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最適使用推進ガイドライン対象品目
生物由来製品
劇薬
処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
切除不能な進行・再発の肛門管扁平上皮癌
パクリタキセル及びカルボプラチンとの併用において、通常、成人には、レチファンリマブ(遺伝子組換え)として、1回500mgを4週間間隔で30分間かけて点滴静注する。
副作用
程度*
処置
間質性肺疾患
Grade 2の場合
Grade 1以下に回復するまで休薬する。12週間を超える休薬後もGrade 1以下まで回復しない場合には、投与を中止する。
Grade 3、4又は再発性のGrade 2の場合
投与を中止する。
大腸炎
Grade 2又は3の場合
Grade 4又は再発性のGrade 3の場合
肝機能障害(肝悪性腫瘍を有さない患者)
肝機能障害(肝悪性腫瘍を有する患者)
ベースライン時のAST若しくはALTが基準値上限の1~3倍であり、かつ基準値上限の5~10倍に増加した場合
内分泌障害
臨床的に安定するまで休薬又は投与を中止する。
腎炎
血中クレアチニンがGrade 2に増加した場合
血中クレアチニンがGrade 3又は4に増加した場合
皮膚障害
心筋炎
Grade 2~4の場合
神経障害
Grade 3又は4の場合
Infusion reaction
Grade 1又は2の場合
投与を中断する。休薬又は投与速度を50%減速して再開できる。
上記以外の副作用
Grade 3の場合
Grade 1以下に回復するまで休薬する。
*:GradeはNCI-CTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)v5.0に準じる。
自己免疫疾患が増悪するおそれがある。
間質性肺疾患が発現又は増悪するおそれがある。,,
本剤の投与により移植臓器に対する拒絶反応又は移植片対宿主病が発現するおそれがある。
結核を発症するおそれがある。
妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後4カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されていない。妊娠マウスに抗PD-1抗体又は抗PD-L1抗体を投与すると、流産率が増加することが報告されていることから、妊娠中の女性に対する本剤の投与は、胎児に対して有害な影響を及ぼす可能性がある。また、ヒトIgGは母体から胎児へ移行することが知られている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁中への移行に関するデータはないが、ヒトIgGはヒト乳汁中に排出されることが知られている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
,,
持続する下痢、腹痛、血便等の症状が認められた場合には本剤を中止する等の適切な処置を行うこと。
AST(6.5%)、ALT(5.2%)、γ-GTP(3.9%)、ビリルビン(1.3%)等の上昇を伴う肝機能障害、肝炎(1.3%)があらわれることがある。
尿細管間質性腎炎(頻度不明)、腎炎(頻度不明)等の腎障害があらわれることがある。
副腎機能不全(4.5%)等の副腎機能障害があらわれることがある。
下垂体炎(1.3%)等の下垂体機能障害があらわれることがある。
甲状腺機能低下症(13.0%)、甲状腺機能亢進症(7.8%)、甲状腺炎(0.6%)等の甲状腺機能障害があらわれることがある。
1型糖尿病(頻度不明)があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシスに至るおそれがある。1型糖尿病が疑われた場合には本剤の投与を中止し、インスリン製剤を投与する等の適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、斑状丘疹状皮疹(0.6%)等の重度の皮膚障害があらわれることがある。
溶血性貧血(0.6%)、貧血(1.3%)、汎血球減少症(0.6%)、免疫性血小板減少症(頻度不明)等があらわれることがある。
末梢性ニューロパチー(3.9%)、末梢性感覚ニューロパチー(0.6%)、末梢性感覚運動ニューロパチー(0.6%)、脱髄性ニューロパチー(頻度不明)等の神経障害があらわれることがある。
Infusion reactionが認められた場合には、本剤の投与中止等の適切な処置を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。
5%以上
1%以上5%未満
1%未満
頻度不明
血液およびリンパ系
好中球減少症、リンパ球減少症、白血球減少症、血小板減少症
単球減少症
白血球増加症、単球増加症、赤血球数減少、好中球数増加
心臓
心房細動、心嚢液貯留、頻脈
耳および迷路
回転性めまい、中耳滲出液、耳鳴
内分泌
血中甲状腺刺激ホルモン減少
眼
霧視
胃腸
悪心、下痢(25.3%)、便秘、嘔吐
上腹部痛、腹痛、口内乾燥、口内炎
口角口唇炎、胃食道逆流性疾患、アフタ性潰瘍、腹部膨満、下腹部痛、腸閉塞、口腔内痛、直腸出血
