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処方箋医薬品注)
(1)ビタミンB12欠乏症の予防及び治療
(2)ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦等)
(3)巨赤芽球性貧血
(4)広節裂頭条虫症
(5)悪性貧血に伴う神経障害
(6)吸収不全症候群(スプルー等)
(7)下記疾患のうち、ビタミンB12の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(7)の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
通常成人1回1管(ヒドロキソコバラミンとして1,000μg)までを筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
ショック様の過敏症があらわれることがある。
組織・神経等への影響を避けるため、以下の点に注意すること。
ビタミンB12は、メチルマロニルCoAとサクシニルCoA間の異性化反応に関与、また、核酸合成、メチル基転移、アミノ酸・蛋白代謝ならびに糖質・脂質代謝に関与し、重要な役割を果たす1)。
ビタミンB12欠乏により血液学的変化として巨赤芽球性貧血があらわれ、ビタミンB12欠乏による巨赤芽球においてはDNA合成障害が認められる。ビタミンB12は核酸合成に関与する他、ヘム合成の前段階としてのメチルマロニルCoAからサクシニルCoAへの転換反応に関与している1)。また、本剤は正常骨髄の成熟好中球の遊出を促進して末梢白血球を増加させるとともに、骨髄内細胞の分裂促進、障害骨髄の回復促進作用が認められている(ラット)2)。
ビタミンB12は神経細胞、特に核、Nissl物質、原線維の完全な保持に必須のビタミンで、ビタミンB12欠乏により中枢・末梢神経において神経細胞の萎縮・変性、髄鞘の膨脹を伴う神経線維の腫脹、ついで軸索の破壊、髄鞘の崩壊が起こり神経症状を発症させる3)。実験的には、神経線維の成長促進、glia細胞の増殖促進(in vitro)、神経の再生促進(ウサギ)等の作用が認められている4)。
ヒドロキソコバラミン酢酸塩(Hydroxocobalamin Acetate)
Coα-[α-(5,6-Dimethyl-1H-benzimidazol-1-yl)]-Coβ-hydroxocobamide monoacetate
C62H89CoN13O15P・C2H4O2
1406.41
暗赤色の結晶又は粉末で、においはない。水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
1mL×50管
1) 内野治人:新ビタミン学 日本ビタミン学会.1969;388-396
2) 力丸龍宣, 他:臨牀と研究.1968;45(11):2544-2547
3) 陳 震東:実験治療.1966;414:227-229
4) 中沢恒幸, 他:ビタミン.1966;34(6):576-586
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