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処方箋医薬品注)
高アンモニア血症
L-アルギニンL-グルタミン酸塩として、通常成人1日2~20gを1~数回に分けて点滴静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
200mLを1時間以上かけて点滴静脈内注射をすること。
アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
全身麻酔剤
アンモニアを産生したり、アンモニア代謝排泄を抑制する可能性がある。
肝におけるアンモニア代謝を阻害することがある。
イソニアジド
血中アンモニア濃度を増大させることを示唆する報告がある。
イオン交換樹脂製剤
アンモニア毒性を増悪するといわれているが詳細は不明である。
利尿剤
血中カリウム値の低下により代償的にアンモニアの上昇が生じるとの説がある。
頻度不明
消化器
悪心・嘔吐等
循環器
動悸、胸部不快感
精神神経系
しびれ感、顔面のつっぱり感、熱感、頭痛等
針は、ゴム栓の刻印部(凹部)に垂直にゆっくりと刺すこと。斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある。また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。
アルギニンは肝尿素サイクル(オルニチンサイクル)基質の一つで、肝アルギナーゼ活性化を促進させ、生体内のアンモニアを尿素化して除去する1)。グルタミン酸は血中に増加したアンモニアと結合してグルタミンを生成する2)。L-アルギニンL-グルタミン酸塩水和物は、アルギニン並びにグルタミン酸の作用により、血中アンモニアを低下させる。
CCl4障害ラット、Eck瘻イヌ及び卵黄感作ラットにornithine-aspartate、glutathione-ornithine、arginine、glutamate、arginine-glutamate(L-アルギニンL-グルタミン酸塩水和物)及びATPを単独あるいは併用投与し、その後NH4Cl負荷を行い、血中アンモニアの変動をみた実験において、arginine-glutamate及びこれとornithine-aspartateの併用投与に明らかな血中アンモニア低下作用がみられた3)。
CCl4及びエチオニン障害ラットでは肝アルギナーゼ活性及びarginine量がほぼ平行して低下減少するが、これにarginine(5.6mmol/L/kg)を投与すると、アルギナーゼ活性は著明に回復した1)。
L-アルギニンL-グルタミン酸塩水和物(L-Arginine L-Glutamate Hydrate)
(2S)-2-amino-5-(diaminomethylideneamino)pentanoic acid;(2S)-2-aminopentanedioic acid
C6H14N4O2・C5H9NO4・xH2O
321.33(無水物)
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがあり、特異な味がある。水又はギ酸に溶けやすく、氷酢酸に極めて溶けにくく、メタノール、エタノール又はエーテルにほとんど溶けない。希塩酸に溶ける。
200mL×30袋(プラスチックバッグ)
1) 王子喜一, 他:内科.1958;1(5):864-871
2) 木谷威男, 他:綜合臨牀.1959;8(3):365-375
3) 海藤 勇, 他:肝臓.1968;9(6):561-562
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