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劇薬
処方箋医薬品注)
進行性骨化性線維異形成症
本剤は、骨端線早期閉鎖及び成長鈍化のリスクがあることから、骨端線が閉鎖していない患者に対して本剤の投与を検討する場合は、投与開始前に、X線検査による骨格成熟度や、標準成長曲線を踏まえた成長段階、思春期の成長段階の評価を行い、成長に対する影響や骨端線部分閉鎖に伴う関節変形の可能性を考慮した上で、本剤の投与による有益性が危険性を上回ると判断される場合のみに投与すること。,,,,
通常、成人並びに8歳以上の女児及び10歳以上の男児には、パロバロテンとして下表の用量(連続投与)を1日1回食事中又は食直後に経口投与する。フレアアップ発現時には、下表の用量(フレアアップ時投与1~4週目)を1日1回4週間、その後、下表の用量(フレアアップ時投与5週目以降)を1日1回8週間(8週間経過時点でフレアアップが持続している場合は、フレアアップが消失するまで4週間単位で延長)食事中又は食直後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
連続投与
フレアアップ時投与
1~4週目
5週目以降
成人及び骨格が成熟した小児
5mg
20mg
10mg
骨格が未成熟の小児 体重10kg以上20kg未満
2.5mg
体重20kg以上40kg未満
3mg
12.5mg
6mg
体重40kg以上60kg未満
4mg
15mg
7.5mg
体重60kg以上
フレアアップ:異所性骨化の原因となる皮下軟部組織に生じる腫脹や腫瘤
投与中の用量
減量後の用量
2mg
1.5mg
1mg
症状を増悪させるおそれがある。
投与しないこと。本剤の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。重度の肝機能障害を有する患者を対象とした臨床試験は実施していない。
治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。やむを得ず投与する場合には、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。中等度の肝機能障害を有する患者を対象とした臨床試験は実施していない。
妊娠する可能性のある女性には、次の注意事項、本剤投与中及び最終投与後1ヵ月間において避妊する必要性並びに適切な避妊法について説明すること。,,(1)本剤の投与は次の正常な生理周期の2日又は3日目まで開始しないこと。(2)本剤の投与開始前1週間以内の妊娠検査が陰性であるとの結果を確認すること。(3)本剤の投与期間中は1ヵ月ごとに妊娠検査を実施することが望ましい。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験(ラット)でレチノイドに典型的な胎児奇形(口蓋裂、頭蓋骨の形態異常、長骨の短縮等)が認められている1),2) 。,,
投与中及び投与終了後一定期間は授乳を避けさせること。類似化合物(タミバロテン、エトレチナート)の動物実験(ラット)で、乳汁中への移行が報告されている。
ビタミンA過剰症の危険性がある。
本剤はビタミンAと同じレチノイドであるため、ビタミンAと併用すると相加作用をもたらすリスクがある。
本剤の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。
本剤の代謝には主にCYP3Aが関与しているため、本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇する。
本剤の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。本剤投与中は摂取を避けること。
本剤の代謝には主にCYP3Aが関与しているため、本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇する可能性がある。
本剤の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがあるため、併用を避け、代替薬への変更を考慮すること。併用が避けられない場合は、本剤の用量を減量すること。
本剤の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察すること。
本剤の血中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱する可能性があるため、併用は避け、代替薬への変更を考慮すること。
