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習慣性医薬品注)
処方箋医薬品注)
通常、成人及び4歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。維持用量は1日1回4~8mgとする。なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高8mgまでとする。
通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。通常、4歳以上12歳未満の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。
単剤療法
併用療法
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用
-
なし
あり
投与方法
1日1回就寝前経口投与
開始用量
2mg/日
漸増間隔
2週間以上
1週間以上
漸増用量
維持用量
4~8mg/日
8~12mg/日
最高用量
8mg/日
12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注2)の併用
通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注3)の併用
重度の腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。代謝物の排泄が遅延するおそれがある。
重度の肝機能障害のある患者では投与しないこと。ペランパネルの血中濃度が上昇するおそれがある。,
本剤のクリアランスが低下し、消失半減期が延長することがある。,
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ラットの妊娠及び授乳期間中に投与したとき、一般状態の悪化の認められる用量(3mg/kg/日以上)で分娩及び哺育状態の異常、死亡産児数の増加、出生率及び生存率の減少、10mg/kg/日で出生児に体重抑制と形態分化の遅延がみられ、妊娠ウサギに投与したとき、体重及び摂餌量の減少が認められる用量(10mg/kg)で、早産がみられた。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。授乳ラットに投与したとき、ペランパネル又はその代謝物が乳汁中へ移行することが報告されている。
カルバマゼピン
フェニトイン
**ホスフェニトインナトリウム水和物
,,
本剤の血中濃度が低下するので、必要に応じて本剤の用量を調節すること。
相手薬剤により薬物代謝酵素CYP3Aが誘導され、本剤の代謝が促進される。
CYP3A誘導作用を有する薬剤等
フェノバルビタール
セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等
本剤の血中濃度が低下する可能性がある。
相手薬剤により薬物代謝酵素CYP3Aが誘導され、本剤の代謝が促進される可能性がある。
CYP3A阻害作用を有する薬剤
本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
相手薬剤により薬物代謝酵素CYP3Aが阻害され、本剤のクリアランスが低下する。
経口避妊薬(レボノルゲストレル)
相手薬剤の血中濃度が低下し、効果が減弱する可能性がある。
機序は不明である。
アルコール(飲酒)
精神運動機能の低下が増強することがある。
本剤及びアルコールは中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強する可能性がある。
易刺激性(6.8%)、攻撃性(3.5%)、不安(1.5%)、怒り(1.1%)、幻覚(幻視、幻聴等)(0.6%)、妄想(0.3%)、せん妄(頻度不明)等の精神症状があらわれることがある。,
5%以上
1~5%未満
1%未満
頻度不明
過敏症
発疹
瘙痒症
精神神経系
浮動性めまい(35.4%)、
傾眠(19.8%)
頭痛、運動失調、平衡障害、構語障害、痙攣
振戦、気分動揺、感覚鈍麻、嗜眠、過眠症、感情不安定、気分変化、神経過敏、健忘、記憶障害、異常行動、錯乱状態、睡眠障害、錯感覚、自殺企図、注意力障害、精神運動亢進、協調運動異常、てんかん増悪、自殺念慮、多幸気分
消化器
悪心、嘔吐
腹部不快感、腹痛、下痢、口内炎、便秘、流涎過多
肝臓
肝機能異常、γ-GTP増加、AST増加、ALT増加
血液
貧血、低ナトリウム血症、好中球減少症
眼
複視
眼振、霧視
筋骨格
筋力低下、筋肉痛
関節痛
その他
疲労、体重増加、回転性めまい、歩行障害、食欲減退、食欲亢進
心電図QT延長、異常感、倦怠感、尿中蛋白陽性、体重減少、不規則月経、鼻出血、転倒、酩酊感、挫傷、無力症、発熱、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、尿失禁
上気道感染
過量投与後にみられた主な症状は、精神状態変化、激越及び攻撃的行動であった。
過量投与の際の特異的な薬物療法はない。なお、腎透析によるクリアランスの促進は期待できない。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
日本人健康成人にペランパネル2~8mgを絶食下単回経口投与注5)したときの血漿中濃度推移を図に示し、薬物動態パラメータを表に示した。ペランパネルは単回経口投与後速やかかつほぼ完全に吸収され、初回通過効果はほとんど受けない1),2)。
投与量(mg)
例数
Cmax(ng/mL)
tmax注4)(hr)
AUC(0-inf)(ng・hr/mL)
t1/2(hr)
2
6
80.8±18.4
0.750.50、1.00
2820±1200
78.9±28.3
4
150±50.3
0.880.50、2.00
8750±2000
94.8±36.6
203±28.9
1.000.75、2.00
8790±3120
60.6±23.2
8
200±35.1
0.750.50、2.00
11100±4510
75.8±28.7
(Mean±S.D.)
