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日本薬局方
フロプロピオンカプセル
通常成人は、1回1~2錠(フロプロピオンとして1回40~80mg)を1日3回毎食後経口投与する。泌尿器科においては、1回2錠を1日3回毎食後経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。
通常成人は、1回1錠(フロプロピオンとして1回80mg)を1日3回毎食後経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。なお、尿路結石以外に対する通常の用法及び用量はフロプロピオンとして1回40~80mg1日3回毎食後経口投与する。
通常成人は、1回1~2カプセル(フロプロピオンとして1回40~80mg)を1日3回経口投与する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に高齢者では生理機能が低下している。
0.1~5%未満
消化器
悪心・嘔気、胸やけ、腹部膨満感
過敏症
発疹
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
健康成人男子12名に、コスパノンカプセル40mg 6カプセル(フロプロピオンとして240mg注1) )を絶食下単回経口投与し、血漿中の未変化フロプロピオン濃度を測定した。投与後1時間で最高血漿中濃度は約9μg/mLを示し、以後経時的に低下し、24時間後にはほとんど血漿中から消失した。
慢性の腹痛、悪心、食欲不振を有する胆膵疾患を対象とした二重盲検試験で本剤の有用性が認められている1) 。胆道ジスキネジー、胆石症、胆のう炎、胆のう剔出後遺症、膵炎、尿路結石を対象として鎮痙効果をみた二重盲検試験及び一般臨床試験、1,036症例において、本剤の有用性が認められている。
本剤の尿管結石排出促進効果について、自然排石群を対照群として、レトロスペクティブに比較検討した。初発症状・投薬開始から10日目以降の累積排石率は、20、30、60、90、120日の各時点とも有意に本剤投与群が高かった2) 。
COMT(Catechol-o-methyl-transferase)阻害によるアドレナリン作動性作用と、抗セロトニン作用に基づくものとされている。
本薬の鎮痙作用を、イヌ、モルモット及びラットにて検討した結果、消化管平滑筋とともに膵胆道、尿路系平滑筋の痙縮緩解作用を示した3),4) 。
本薬4、8、16、32mg/kgをイヌへ静注したところ、全ての用量でオッジ筋を弛緩させ、胆汁・膵液の十二指腸への排出を促進して膵胆道内圧を低下させた5) 。
フロプロピオン(Flopropione)
1-(2,4,6-Trihydroxyphenyl)propan-1-one
C9H10O4
182.17
フロプロピオンは白色~微黄褐色の結晶性の粉末である。本品はN,N-ジメチルホルムアミドに極めて溶けやすく、メタノール又はエタノール(99.5)に溶けやすく、水にほとんど溶けない。
177~181℃
100錠[10錠(PTP)×10]
100錠[10錠(PTP)×10]、1,000錠[10錠(PTP)×100]
100カプセル[10カプセル(PTP)×10、乾燥剤入り]、1,000カプセル[10カプセル(PTP)×100、乾燥剤入り]
1) 三好秋馬:内科宝函, 1967;14(6):79-83[CSP-0076]
2) 村田庄平ら:西日本泌尿器科, 1975;37(1):157-159[CSP-0097]
3) 井上俊一ら:現代の臨床, 1967;1(11):764-769[CSP-0043]
4) 市河三太ら:日本平滑筋学会雑誌, 1968;4(2):151-159[CSP-0046]
5) 勝井五一郎ら:応用薬理, 1968;3(2):113-119[CSP-0048]
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