本剤の代謝には主にCYP3Aが関与しているため、本剤の代謝が亢進し血中濃度が低下する。
本剤の血中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱するおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察すること。
本剤の代謝には主にCYP3Aが関与しているため、本剤の代謝が亢進し血中濃度が低下する可能性がある。
良性頭蓋内圧亢進が生じるおそれがある。
レチノイドの全身投与との併用で、良性頭蓋内圧亢進(偽性脳腫瘍)との関連性が認められている。
,,,
臨床試験において、CTにより診断された臨床症状を伴わない脊椎骨折が認められている。
10%以上
1%以上10%未満
1%未満
頻度不明
感染症および寄生虫症
爪囲炎
蜂巣炎、結膜炎、皮膚感染
良性、悪性および詳細不明の新生物(嚢胞およびポリープを含む)
化膿性肉芽腫
血液およびリンパ系障害
貧血
代謝および栄養障害
食欲減退、高トリグリセリド血症
精神障害
易刺激性、抑うつ気分、自殺念慮
神経系障害
頭痛
痙攣発作
眼障害
ドライアイ(26.6%)
眼充血
夜盲
血管障害
潮紅
呼吸器、胸郭および縦隔障害
鼻出血
胃腸障害
口唇乾燥(59.0%)、悪心、口唇のひび割れ、口内乾燥、口唇炎
嘔吐、下痢、腹痛、胃食道逆流性疾患
膵炎
皮膚および皮下組織障害
皮膚乾燥(79.9%)、そう痒症(56.1%)、脱毛症(41.7%)、発疹(41.0%)、紅斑(34.5%)、皮膚剥脱(31.7%)、薬疹(20.1%)、湿疹、皮膚刺激
皮膚反応、爪破損、皮膚亀裂、皮膚炎、嵌入爪、水疱、褥瘡性潰瘍、睫毛眉毛脱落症、蕁麻疹、皮膚脆弱性、顔面腫脹
筋骨格系および結合組織障害
四肢痛、関節痛
背部痛、関節腫脹
腎および尿路障害
蛋白尿
一般・全身障害および投与部位の状態
疲労、末梢腫脹
臨床検査
骨密度減少
リパーゼ増加、ALT増加
傷害、中毒および処置合併症
皮膚擦過傷(21.6%)
サンバーン、足関節部骨折
本剤はビタミンAの誘導体であるため、過量投与をした場合、激しい頭痛、悪心・嘔吐、傾眠、易刺激性、そう痒症等のビタミンA過剰症の徴候があらわれる可能性がある。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
他のレチノイドを用いた非臨床試験においてプロモーター作用が認められたとの報告がある。本剤のがん原性試験は実施されていない。
健康成人に本剤5mg及び10mgを食後に単回経口投与したときのパロバロテンの薬物動態パラメータは以下のとおりであった3) 。
投与量(mg)
例数
Cmax(ng/mL)
AUCinf(ng・h/mL)
Tmax(h)
T1/2(h)
5
10
41.2±17.4
223±63.5
4[3, 6]
10.9±3.3
77.2±21.9
442±103
4[2, 8]
9.7±4.6
平均値±標準偏差、Tmaxは中央値[範囲]
健康成人15例に本剤5mg又は10mgを食後に1日1回28日間反復経口投与したとき、初回投与及び最終投与後の血漿中パロバロテン濃度に差はみられず、蓄積は認められなかった4) (外国人データ)。
母集団薬物動態モデルを用いて、国際共同第III相臨床試験(17.1.1)の成績に基づき、成人又は小児進行性骨化性線維異形成症(FOP)患者に本剤5mg相当量又は20mg相当量を体重区分別の用量で食後に反復経口投与したときの定常状態におけるパロバロテンの薬物動態パラメータを推定した結果は、以下のとおりであった5) 。
用法・用量
体重区分
AUC0-24h(ng・h/mL)
5mg相当量連続投与
2.5~5
全体
88a)
42.5±9.95
272±117
2.5
20kg未満
8b)
44.5±2.46
297±238
3
20kg以上40kg未満
26c)
42.4±9.92
238±76.8
4
40kg以上60kg未満
9
42.6±8.41
288±94.4
60kg以上d)
45c)
42.2±11.2
285±110
20mg相当量フレアアップ時投与
10~20
171±40.4
1094±465
178±9.82
1189±951
12.5
177±41.3
993±320
15
160±31.5
1080±354
20
169±44.8
1139±439
平均値±標準偏差a)日本人4例を含むb)日本人2例を含むc)日本人1例を含むd)体重60kg未満の成人及び骨格が成熟した小児も含む
健康成人に本剤2.5mg 4カプセル又は10mg 1カプセルを絶食時に単回経口投与したときの薬物動態パラメータは以下のとおりであった6) 。