日本人健康成人に細粒1% 0.4g又は錠4mg(いずれもペランパネルとして4mg)を絶食下単回経口投与したときの血漿中濃度推移を図に示し、薬物動態パラメータを表に示した。細粒1% 0.4gと錠4mgは生物学的に同等であることが確認された3)。
製剤
tmax注6)(hr)
AUC(0-168h)(ng・hr/mL)
細粒1%0.4g
21
152±28.3
0.750.50、3.00
5770±1340
錠4mg
154±42.6
5620±1600
日本人健康成人にペランパネル2mgを1日1回14日間又は2mgを1日1回14日間経口投与後に4mgを1日1回14日間経口投与注8)したときの、2mg及び4mg投与開始後14日における定常状態の薬物動態パラメータは下記のとおりである4)。
投与量(mg/日)
tmax注7)(hr)
AUC(0-24hr)(ng・hr/mL)
18
224±55.4
1.000.75、3.00
3670±1040
9
433±127
6850±2290
ペランパネルの主代謝経路はピリジン環、ベンゼン環、ベンゾニトリル環における酸化反応とそれに続く抱合反応である。酸化反応に関与する主なチトクロームP450分子種はCYP3Aである。ペランパネルは血中で主に未変化体として存在する2),9)。
健康成人男性8名(24~49歳)に14C-ペランパネル約4mgを単回経口投与したとき、投与後768時間までに投与放射能の28%が尿中から、69%が糞中から回収された2)(外国人データ)。
プラセボ対照試験でペランパネル12mg/日までの用量を投与された日本人を含む患者(部分発作又は強直間代発作)を対象とした母集団薬物動態解析において、ペランパネルのみかけのクリアランスにクレアチニンクリアランス(範囲:38.6~160mL/min)の有意な影響は認められなかった11)。
軽度(Child-Pugh A群)及び中等度(Child-Pugh B群)の成人の肝機能障害患者それぞれ6例にペランパネル1mgを摂食下単回経口投与したとき、それぞれの被験者背景に対応する健康成人と比較して非結合型ペランパネルのAUC(0-inf)はそれぞれ81%及び228%増加、みかけのクリアランスは45%及び70%低下した。t1/2は軽度及び中等度の肝機能障害患者でそれぞれ306時間及び295時間、対照となる健康成人ではそれぞれ125時間及び139時間であり、肝機能障害患者で延長が見られた。重度(Child-Pugh C群)の肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない12)(外国人データ)。,,,
総ペランパネルのCmax(ng/mL)
非結合型ペランパネルのAUC(0-inf)注9)(ng・hr/mL)
非結合型ペランパネルのCL/F注9)(mL/min)
健康成人注10)
20.1±5.37
54.4±22.849.2
388±249339
125±56.2
軽度肝機能障害患者
15.3±8.64
111±95.888.8
220±117188
306±275
健康成人注11)
21.0±5.92
52.8±36.742.5
487±338392
139±145
中等度肝機能障害患者
16.3±3.40
141±20.6139
121±18.0120
295±116
抗てんかん薬
ペランパネルの血漿中濃度に及ぼす抗てんかん薬の影響
抗てんかん薬の血漿中濃度に及ぼすペランパネルの影響
66%低下
<10%低下
クロバザム
影響なし
クロナゼパム
ラモトリギン
レベチラセタム
18%低下
49%低下
トピラマート
バルプロ酸
ゾニサミド
健康成人26名において、ケトコナゾール400mg/日を反復経口投与時にペランパネル1mgを単回経口投与したとき、単独投与時と比較してペランパネルのAUC(0-inf)は20%増加し、t1/2は15%延長した。Cmaxに影響は認められなかった15)(外国人データ)。
健康成人35名において、ペランパネル6mg/日を反復経口投与時にミダゾラム4mgを単回経口投与したとき、単独投与時と比較してミダゾラムのCmaxは15%低下し、AUC(0-inf)は13%減少した16)(外国人データ)。
健康成人女性28名において、ペランパネル8mg/日を反復経口投与時に経口避妊薬を単回投与したとき、単独投与時と比較してエチニルエストラジオール及びレボノルゲストレルのCmax及びAUC(0-24hr)に影響は認められなかった。ペランパネル12mg/日を反復経口投与時に経口避妊薬を単回投与したとき、単独投与時と比較してレボノルゲストレルのCmax及びAUC(0-24hr)がそれぞれ43%低下及び41%減少した。エチニルエストラジオールのCmaxの低下幅は20%未満であり、AUC(0-24hr)は影響を受けなかった。健康成人女性24名において、経口避妊薬を反復投与時にペランパネル6mgを単回経口投与したとき、単独投与時と比較してペランパネルのCmax及びAUC(0-72hr)に影響は認められなかった17)(外国人データ)。
