼窩周囲に限定された斑状発疹、紅斑性発疹、そう痒性発疹を含む)、皮膚変色(眼窩周囲)、眼窩周囲紅斑、皮膚剥脱(眼瞼及び眼窩周囲)
その他
―
顔面痛
頭痛、過敏症(局所的アレルギー反応)
本剤は点眼剤として使用しないこと。本剤は上眼瞼辺縁部の睫毛基部にのみ塗布し、下眼瞼には使用しないこと。
患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
特発性及びがん化学療法による睫毛貧毛症以外の睫毛貧毛症患者に対する有効性は確立されていない。。
含水アルコール性カルボポールゲル製剤(ビマトプロスト0.03%を含む)0.1mLを雌マウスの背部皮膚(12cm2)に単回塗布したとき、約4時間後に皮膚組織内濃度が最高濃度(平均値±標準偏差)6.74±5.86(μg/g)に達した。また、1日1回21日間反復塗布したとき、21日目の投与24時間後の皮膚組織内濃度(平均値±標準偏差)は、3.61±0.90μg/gであった。血中のビマトプロスト濃度は単回塗布および反復塗布いずれにおいても皮膚組織内濃度の0.1%程度であり、代謝物(17-フェニルトリノルプロスタグランジンF2α)は皮膚組織内および血中のいずれにおいても検出されなかった。
特発性睫毛貧毛症成人患者173例又はがん化学療法による睫毛貧毛症成人患者(がん化学療法終了後4週間以上が経過した患者が対象とされた)36例を対象とした2つのプラセボ対照二重盲検比較試験において、投与4ヵ月後のGEA-J*スケールで1段階以上の改善が認められた場合を有効と評価した場合の有効率の結果は下表のとおりであり、いずれの試験でも本剤群はプラセボ群と比較して統計学的に有意に優れていた。
特発性睫毛貧毛症
がん化学療法による睫毛貧毛症
プラセボ群
本剤群
有効率
17.6%(15/85例)
77.3%(68/88例)
27.8%(5/18例)
88.9%(16/18例)
特発性睫毛貧毛症を対象とした国内臨床試験において、安全性評価対象87例中、14例(16.1%)に副作用が認められた。その主な副作用は、結膜充血3例(3.4%)、眼脂3例(3.4%)、皮膚色素過剰3例(3.4%)であった。また、がん化学療法による睫毛貧毛症を対象とした国内臨床試験において、安全性評価対象18例中、3例(16.7%)に副作用が認められた。その主な副作用は、皮膚色素過剰2例(11.1%)、眼瞼紅斑1例(5.6%)であった。,
ビマトプロストは睫毛の毛包に作用し、毛周期における成長期を延長することにより、睫毛の成長を促進させると考えられている2)。
マウスの片側眼瞼部にビマトプロスト0.03%溶液を反復塗布したとき、睫毛の太さの増大が認められた。また、毛幹二本を有する毛包数を増すことにより、睫毛の本数を増加させたが、総毛包数の増加は認められなかった2),3)。
ビマトプロスト(Bimatoprost)[JAN]
(5Z)-7-{(1R,2R,3R,5S)-3,5-Dihydroxy-2-[(1E,3S)-3-hydroxy-5-phenylpent-1-en-1-yl]cyclopentyl}-N-ethylhept-5-enamide
C25H37NO4
415.57
ビマトプロストは白色~微黄白色の粉末である。エタノール又はメタノールに極めて溶けやすく、水に溶けにくい。吸湿性である。
グラッシュビスタⓇ外用薬剤0.03%5mL×1(アプリケータ140本同梱)
1) Herndon, L.W. et al.:Arch. Ophthalmol. 2002; 120(6), 847-849
2) Tauchi M, et al.:Br. J. Dermatol. 2010; 162, 1186-1197
3) 社内資料:Effect of Bimatoprost on the eyelashes of mice
*アッヴィ合同会社アラガン・エステティックス お客様相談窓口
〒108-0023 東京都港区芝浦3-1-21
TEL:0120-404-100(9:00~17:00/土日祝日及び当社休業日を除く)FAX:0120-085-235(24時間受付)
本剤は保険給付の対象とならない(薬価基準未収載)。
アッヴィ合同会社
東京都港区芝浦3-1-21Allergan Aestheticsan AbbVie company
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.