製剤
AUC0-t(ng・h/mL)
2.5mg×4カプセル
66a)
58.0
330.9
10mg×1カプセル
44.2
302.1
最小二乗幾何平均値の比[95%信頼区間]
0.762[0.71-0.82]
0.913[0.88-0.95]
最小二乗幾何平均値a)日本人2例を含む
健康成人23例に本剤20mgを高脂肪食の摂取後に単回経口投与したとき、絶食下投与に対するパロバロテンのCmax及びAUCinfの最小二乗幾何平均比は、それぞれ1.17及び1.40であった。また、高脂肪食の摂取後に本剤20mgのカプセル内容物をアップルソースに混合して単回経口投与したとき、本剤の高脂肪食摂取後投与に対するパロバロテンのCmax及びAUCinfの最小二乗幾何平均比はそれぞれ0.94及び0.98であった7) (外国人データ)。
パロバロテンのヒト血漿タンパク結合率は、97.9%~99.6%であり、ヒトでの血液/血漿中濃度比は0.62であった8) (in vitro)。健康成人23例に本剤20mgを食後に単回投与したとき、みかけの分布容積は、237Lであった7) (外国人データ)。
パロバロテンは主にCYP3Aで代謝され、CYP2C8とCYP2C19でもわずかに代謝される9) (in vitro)。健康成人6例に[14C]放射性標識したパロバロテン1mgを食後に単回経口投与したとき、血漿中には主に未変化体、M2(6位水酸化体)、M3(7位水酸化体)、M4a(6位オキソ体)及びM4b(7位オキソ体)が認められ、血漿中総放射能のそれぞれ14%、5%、10%、4%及び7%占めた10) (外国人データ)。
健康成人6例に[14C]放射性標識したパロバロテン1mgを食後に単回経口投与したとき、投与13日後までに投与放射能の97.1%が糞中に、投与10日後までに投与放射能の3.2%が尿中に排泄された10) (外国人データ)。
健康成人17例にケトコナゾール(強いCYP3A阻害剤)400mgと本剤1mgを1日1回反復経口併用投与したとき、本剤単独投与時に対する併用投与時のパロバロテンのCmax及びAUC0-24hの調整済み最小二乗平均比は、それぞれ2.20及び3.11であった11) (外国人データ)。,
健康成人18例にリファンピシン(強いCYP3A誘導剤)600mgと本剤1mgを1日1回反復経口併用投与したとき、本剤単独投与時に対する併用投与時のパロバロテンのCmax及びAUC0-24hの調整済み最小二乗平均比は、それぞれ0.19及び0.11であった12) (外国人データ)。
生理学的薬物速度論モデルによるシミュレーションにおいて、健康成人10例にフルコナゾール(中程度のCYP3A阻害剤かつCYP2C19阻害剤)200mgを1日1回又はエリスロマイシン(中程度のCYP3A阻害剤)500mgを1日4回反復経口投与後に本剤20mgを単回経口併用投与したとき、本剤単独投与時に対する併用投与時のパロバロテンのCmax及びAUCinfの幾何平均比は、フルコナゾール併用時でそれぞれ1.47及び1.89、エリスロマイシン併用時でそれぞれ1.64及び2.54と推定された13) 。,
健康成人23例に本剤20mgを1日1回反復経口投与し、ミダゾラム(CYP3A基質)2mgを単回経口併用投与したとき、ミダゾラム単独投与時に対する併用投与時のミダゾラムのCmax及びAUC0-24hの最小二乗幾何平均比は、それぞれ0.90及び0.87であった14) (外国人データ)。
4歳以上注1) のFOP患者を対象注2) とした単群試験を実施した。用法・用量注3) は、下表の用量(連続投与)を1日1回投与し、フレアアップ発現時注4) には下表の用量(フレアアップ時投与1~4週目)を1日1回4週間、その後下表の用量(フレアアップ時投与5週目以降)を1日1回8週間(8週間経過時点でフレアアップが持続している場合は、フレアアップが消失するまで4週間単位で延長)投与した。
成人及び骨格が成熟*した小児
骨格が未成熟*の小児 体重10kg以上20kg未満
*:手及び手関節のX線検査に基づく骨年齢が12歳未満(女性)又は14歳未満(男性)の場合に、骨格が未成熟とみなすこととされた
外部対照として自然経過試験を用いた。試験実施中に14歳未満の患者において骨端線早期閉鎖が認められたことから、14歳未満の患者に対する投与は中止された。また、有効性の主要評価項目とされた年換算新規異所性骨化(HO)容積注5) に関して、中間解析において、無益性の基準を満たし、14歳以上の患者に対する本剤投与は一時中断されたものの、その後再開された。最終解析における、治験実施計画書で主たる解析と規定された解析(新規HO容積の負の値を0に置換し、新規HO容積の平方根変換を行うベイズ複合ポアソンモデル)の結果、年換算新規HO容積は、下表のとおりであった。