健康成人35名において、ペランパネル4~12mg/日を単回経口投与時に、アルコールを単回経口投与したとき、アルコール単独投与時と比較して精神運動機能の低下が認められた。健康成人22名において、ペランパネル12mg/日を反復経口投与時にアルコールを単回経口投与したとき、アルコール単独投与時と比較して精神運動機能は低下し、怒り、混乱及び抑うつは増悪した18)(外国人データ)。
ヒト肝ミクロソームにおいて、ペランパネルは30μmol/Lの濃度でCYP2C8及びUGT1A9に弱い阻害活性を示した。ヒト初代培養肝細胞系において、CYP2B6に対してペランパネルは30μmol/Lの濃度で、CYP3Aに対して3~30μmol/Lの濃度範囲で弱い誘導能を示した19)(in vitro)。
12歳以上の部分発作(二次性全般化発作を含む)を有する未治療のてんかん患者89例(うち日本人43例)を対象に本剤4~8mg/日を26週間就寝前に経口投与する非盲検非対照試験(単剤療法)を実施した。その結果、有効性の主要な解析対象において、主要評価項目である4mg治療維持期26週間における部分発作に対する完全発作消失割合は、63.0%(46/73例)であった。また、副次評価項目である4又は8mg治療維持期26週間における部分発作に対する完全発作消失割合は、74.0%(54/73例)であった。本剤が投与された安全性解析対象症例89例において、副作用は56.2%(50/89例)に認められた。主な副作用は、浮動性めまいが32.6%(29/89例)、傾眠が11.2%(10/89例)であった20)。
12歳以上の部分発作(二次性全般化発作を含む)を有するてんかん患者710例(うち日本人245例)を対象に本剤4mg/日、8mg/日、12mg/日又はプラセボを19週間就寝前に経口投与する二重盲検比較試験(他の抗てんかん薬との併用療法)を実施した。その結果、主要評価項目である28日あたりの部分発作頻度減少率は次表のとおりであり、プラセボ群と本剤8mg/日群及び12mg/日群で統計学的な有意差が認められた。なお、各群における50%レスポンダー率(28日あたりの発作回数が観察期と比べて50%以上改善した患者の割合)は、プラセボ群19.4%(34/175例)、4mg/日群23.0%(40/174例)、8mg/日群36.0%(63/175例)、12mg/日群43.3%(78/180例)であった。
例数注13)
部分発作頻度変化率
有意差検定注16)
発作頻度変化率(%)注14)
プラセボ群との中央値の差注15)[95%信頼区間]
プラセボ群
175
-10.76
4mg/日群
174
-17.32
-5.09[-14.112、4.519]
0.2330
8mg/日群
-28.95
-16.45[-25.683、-7.251]
0.0003
12mg/日群
180
-38.03
-24.95[-33.878、-16.235]
<0.0001
また、治療期のあとに最大12mg/日まで投与した結果、有効性は長期(最大75週間)にわたり維持された。
例数注18)
中央値
最小値、最大値
治療期
529
-26.57
-100.0、809.4
投与開始20~23週目注17)
440
-36.72
-100.0、5851.9
投与開始24~29週目注17)
434
-43.26
-100.0、2055.8
投与開始30~47週目注17)
407
-46.15
-100.0、1367.1
投与開始48~55週目注17)
338
-53.85
-100.0、700.8
投与開始56~63週目注17)
121
-40.00
-100.0、657.9
投与開始64~75週目注17)
114
-38.28
-100.0、521.1
本剤が投与された安全性解析対象症例531例において、副作用は57.6%(306/531例)に認められた。本剤投与群における主な副作用は、浮動性めまい、傾眠、易刺激性、頭痛、疲労等であった21)。
事象名
プラセボ群(n=176)
本剤群
4mg/日群(n=176)
8mg/日群(n=175)
12mg/日群(n=180)
全体(n=531)
いずれかの副作用
52(29.5%)
81(46.0%)
97(55.4%)
128(71.1%)
306(57.6%)
浮動性めまい
8(4.5%)
39(22.2%)
49(28.0%)
73(40.6%)
161(30.3%)
傾眠
17(9.7%)
27(15.3%)
30(17.1%)
30(16.7%)
87(16.4%)
易刺激性
1(0.6%)
7(4.0%)
6(3.3%)
20(3.8%)
頭痛
5(2.8%)
3(1.7%)
10(5.7%)
16(3.0%)
疲労
5(2.9%)
8(4.4%)
攻撃性
0
13(2.4%)
歩行障害
2(1.1%)
12(2.3%)
体重増加
4(2.3%)
4(2.2%)
11(2.1%)
