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処方箋医薬品注)
下記の状態にある急性・慢性腎不全時のアミノ酸補給低蛋白血症、低栄養状態、手術前後
本剤は経口栄養摂取が不能又は不十分で、非経口的な栄養管理を必要とする場合に投与すること。
通常成人には1日600mLを高カロリー輸液法にて中心静脈内に持続点滴注入する。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。また、生体のアミノ酸利用効率上、投与窒素1g(本剤:100mL)当たり300kcal以上の非蛋白熱量を投与する。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
アミノ酸の過剰蓄積あるいは高アンモニア血症が誘発されるおそれがある。
症状が悪化するおそれがある。
投与しないこと。アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化する又は誘発されるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
発疹
消化器
悪心・嘔吐
循環器
胸部不快感、動悸
肝臓
AST・ALT・γ-GTP・Al-P・LDH・LAP・総ビリルビン上昇等の肝機能検査値異常、高アンモニア血症
腎臓
BUNの上昇、クレアチニンの上昇
大量・急速投与
アシドーシス
その他
下肢浮腫、口渇、高カリウム血症
頭痛、悪寒、発熱、熱感、血管痛
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
健康成人男性9例に本剤200mLあるいは400mLを末梢静脈より100mL/hrの速度で投与した結果、必須アミノ酸の血清中濃度は上昇したが、投与終了後より速やかに下降し、投与終了6時間後には投与前値のレベルに復した。血清中非必須アミノ酸濃度は顕著な変動は示さなかった1)。
14C-アミノ酸を含む本剤を正常ラット及び慢性腎不全ラットに高カロリー輸液法により投与した結果、いずれの動物においても放射能は速やかに全身の組織に分布した。投与後3~72時間における血漿、筋肉、肝臓、腎臓、膵臓など主要臓器の蛋白分画への放射能の移行率は50~90%であった2)。
健康成人男性9例に本剤200mLあるいは400mLを末梢静脈より100mL/hrの速度で投与した結果、投与終了6時間目までの尿中アミノ酸の総排泄量はそれぞれ271±45mg、368±95mgであり、投与アミノ酸量に対して1.88%、1.28%が排泄された1)。14C-アミノ酸を含む本剤を正常ラット及び慢性腎不全ラットに高カロリー輸液法により投与した結果、投与後72時間までの排泄率は、呼気中はそれぞれ32%、34%、尿中はそれぞれ4.6%、4.9%であった2)。
低蛋白血症もしくは低アルブミン血症を呈する維持血液透析患者を対象とした比較試験3)において、本剤又は市販の腎不全用アミノ酸注射液(対照薬)1日200mLを1週間以上3週間以内、末梢静脈に投与した。有効性解析対象症例119例(本剤群60例、対照薬群59例)において、本剤群ではトランスフェリン及びVal/Glyの栄養指標に良好な成績が得られた。
経口摂取不能な急性・慢性腎不全患者(血液浄化療法を必要とする患者を中心)80例を対象に本剤を中心静脈内に投与した国内3試験を統合した結果、総蛋白及びアルブミン量、rapid turnover protein量等の蛋白代謝指標において良好な成績が得られ、血中アミノグラムの変動も少なかった4),5),6)。
本剤は腎不全の病態を考慮して、分岐鎖アミノ酸を45.8%、必須アミノ酸を主体としてグリシンを除く17種のアミノ酸を配合した特殊アミノ酸組成の注射剤で、アミノ酸の補給効果を示す。
慢性腎不全モデル(7/8腎摘出ラット、7/8腎動脈結紮イヌ)及び急性腎不全モデル(塩化第二水銀誘発腎不全ラット、腎全摘ラット)に、本剤を高カロリー輸液法にて投与した結果、以下の栄養学的効果が確認された7),8),9),10),11)。
低蛋白食飼育下の7/8腎摘出ラットを用いて、アミノ酸の補充効果を検討した結果、以下の栄養学的効果が確認された12)。
200mL 20袋 ソフトバッグ(脱酸素剤入り)300mL 20袋 ソフトバッグ(脱酸素剤入り)
1) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬物動態
2) 大溝治正,他:薬理と治療.1992;20(8):2835-2845
3) 太田和夫,他:JJPEN.1993;15(11):1226-1251
4) 太田和夫,他:JJPEN.1993;15(10):1043-1059
5) 岡田 正,他:JJPEN.1993;15(10):1060-1075
6) 桑山直人,他:JJPEN.1993;15(10):1076-1088
7) 浅木幸造,他:薬理と治療.1993;21(9):2927-2944
8) 中山満雄,他:薬理と治療.1993;21(9):2963-2970
9) 浅木幸造,他:薬理と治療.1993;21(9):2945-2962
10) 浅木幸造,他:薬理と治療.1993;21(9):2971-2985
11) 浅木幸造,他:薬理と治療.1993;21(9):2987-2997
12) 浅木幸造,他:薬理と治療.1993;21(9):2999-3012
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