経過観察試験(101例)
本剤群(97例)
年換算新規HO発現率(/年)
平均値±標準誤差(例数)
1.52±0.170(101)
2.01±0.244(97)
比(本剤群/未投与群)の事後中央値[95%信用区間]a)
1.33[1.07, 1.64]
新規HOあたりの容積の平方根変換値(mm3/2/1000)
0.09±0.007(101)
0.06±0.004(97)
0.72[0.63, 0.82]
年換算新規HO容積の平方根変換値(mm3/2/1000/年)
0.15±0.019(101)
0.14±0.024(97)
0.95[0.74, 1.22]
比が0.7未満である確率a)
0.0088
比が1.0未満である確率a)
0.6543
HO測定が未実施であった評価時点、50%以上の身体領域においてHO容積が評価不能又は欠測の評価時点は解析から除外された上で、HO容積が評価不能な身体領域はHO容積を0としてHOなしとされた。本剤群では、14歳未満の治験参加者は骨端線早期閉鎖に伴う本剤投与中止、14歳以上の治験参加者は中間解析の無益性評価の結果に基づく本剤投与中断までに得られたデータが対象とされた。
a)性別及び測定時の年齢(18歳未満、18歳以上)を調整因子として、新規HOが認められた身体領域数がポアソン分布に従うとして年換算新規HO発現率を推定し、正規分布を仮定して身体領域で調整した新規HOあたりの容積(mm3)の平方根変換値/1000を推定し、年換算新規HO発現率と新規HOあたりの容積の平方根変換値/1000の複合分布により年換算新規HO容積を推定するベイズ複合ポアソンモデルに無情報事前分布を仮定することにより算出
また、事後的に実施した追加解析(新規HO容積の負の値を0に置換せず、平方根変換しない重み付き線形混合効果モデル)の結果は、下表のとおりであった。
経過観察試験
本剤群
全体集団
101
97
平均値±標準誤差(cm3)(例数)
23.7±4.9(101)
9.4±3.1(97)
最小二乗平均値[95%信頼区間]a)(cm3)
20.3[13.65, 26.89]
9.4[1.06, 17.68]
未投与群に対する減少率[95%信頼区間]a)(%)
53.8[12.30, 95.29]
成人並びに8歳以上の女児及び10歳以上の男児
79
77
25.8±6.1(79)
11.4±3.8(77)
21.5[13.04, 29.91]
11.0[0.72, 21.35]
48.6[0.01, 97.24]
HO測定が未実施であった評価時点、50%以上の身体領域においてHO容積が評価不能又は欠測の評価時点は解析から除外され、欠測値は補完せずに除外された。本剤群では、14歳未満の治験参加者は骨端線早期閉鎖に伴う本剤投与中止、14歳以上の治験参加者は中間解析の無益性評価の結果に基づく本剤投与中断までに得られたデータが対象とされた。
a)ベースラインのHO容積を年齢で除した値、治療を固定効果とし、共分散構造を分散成分のみとして治験参加者を変量効果とし、治験参加者ごとに経過観察試験と本試験で最も長い観察期間で重み付けした線形混合効果モデルにより算出
本剤を投与した8歳以上の女性及び10歳以上の男性患者86例中85例(98.8%)が副作用を発現した。主な副作用は、皮膚乾燥60例(69.8%)、口唇乾燥42例(48.8%)、脱毛症30例(34.9%)、薬疹27例(31.4%)、そう痒症26例(30.2%)、発疹19例(22.1%)、全身性そう痒症19例(22.1%)、皮膚剥脱19例(22.1%)、紅斑18例(20.9%)、ドライアイ18例(20.9%)、爪囲炎14例(16.3%)、口唇のひび割れ13例(15.1%)、皮膚擦過傷12例(14.0%)、関節痛11例(12.8%)、骨密度減少11例(12.8%)、骨端早期閉鎖10例(11.6%)、皮膚刺激10例(11.6%)、四肢痛10例(11.6%)、皮膚炎9例(10.5%)、口唇炎9例(10.5%)であった15),16) 。,,
FOP患者を対象とした海外第II相試験において骨格が未成熟注6) な患者に対して、フレアアップ発現時にのみ下表の用量(フレアアップ時投与1~4週目)を1日1回4週間、その後下表の用量(フレアアップ時投与5週目以降)を1日1回8週間(8週間経過時点でフレアアップが持続している場合は、フレアアップが消失するまで4週間単位で延長)投与した注7) 。
有効性の評価項目であるフレアアップ発現後12週時点の新規HO容積の平均値を事後的に自然経過試験の結果と比較とした結果、本剤フレアアップ時投与群(12例)で3.04cm3、未投与群(自然経過試験、32例)で9.08cm3であった。