4歳以上12歳未満のコントロール不十分な小児てんかん患者180例注19)(うち日本人65例)を対象に本剤(最大12mg/日)を23週間就寝前に経口投与する非盲検非対照試験(他の抗てんかん薬との併用療法)を実施した。その結果、日本人集団65例における28日間あたりの部分発作頻度変化率の中央値は、‒36.97%(95%信頼区間:‒52.55%、‒25.48%)であった。また、全体集団148例における28日間あたりの部分発作頻度変化率の中央値は‒40.11%(95%信頼区間:‒52.55%、‒31.38%)であった。本剤が投与された安全性解析対象症例180例において、副作用は68.9%(124/180例)に認められた。主な副作用は、傾眠が22.2%(40/180例)、浮動性めまいが12.8%(23/180例)、易刺激性が11.7%(21/180例)、攻撃性が9.4%(17/180例)であった22)。
12歳以上の強直間代発作を有するてんかん患者164例(うち日本人11例)を対象に本剤(最大8mg/日)又はプラセボを17週間就寝前に経口投与する二重盲検比較試験(他の抗てんかん薬との併用療法)を実施した。その結果、主要評価項目である28日あたりの強直間代発作頻度減少率は下表のとおりであり、プラセボ群と本剤群で統計学的な有意差が認められた。なお、各群における50%レスポンダー率(28日あたりの発作回数が観察期と比べて50%以上改善した患者の割合)は、プラセボ群39.5%(32/81例)、本剤群64.2%(52/81例)であった。
例数注20)
強直間代発作頻度変化率
有意差検定注23)
発作頻度変化率(%)注21)
プラセボ群との中央値の差注22)[95%信頼区間]
81
-38.38
-76.47
-30.81[-45.490、-15.244]
また、治療期のあとに最大12mg/日まで投与した結果、有効性は長期(最大127週間)にわたり維持された。
例数注25)
治療期(用量漸増期)
68
-74.60
-100.0、140.0
治療期(用量維持期)
-82.50
-100.0、18.3
投与開始18~23週目注24)
-93.09
-100.0、166.7
投与開始24~36週目注24)
66
-84.75
-100.0、117.9
投与開始37~49週目注24)
64
-87.36
-100.0、66.2
投与開始50~62週目注24)
58
-85.52
-100.0、23.1
投与開始63~75週目注24)
30
-100.00
投与開始76~88週目注24)
-100.0、33.3
投与開始89~101週目注24)
14
-100.0、51.1
投与開始102~114週目注24)
13
-100.0、219.8
投与開始115~127週目注24)
-89.74
-100.0、-66.9
本剤が投与された安全性解析対象症例81例において、副作用は69.1%(56/81例)であった。本剤投与群における主な副作用は、浮動性めまい、疲労、頭痛、易刺激性、傾眠等であった23)。
プラセボ群(n=82)
本剤群(n=81)
37(45.1%)
56(69.1%)
5(6.1%)
24(29.6%)
2(2.4%)
9(11.1%)
6(7.3%)
4(4.9%)
1(1.2%)
7(8.6%)
3(3.7%)
回転性めまい
6(7.4%)
嘔吐
5(6.2%)
悪心
ペランパネルは、シナプス後膜に主として存在するAMPA(α-amino-3-hydroxy-5-methyl-4-isoxazolepropionic acid)型グルタミン酸受容体に選択的な非競合的拮抗剤として抗てんかん作用を発揮すると推定されている24)。
ペランパネル水和物(Perampanel Hydrate)
2-(6'-Oxo-1'-phenyl-1',6'-dihydro[2,3'-bipyridin]-5'-yl)benzonitrile 3/4hydrate
C23H15N3O・3/4H2O
362.90
ペランパネル水和物は白色~黄白色の粉末である。本品はN-メチル-2-ピロリドンに溶けやすく、アセトニトリルにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。
180℃
log P=2.86(1-オクタノール/水系)
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
1) 社内資料:日本人単回投与試験(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.10) [FYC-0001]
2) 社内資料:マスバランス試験(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.40) [FYC-0002]
3) 社内資料:細粒剤と錠剤の生物学的同等性試験(2020年1月23日承認、CTD 2.7.6.1) [FYC-0443]
4) 社内資料:日本人反復投与試験(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.13) [FYC-0003]