一般・全身および投与部位の状態
無力症(33.1%)、疲労
粘膜の炎症、末梢性浮腫、発熱、乾燥症、歩行障害
全身性浮腫、浮腫、疼痛、分泌物分泌
肝胆道系
胆汁うっ滞、血中アルカリホスファターゼ増加
免疫介在性胆管炎、血中乳酸脱水素酵素増加
免疫系
薬物過敏症、過敏症
サルコイドーシス
感染症および寄生虫症
結膜炎
肛門直腸感染、細菌感染、感染、インフルエンザ、大腸感染、肺炎、皮膚感染、扁桃炎
脳炎
代謝および栄養
食欲減退、高リパーゼ血症
低カリウム血症、低マグネシウム血症、低リン血症、低ナトリウム血症、高血糖、アミラーゼ増加
低アルブミン血症、細胞死、痛風、高リン血症、低蛋白血症
筋骨格系および結合組織
関節痛
筋肉痛、筋痙縮、関節炎
四肢痛、背部痛、変形性関節症
神経系
錯感覚、頭痛、味覚不全、神経毒性
浮動性めまい、平衡障害、灼熱感、脳症、過眠症、筋無力症候群、神経痛、傾眠、失神
呼吸器、胸郭および縦隔
呼吸困難、鼻出血、肺塞栓症
咳嗽、発声障害、鼻乾燥、口腔咽頭痛、胸水
皮膚および皮下組織
そう痒症、脱毛症、発疹
皮膚乾燥、紅斑、そう痒性皮疹
湿疹、多汗症、過角化、爪ジストロフィー、皮膚障害、皮膚色素減少、皮膚潰瘍、蕁麻疹
血管
潮紅、末梢血管塞栓症
その他
血中クレアチニン増加
消化管ストーマ合併症、不眠症、重度月経出血、心電図QT延長
臨床試験において、本剤に対する抗体の産生が報告されている。
国内第Ⅰ相試験(INCMGA 0012-104試験)で、日本人の進行固形癌患者にレチファンリマブ500mgを4週間間隔で60分間かけて静脈内投与したときの、初回投与後の血清中濃度推移を図1に、薬物動態パラメータを表1に示す。
N
Cmax(mg/L)
Ctrough(mg/L)
Tmax(hr)
AUC0-t(day・mg/L)
AUC0-∞(day・mg/L)
t1/2(day)
Cl(L/day)
Vz(L)
6
209±17.7(209)
34.8±9.31(33.9)
1.9(1.1, 7.1)
1930±301(1910)
3080±858(2990)
21.7±5.29(21.2)
0.172±0.0428(0.167)
5.13±0.383(5.12)
注:値は平均値±SD(幾何平均値)、Tmaxは中央値(最小値、最大値)
国内第Ⅰ相試験(INCMGA 0012-104試験)で、日本人の進行固形癌患者に4週間を1サイクルとして、レチファンリマブ500mgを4週間間隔で静脈内投与したときのサイクル7までの血清中トラフ濃度を図2に示す。
化学療法歴のない注2)切除不能な進行・再発の肛門管扁平上皮癌患者注3)308例(日本人16例を含む)を対象にカルボプラチンとパクリタキセルとの併用投与下で本剤(154例)とプラセボ(154例)の有効性及び安全性を検討した注4)。主要評価項目であるRECIST ver.1.1に基づく盲検下独立中央判定による無増悪生存期間(中央値[95%信頼区間])は、本剤、パクリタキセル及びカルボプラチンの併用(本剤/PTX/CBDCA)群で9.3[7.5~11.3]カ月、プラセボ、パクリタキセル及びカルボプラチンの併用(プラセボ/PTX/CBDCA)群で7.4[7.1~7.7]カ月であり、本剤/PTX/CBDCA群はプラセボ/PTX/CBDCA群に対し統計学的に有意な延長を示した(ハザード比0.63[95%信頼区間:0.47~0.84]、(p=0.0006[層別log-rank検定]、有意水準(片側)0.025、2024年4月15日データカットオフ)1),2)。
また、安全性評価対象154例中138例(89.6%)に副作用が認められた。主な副作用は、無力症51例(33.1%)、下痢39例(25.3%)、貧血28例(18.2%)、疲労27例(17.5%)、悪心27例(17.5%)、そう痒症24例(15.6%)等であった。
レチファンリマブはヒトPD-1に対する抗体であり、PD-1とそのリガンド(PD-L1及びPD-L2)との結合を阻害することにより、がん抗原特異的なT細胞の活性化及び腫瘍細胞に対する細胞傷害活性を亢進し、腫瘍増殖を抑制すると考えられる3)。
レチファンリマブ(遺伝子組換え)(Retifanlimab(Genetical Recombination))
約148,000
レチファンリマブは、遺伝子組換え抗PD-1モノクローナル抗体であり、その相補性決定部はマウス抗体に由来し、その他はヒトIgG4に由来する。H鎖の1つのアミノ酸残基が置換(S227P)され、C末端のK446は除去されている。レチファンリマブは、チャイニーズハムスター卵巣細胞により産生される。レチファンリマブは、445個のアミノ酸残基からなるH鎖(γ4鎖)2本及び218個のアミノ酸残基からなるL鎖(κ鎖)2本で構成される糖タンパク質である。
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
1バイアル(20mL)
1) 社内資料:INCMGA 0012-303試験[2025年12月承認、CTD2.7.6]
2) Rao S. et al. Lancet. 2025;405:2144-2152
3) 社内資料:非臨床薬理試験[2025年12月承認、CTD2.6.2.1]
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