8歳以上の女性及び10歳以上の男性で、本剤フレアアップ時投与を受けた患者32例中31例(96.9%)が副作用を発現した。主な副作用は、皮膚乾燥23例(71.9%)、そう痒症17例(53.1%)、皮膚剥脱16例(50.0%)、紅斑15例(46.9%)、発疹14例(43.8%)、口唇乾燥14例(43.8%)、全身性そう痒症13例(40.6%)、脱毛症12例(37.5%)、擦過傷12例(37.5%)、眼乾燥7例(21.9%)、四肢痛6例(18.8%)、潮紅6例(18.8%)、湿疹5例(15.6%)、鼻出血5例(15.6%)、状態悪化5例(15.6%)、水疱4例(12.5%)、口唇のひび割れ4例(12.5%)であった17) 。
体重10kg以上20kg未満
FOPは骨形成タンパク質(BMP)I型受容体であるACVR1の遺伝子変異に起因する疾患であり、FOPにおけるHO等の症状の発現にはBMPシグナル伝達経路が関与していると考えられている。BMPシグナルはACVR1の下流のシグナル伝達分子であるSmad1/5/8のリン酸化を介して伝達されるが、パロバロテンは、レチノイン酸受容体γ(RARγ)作動薬であり、RARγを介してSmad1/5/8のリン酸化を阻害することで、軟骨細胞の分化を阻害する18) 。
損傷誘発性HO及びFOPモデル動物を用いたin vivo試験で、パロバロテンは軟骨形成及びHOを阻害した19) 。
パロバロテン(Palovarotene)
4-[(1E)-2-{5,5,8,8-テトラメチル-3-[(1H-ピラゾール-1-イル)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロナフタレン-2-イル}エテニル]安息香酸
C27H30N2O2
414.54
白色の粉末
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
14カプセル[14カプセル(PTP)×1]
1) 社内資料:非臨床毒性試験(2026年2月19日承認、CTD2.6.6.6.2.2)
2) 社内資料:非臨床毒性試験(2026年2月19日承認、CTD2.6.6.6.2.3)
3) 社内資料:健康成人における単回投与試験(PVO-1A-101)(2026年2月19日承認、CTD2.7.2.2.1.4)
4) 社内資料:健康成人における反復投与試験(RB16328)(2026年2月19日承認、CTD2.7.2.2.2.1)
5) 社内資料:母集団薬物動態解析(2026年2月19日承認、CTD2.7.2.3.8)
6) 社内資料:パロバロテンの生物学的同等性試験(CLIN-60120-455)(2026年2月19日承認、CTD2.7.1.2.4)
7) 社内資料:食事の影響/投与方法の確認試験(PVO-1A-102)(2026年2月19日承認、CTD2.7.1.2.2)
8) 社内資料:ヒト生体試料を用いたIn vitro薬物動態試験(2026年2月19日承認、CTD2.7.2.3.3.3)
9) 社内資料:非臨床薬物動態試験(2026年2月19日承認、CTD2.6.4.5.2)
10) 社内資料:ヒトマスバランス試験(NP17056)(2026年2月19日承認、CTD2.7.2.2.1.2)
11) 社内資料:パロバロテンとケトコナゾールの薬物相互作用試験(NP17041B)(2026年2月19日承認、CTD2.7.2.2.2.1.3)
12) 社内資料:パロバロテンとリファンピシンの薬物相互作用試験(NP17040)(2026年2月19日承認、CTD2.7.2.2.2.1.2)
13) 社内資料:生理学的薬物動態解析(2026年2月19日承認、CTD2.7.2.3.4)
14) 社内資料:パロバロテンとミダゾラムの薬物相互作用試験(NP17055)(2026年2月19日承認、CTD2.7.2.2.2.1.4)
15) 社内資料:国際共同第III相臨床試験(2026年2月19日承認、CTD2.7.6.17)
16) 社内資料:予定される治療対象集団における年換算新規HO容積(2026年2月19日承認、CTD2.7.3.3.1.3.2)
17) 社内資料:海外第II相臨床試験(2026年2月19日承認、CTD2.7.6.15)
18) 社内資料:非臨床薬理試験(2026年2月19日承認、CTD2.6.2.2.1)
19) 社内資料:非臨床薬理試験(2026年2月19日承認、CTD2.6.2.2.2)
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