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処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
スピラマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、梅毒トレポネーマ
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、梅毒、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、猩紅熱
「抗微生物薬適正使用の手引き」1)を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
通常、成人にはスピラマイシン酢酸エステルとして1回200mg(力価)を1日4~6回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
体内貯留が延長するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。
低出生体重児、新生児、乳児を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。肝機能、腎機能が低下していることが多く、体内貯留の延長のおそれがある。
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
過敏症
発疹・発赤
消化器
食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、胃部不快感
軟便、口内炎
胃部圧迫感
フェニルヒドラジン反応(Porter-Silver反応)が陽性になることがある。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。
健康成人20名にスピラマイシン酢酸エステル400mg(100mg錠4錠及び200mg錠2錠)注1)を経口投与した場合の血漿中濃度の推移は下図のとおりである2)。
ラットにスピラマイシン酢酸エステル500mg/kgを経口投与したところ、3時間後の体組織への分布は、肝臓>脾臓>肺>腎臓の順であった3)。
血液-胎盤関門通過性4)
臍帯血中には母体血中濃度の約1/2、胎盤組織中には母体血中濃度の約1/2~1/3が認められた。
その他の組織への移行性5),6),7)
胆汁中、膿汁中、肝、肺、胸水、母乳中へ移行し、血中濃度より高値を示した。なお、髄液中への移行は認められなかった。
尿中代謝物として脱アセチル化体であるスピラマイシンとそれが更に代謝されてミカロースが外れたネオスピラマイシンが確認されている8),9)。
健康成人3名にスピラマイシン酢酸エステル500mg注1)を経口投与した場合、7時間までに投与量の約4%が尿中に排泄された8)。
国内43施設で実施された臨床試験で有効率(やや有効以上)は84.2%(855/1,016)を示した。その概要は次のとおりである4),5),6),7),8),9),10),11)。
細菌の蛋白合成を阻害する。
スピラマイシン酢酸エステル Spiramycin Acetate
(スピラマイシンⅡ酢酸エステル(スピラマイシンⅠ酢酸エステル))(3R,4S,5S,6R,8R,9R,10E,12E,15R)-3-Acetoxy-5-[4-O-acetyl-2,6-dideoxy-3-C-methyl-α-L-ribo-hexopyranosyl-(1→4)-3,6-dideoxy-3-dimethylamino-β-D-glucopyranosyloxy]-9-(2,3,4,6-tetradeoxy-4-dimethylamino-β-D-erythro-hexopyranosyloxy)-6-formylmethyl-4-methoxy-8-methylhexadeca-10,12-dien-15-olide(スピラマイシンⅢ酢酸エステル)(3R,4S,5S,6R,8R,9R,10E,12E,15R)-5-[4-O-Acetyl-2,6-dideoxy-3-C-methyl-α-L-ribo-hexopyranosyl-(1→4)-3,6-dideoxy-3-dimethylamino-β-D-glucopyranosyloxy]-9-(2,3,4,6-tetradeoxy-4-dimethylamino-β-D-erythro-hexopyranosyloxy)-6-formylmethyl-4-methoxy-8-methyl-3-propanoyloxyhexadeca-10,12-dien-15-olide
白色~淡黄白色の粉末である。
117~119℃
logP′OCT=2.17
測定法:フラスコシェイキング法n-オクタノール/pH7.4緩衝溶液
アセトニトリル又はメタノールに極めて溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けやすく、水にほとんど溶けない。
PTP:100錠(10錠×10)
1) 厚生労働省健康局結核感染症課編:抗微生物薬適正使用の手引き
2) 社内資料:アセチルスピラマイシン錠の生物学的同等性について
3) 高平汎志ほか:J. Antibiotics, Ser. B. 1966;19(2):95-100
4) 張南薫ほか:J. Antibiotics, Ser. B. 1966;19(3):211-216
5) 柴田清人ほか:J. Antibiotics, Ser. B. 1966;19(3):200-205
6) 石井哲也ほか:J. Antibiotics, Ser. B. 1966;19(6):432-437
7) 中川圭一ほか:J. Antibiotics, Ser. B. 1966;19(2):105-107
8) 清水喜八郎ほか:J. Antibiotics, Ser. B. 1966;19(6):423-427
9) 松下光延ほか:J. Antibiotics, Ser. B. 1966;19(4):305-308
10) 上田泰ほか:Chemotherapy. 1968;16(5):755-757
11) 塩田憲三ほか:J. Antibiotics, Ser. B. 1966;19(4):292-296
12) 中沢昭三ほか:J. Antibiotics, Ser. B. 1966;19(2):90-94
13) 善養寺浩ほか:Chemotherapy. 1969;17(8):1578-1582
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