5) 社内資料:食事効果試験(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.1) [FYC-0004]
6) 社内資料:食事効果並びに投与タイミング検討試験(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.2) [FYC-0005]
7) 社内資料:ペランパネルのin vitroヒト血漿蛋白結合率(2016年3月28日承認、CTD 2.6.4.4.3) [FYC-0006]
8) 社内資料:ラットにペランパネルを単回投与したときの組織分布(2016年3月28日承認、CTD 2.6.4.4.1) [FYC-0007]
9) 社内資料:ペランパネルのin vitro代謝(2016年3月28日承認、CTD 2.6.4.5.2) [FYC-0008]
10) 社内資料:高齢者における単回投与試験(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.14) [FYC-0009]
11) 社内資料:プラセボ対照試験で日本人を含む部分発作又は強直間代発作を有するてんかん患者を対象とした母集団薬物動態解析(2016年3月28日承認、CTD 2.7.2.2.2.6.4) [FYC-0010]
12) 社内資料:肝機能障害患者における薬物動態試験(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.15) [FYC-0011]
13) 社内資料:薬物相互作用試験(カルバマゼピン)(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.17) [FYC-0012]
14) 社内資料:プラセボ対照試験で部分発作を有するてんかん患者を対象とした母集団薬物動態解析(2016年3月28日承認、CTD 2.7.2.2.2.6.3) [FYC-0013]
15) 社内資料:薬物相互作用試験(ケトコナゾール)(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.16) [FYC-0014]
16) 社内資料:薬物相互作用試験(ミダゾラム)(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.18) [FYC-0015]
17) 社内資料:薬物相互作用試験(経口避妊薬)(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.20) [FYC-0016]
18) 社内資料:薬物相互作用試験(アルコール)(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.26) [FYC-0017]
19) 社内資料:ペランパネルのin vitro相互作用(2016年3月28日承認、CTD 2.6.4.5.3) [FYC-0018]
20) 社内資料:日本人を含む部分発作を有する未治療のてんかん患者を対象とした単剤療法の第Ⅲ相試験(2020年1月23日承認、CTD 2.7.6.3) [FYC-0444]
21) 社内資料:日本人を含む部分発作を有するてんかん患者を対象とした第Ⅲ相試験(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.33) [FYC-0019]
22) 社内資料:日本人を含むコントロール不十分な部分発作又は強直間代発作を伴う小児てんかん患者(4歳以上12歳未満)を対象とした第Ⅲ相試験(2020年1月23日承認、CTD 2.7.6.4) [FYC-0445]
23) 社内資料:日本人を含む強直間代発作を有するてんかん患者を対象とした第Ⅲ相試験(2016年3月28日承認、CTD 2.7.6.34) [FYC-0020]
24) 社内資料:AMPA受容体の非競合的拮抗作用(2016年3月28日承認、CTD 2.6.2.2.1) [FYC-0027]
25) 社内資料:音誘発痙攣に対する作用(2016年3月28日承認、CTD 2.6.2.2.4.2) [FYC-0021]
26) 社内資料:最大電撃痙攣に対する作用(2016年3月28日承認、CTD 2.6.2.2.4.3) [FYC-0022]
27) 社内資料:ペンチレンテトラゾール誘発痙攣に対する作用(2016年3月28日承認、CTD 2.6.2.2.4.4) [FYC-0023]
28) 社内資料:GAERSにおける作用(2016年3月28日承認、CTD 2.6.2.2.4.7) [FYC-0024]
29) 社内資料:角膜キンドリングに対する作用(2016年3月28日承認、CTD 2.6.2.2.4.5) [FYC-0025]
30) 社内資料:扁桃核キンドリングに対する作用(2016年3月28日承認、CTD 2.6.2.2.4.6) [FYC-0026]
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