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処方箋医薬品注)
ビタミンB1を併用せずに高カロリー輸液療法を施行すると重篤なアシドーシスが発現することがあるので、必ずビタミンB1を併用すること。ビタミンB1欠乏症と思われる重篤なアシドーシスが発現した場合には、直ちに100~400mgのビタミンB1製剤を急速静脈内投与すること。また、高カロリー輸液療法を施行中の患者では、基礎疾患及び合併症に起因するアシドーシスが発現することがあるので、症状があらわれた場合には高カロリー輸液療法を中断し、アルカリ化剤の投与等の処置を行うこと。,
経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、カロリー補給に用いる。
経中心静脈輸液療法の開始時で、耐糖能が不明の場合や耐糖能が低下している場合の開始液として、あるいは侵襲時等で耐糖能が低下しており、ブドウ糖を制限する必要がある場合の維持液として用いる。500mLに10~12%アミノ酸注射液50~100mLを加えてよく混合し、小児の開始液又は維持液とする。通常、次に示した量の開始液又は維持液を小児に24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
年齢
1歳未満
1~5歳
6~10歳
11~15歳
体重1kg当たりの1日の投与量(mL/kg体重/日)
80~150
80~130
60~100
35~60
なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。
経中心静脈輸液療法の維持液として用いる。500mLに10~12%アミノ酸注射液100~200mLを加えてよく混合し、小児の維持液とする。通常、次に示した量の維持液を小児に24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
高カロリー輸液療法施行中にビタミンB1欠乏により重篤なアシドーシスが起こることがあるので、必ず必要量(1日3mg以上を目安)のビタミンB1を併用すること。,
アシドーシスが悪化するおそれがある。
血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
高血糖等の耐糖能異常を起こすおそれがある。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質代謝等が著しく障害されているため、心負荷増大のおそれがある。
水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。
カテーテルが二次感染巣となることがあり、敗血症さらには敗血症性ショックを起こすおそれがある。
投与しないこと。,
水分、電解質の過剰投与や、混注するアミノ酸注射液によりアミノ酸の代謝産物である尿素等の滞留がおこるおそれがある。,,
水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
投与しないこと。混注するアミノ酸注射液によるアミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化する又は誘発されるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
ジギタリス製剤
ジギタリス中毒(不整脈等)の症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
カルシウムがジギタリス製剤の作用を増強するおそれがある。
重篤なアシドーシスがあらわれることがある。,
過度の高血糖、高浸透圧利尿、口渇があらわれた場合には、インスリン投与等の適切な処置を行うこと。,
5%以上
頻度不明
肝臓
AST上昇、ALT上昇
Al-P上昇
電解質代謝
高カリウム血症、高ナトリウム血症
経中心静脈栄養療法の適応となる小児(0~15歳)70例を対象に、開始液としてリハビックス-K1号輸液500mLと市販の10%アミノ酸注射液100mLの混合液を2~3日間投与後、維持液としてリハビックス-K2号輸液500mLと10%アミノ酸注射液200mLの混合液を7日間以上、それぞれ年齢に応じた投与量で投与した。各症例において体重、血清総蛋白、窒素平衡は維持あるいは改善し、栄養状態の改善が認められ、全般的改善度は、全評価可能症例53例中、「中等度」以上で86.8%(46/53例)、「軽度改善」以上では100%であった。安全性解析対象症例54例(評価可能症例53例に中止症例のうち副作用報告のあった1例を含む)の副作用発現頻度は、11.1%(6/54例)で、主な副作用はAST、ALT上昇9.3%(5/54例)であった1)。
経中心静脈栄養療法の適応となる小児(0~15歳)134例を対象に、開始液としてリハビックス-K1号輸液500mLと市販の10~12%アミノ酸注射液100mLの混合液を2~3日間投与後、維持液としてリハビックス-K2号輸液500mLと10~12%アミノ酸注射液200mLの混合液を7日間以上、それぞれ年齢に応じた投与量で投与した。患者の栄養状態は維持あるいは改善し、電解質の血清中濃度はいずれも正常範囲内に維持され、全般的改善度は、評価可能症例118例に中止症例のうち患者側又は薬剤による7例を加えた125例中、「中等度」以上で88%(110/125例)、「軽度改善」以上では99.2%(124/125例)であった。安全性解析対象症例125例(評価可能症例118例に中止症例のうち患者側又は薬剤による7例を含む)の副作用発現頻度は、17.6%(22/125例)で、主な副作用はAST、ALT上昇等の肝機能障害14.4%(18/125例)であった2)。
本剤は水分、電解質、カロリーの補給効果を示す。
ラットの中心静脈内に本剤と市販のアミノ酸注射液及び総合ビタミン製剤の混合液をリハビックス-K1号輸液、リハビックス-K2号輸液の順に、投与速度2mL/rat/hrで14日間点滴注入し、体重の推移、窒素出納及び電解質出納を検討した結果、体重の順調な増加、正の窒素出納、正のリン、カルシウム、マグネシウム出納を示し、栄養学的効果が認められた3)。
500mL×20袋(プラスチックバッグ)
1) 遠藤昌夫, 他:診療と新薬.1987;24(6):1151-1172
2) 遠藤昌夫, 他:診療と新薬.1987;24(6):1173-1199
3) 森 昭, 他:薬理と治療.1987;15(5):1967-2005
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