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処方箋医薬品注)
ビタミンB1欠乏症と思われる重篤なアシドーシスが発現した場合には、直ちに100~400mgのビタミンB1製剤を急速静脈内投与すること。また、高カロリー輸液療法を施行中の患者では、基礎疾患及び合併症に起因するアシドーシスが発現することがあるので、症状があらわれた場合には高カロリー輸液療法を中断し、アルカリ化剤の投与等の処置を行うこと。
経口・経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、カロリー、アミノ酸、ビタミン補給
本剤は経中心静脈栄養法の開始時で、耐糖能が不明の場合や耐糖能が低下している場合の開始液として、あるいは侵襲時等で耐糖能が低下しており、ブドウ糖を制限する必要がある場合の維持液として用いる。用時に上下2室の隔壁と上室内にある黄褐色の小室を同時に開通し十分に混合して、開始液又は維持液とする。通常、成人には1日2000mLの開始液又は維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。
本剤は経中心静脈栄養法の維持液として用いる。用時に上下2室の隔壁と上室内にある黄褐色の小室を同時に開通し十分に混合して、維持液とする。通常、成人には1日2000mLの維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。
アシドーシスが悪化するおそれがある。
血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
高血糖等の耐糖能異常を起こすおそれがある。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質代謝等が著しく障害されているため、心負荷増大のおそれがある。
水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。
カテーテルが二次感染巣となることがあり、敗血症さらには敗血症性ショックを起こすおそれがある。
本剤の添加剤D-ソルビトールが体内で代謝されて生成した果糖が正常に代謝されず、低血糖、肝不全、腎不全等が誘発されるおそれがある。
投与しないこと。,
水分、電解質の過剰投与や、アミノ酸の代謝産物である尿素等の滞留がおこるおそれがある。,,
水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
投与しないこと。アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化する又は誘発されるおそれがある。
微量元素の血漿・全血中濃度を上昇させるおそれがある。
投与する場合には、用法・用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5000 IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3カ月から妊娠初期3カ月までにビタミンAを10000 IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある。
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
ジギタリス製剤
ジギタリス中毒(不整脈等)の症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
カルシウムがジギタリス製剤の作用を増強するおそれがある。
パーキンソン病治療薬
レボドパの作用を減弱させるおそれがある。
ピリドキシン塩酸塩は、レボドパの脱炭酸酵素の補酵素であり、併用によりレボドパの末梢での脱炭酸化を促進し、レボドパの脳内作用部位への到達量を減少させる。
ワルファリン
ワルファリンの作用を減弱させるおそれがある。
フィトナジオン(ビタミンK1)がワルファリンの作用に拮抗する。
重篤なアシドーシスがあらわれることがある。
血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
過度の高血糖、高浸透圧利尿、口渇があらわれた場合には、インスリン投与等の適切な処置を行うこと。,
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
発疹、そう痒感
顔面潮紅
代謝異常
血糖上昇
高ナトリウム血症、高カルシウム血症、高カリウム血症
消化器
悪心・嘔吐、腹痛、下痢、食欲不振
肝臓
ALT、Al-P、総ビリルビンの上昇
肝機能異常、ASTの上昇
腎臓
BUNの上昇
循環器
胸部不快感、動悸
大量・急速投与
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫、水中毒
その他
悪寒、発熱、熱感、頭痛
消化器術後患者に本剤2000mLを標準の投与量として術後7日間投与した結果、血漿アミノ酸(Asp、Thr、Ser、Glu、Gln、Pro、Gly、Met、Ile、Leu、Phe、His、Trp、Lys、Arg、Val)は術後7日目で上昇した1)。14Cで標識したブドウ糖もしくはアミノ酸を含むネオパレン2号輸液を10及び11週齢の正常ラットに持続投与した結果、ブドウ糖の血漿中放射能濃度は投与終了時に最高値を示し、投与終了3時間後には約1/3に減少し、それ以降は18.0時間の半減期で消失した2)。また、アミノ酸の血漿中放射能濃度は投与終了後3時間後に最高濃度となった後、25.3時間の半減期で消失した3)。
14Cで標識したブドウ糖もしくはアミノ酸を含むネオパレン2号輸液を10及び11週齢の正常ラットに持続投与した結果、投与終了時のブドウ糖の組織中放射能濃度は、肝臓、顎下腺、脳、膵臓及び腎臓が血漿中よりも高かった2)。また、アミノ酸の組織中放射能濃度は膵臓が最も高く、次いで顎下腺、腎臓、肝臓の順に高値を示しており、組織蛋白質画分中の放射能濃度は投与終了時に膵臓が最も高く、次いで小腸、肝臓、血漿の順であった3)。
14Cで標識したブドウ糖もしくはアミノ酸を含むネオパレン2号輸液を10及び11週齢の正常ラットに持続投与した結果、投与終了24時間までの累積放射能排泄率は、ブドウ糖標識の場合は呼気中63.6%、尿中5.7%であり4)、アミノ酸標識の場合は呼気中34.8%、尿中4.7%であった5)。
消化器術後患者101例を対象とした無作為化並行群間比較試験1)において、本剤又は市販製剤の組み合わせ(高カロリー輸液用糖・電解質・アミノ酸液及び高カロリー輸液用総合ビタミン剤)(対照薬)を1日2000mL~2200mLを標準投与量として、術後1日目(又は2日目)から3日目までは1号液(開始液)を、4日目から7日目までは2号液(維持液)を投与した。有効性解析対象症例97例(本剤群47例、対照薬群50例)において、主要評価項目とした血漿蛋白(総蛋白、アルブミン、プレアルブミン、トランスフェリン、レチノール結合蛋白)及び窒素出納は、両群で同様な推移を示した。医学的に有害であると判断された副作用の発現頻度は、本剤群で10.6%(5/47例)であり、主な副作用は、血清GPT上限値逸脱4.3%(2/47例)、血清アルカリフォスファターゼ上限値逸脱4.3%(2/47例)であった。
本剤は水分、電解質、カロリー、アミノ酸及びビタミンの補給効果を示す。
正常モデルラット、熱傷モデルラット、開腹術施行モデルラットを用いて、市販TPN製剤と市販ビタミン製剤の混合液(対照液)と比較検討した結果、同等の栄養効果、電解質補給効果、ビタミン補給効果を有すると考えられた6),7),8)。
1000mL 10袋 ソフトバッグ(脱酸素剤入り)1500mL 5袋 ソフトバッグ(脱酸素剤入り)
1) 古屋清一,他:新薬と臨床. 2004;53(2):83-121
2) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬物動態(分布)
3) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬物動態(分布)
4) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬物動態(排泄)
5) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬物動態(排泄)
6) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理(正常ラット)
7) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理(熱傷ラット)
8) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理(開腹ラット)
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