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処方箋医薬品注)
糖尿病診断時の糖負荷試験に用いる。
ブドウ糖として、通常成人1回50g、75g又は100gを経口投与する。小児には体重kg当り1.75g(5.25mL)を経口投与する。
妊婦及び妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
*過敏症
蕁麻疹、そう痒症、発疹、紅斑
消化器
悪心
嘔吐、下痢、腹部膨満感、腹痛
精神神経系
頭痛
王冠を栓抜きで開栓する際は、栓抜きの形状により瓶口部が破損することがあるので注意すること。使用する栓抜きは、ツメが凹形か、又は平らで滑らかなものを使用し、ツメが凸形等の瓶本体を損傷しやすいような栓抜きの使用は避けること。
(参考)糖負荷試験の判定基準1970年の日本糖尿病学会の糖負荷試験における糖尿病診断基準委員会及び1999年の糖尿病診断基準検討委員会が糖尿病診断に用いるため糖負荷試験の判定基準として勧告した基準値は次のとおりである。
正常域
糖尿病域
毛細管血
静脈血
空腹時値
100以下
-
1時間値
160以下
140以下
180以上
160以上
2時間値
120以下
110以下
150以上
判定
すべてを満たすものを正常型とする。
ともに満たすものを糖尿病型とする。
正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする。
(真糖値mg/dL)
140以上
130以上
静脈血漿
毛細血管全血
静脈全血
<110
<100
≧126
≧110
(<6.1)
(<5.6)
(≧7.0)
(≧6.1)
<140
<120
≧200
≧180
(<7.8)
(<6.7)
(≧11.1)
(≧10.0)
両者を満たすものを正常型とする。
いずれかを満たすものを糖尿病型とする。
(mg/dL、カッコ内はmmol/L)
静脈血漿随時血糖値≧200mg/dL(≧11.1mmol/L)の場合も糖尿病型とみなす。正常型であっても、静脈血漿1時間値が180mg/dL(10.0mmol/L)以上の場合は、180mg/dL未満のものに比べて糖尿病に悪化する危険が高いので、境界型に準じた取り扱い(経過観察など)が必要である。(静脈血漿1時間値>180mg/dLに相当する毛細血管全血値は>180mg/dL(10.0mmol/L)、静脈全血値は>160mg/dL(8.9mmol/L)である。)
以上の血糖値はSomogyi法、ブドウ糖酸化酵素法等、いわゆる真糖測定法で測定した値を呈示したものである。Hagedorn-Jensen法、Folin-Wu法を用いた場合はこの基準にそれぞれ20mg/dLを加える。Hoffman法(Autoanalyzer法)では真糖に近い値が得られる9)。
糖尿その他の理由で糖負荷試験を行った174例を、ブドウ糖100g負荷群(52例)と本剤300mL(ブドウ糖100g相当量)負荷群(122例)に分け、血糖値と血中インスリン値を比較した結果、両群間で近似した値が得られ有意差は認められなかった11)。
本剤を用いた100g、75g、50g糖負荷試験を健常者17例及び空腹時血糖150~170mg/dLの糖尿病患者20例(100g負荷8例、75g負荷6例、50g負荷6例)に施行した結果、健常者の平均血糖曲線は負荷後3時間値を除き3法ではほとんど一致したが、平均血中インスリンは糖負荷量の増加に従い順次上昇した。一方糖尿病患者では平均血糖曲線は糖負荷量の増加とともに上昇し、3法の差が著しかったが、血中インスリンは3法間に著しい差は認められなかった12)。
経口的に取り込まれたデンプンなどの炭水化物は、消化酵素によりブドウ糖に分解され、腸から吸収されて血中に入り、生体内で利用される。血糖値の経時的変化は、糖質の消化吸収速度と血糖の調節機構に依存し、デンプン部分加水分解物摂取後、血糖値は30~60分の間に最高値となり、2時間半から3時間で空腹値に戻る13),14)。
デンプン部分加水分解物は、デンプンを酸又は酵素により部分分解したもので、ブドウ糖のほか、マルトース、オリゴ糖、デキストリン等を含む。デンプン部分加水分解物は、無色~淡黄色のシロップようの液である。
二酸化炭素を封入してあるので、衝撃、高温を与えないこと。
150mL×30瓶
225mL×20瓶
1) 池田義雄, 他:糖尿病. 1968;11(4):207-210
2) 平田幸正, 他:糖尿病. 1968;11(5):319-323
3) 葛谷覚元:トレーラン®G50臨床文献集. 1979
4) 中野恭平, 他:日本臨牀. 1972;30(6):1413-1418
5) 勝又一夫, 他:名医学. 1969;92:316-318
6) 川久保明利, 他:クリニカ. 1985;12(2):148-153
7) 青地 脩, 他:クリニカ. 1985;12(2):154-158
8) 佐藤英幸, 他:クリニカ. 1987;14(5):373-375
9) 葛谷信貞, 他:糖尿病. 1970;13(1):1-7
10) 葛谷 健, 他:糖尿病. 1999;42(5):385-401
11) 高邑裕太郎, 他:内科. 1974;33(4):702-706
12) 羽倉綾子:医学のあゆみ. 1980;113(9):709-714
13) Cantarow A., et al.:カンタロウ・トランパー臨床生化学. 東京:朝倉書店. 1959;p.1-69
14) 安沢龍徳, 他:臨床検査. 1968;12(9):650-655
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