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処方箋医薬品注)
慢性腎不全における透析型人工腎臓の灌流液として用いる。(無糖の透析液では、血糖値管理の困難な患者及び他の重炭酸型透析液では、高カリウム血症、高マグネシウム血症の改善が不十分な場合、又は高カルシウム血症を起こすおそれのある場合に用いる。)
用時、本剤のB剤1容に対し水26容を加えて希釈し、この希釈液34容に対してA剤1容を加えて希釈して用いる。用量は、透析時間により異なるが、通常、灌流液として150~300Lを用いる。
酢酸による末梢血管拡張作用、心機能抑制作用により、血圧低下等があらわれるおそれがある。
骨塩量を定期的に測定し、低下する場合はカルシウム濃度の高い透析液を用いること。骨塩量が低下することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
ジギタリス強心配糖体
ジギタリス中毒を起こすおそれがある。
本剤を使用した透析により、血清カリウム値が低下する可能性がある。
0.1~5%未満
頻度不明
循環器
血圧低下
ショック、血圧上昇
代謝・電解質異常
低カリウム血症
低血糖、高血糖、骨粗鬆症、骨軟化症、線維性骨炎、異所性石灰沈着症
肝臓
AST上昇、ALT上昇、LDH上昇
消化器
口渇
その他
不均衡症候群(意識混濁、痙攣、悪心、嘔吐、頭痛、不快・倦怠等)
血液透析療法を受けている安定期の慢性腎不全患者169例を対象に、本剤を用いて1カ月以上治療を行い、体重、血圧、各種血液検査項目の測定並びに透析時の臨床症状を観察し、本剤の有効性及び安全性を検討した。解析対象症例(164例)の全般的改善度は「中等度改善」以上で94.5%(155/164例)であった。副作用発現率は3.7%(6/164例)であり、血圧低下・気分不快が3例、胸部痛・頭痛が2例、低カリウム血症が1例であった1)。
血液透析療法を受けている安定期の慢性腎不全患者192例を対象に、同一症例に時期を変えて、12週間の比較試験を行った。本剤と対照薬A剤の比較は81例(A試験)で、本剤と対照薬B剤の比較は111例(B試験)であった。血糖値、血清電解質、透析中の症状、代謝老廃物除去効果等を評価した結果、有効性解析対象症例(A試験:78例、B試験:109例)の全般的改善度は「中等度改善」以上でA試験82.1%(64/78例)、B試験91.7%(100/109例)であった。副作用はB試験のみで認められ、安全性解析対象症例(110例)の副作用発現頻度は、2.7%(3例/110例)3件(血清カリウムの低下による胸痛1件、全身倦怠感1件、筋痙攣1件)であった2)。
透析液は血液透析療法に用いられ、透析液と血液が透析器の透析膜を介して接することで拡散と限外濾過を行い体液の異常を是正する。
(A剤・B剤)×1
1) 三村信英, 他:腎と透析.1988;25(1):151-159
2) 三村信英, 他:腎と透析.1988;25(2):355-377
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