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500mLソフトバッグ
処方箋医薬品注)
1000mLソフトバッグ
下記状態時のアミノ酸、電解質、ビタミンB1及び水分の補給
本剤を投与する場合には、患者の尿量が1日500mL又は1時間当たり20mL以上あることが望ましい。
用時に隔壁を開通して上室液と下室液をよく混合する。通常、成人には1回500mLを末梢静脈内に点滴静注する。投与速度は、通常、成人500mL当たり120分を基準とし、高齢者、重篤な患者には更に緩徐に注入する。なお、年齢、症状、体重により適宜増減するが、最大投与量は1日2500mLまでとする。
アシドーシスが悪化するおそれがある。
血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
*治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。アナフィラキシーが発現するおそれがある。
投与しないこと。,
水分、電解質の過剰投与や、アミノ酸の代謝産物である尿素等の滞留がおこるおそれがある。,,
水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
投与しないこと。アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化する又は誘発されるおそれがある。
水分、電解質代謝異常が悪化する又は誘発されるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
*血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
発疹
消化器
悪心・嘔吐
循環器
胸部不快感
動悸
肝臓
AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇
総ビリルビンの上昇
大量・急速投与
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫、高カリウム血症、水中毒、アシドーシス
その他
血管痛、静脈炎
悪寒、発熱、熱感、頭痛
消化器術後患者に本剤を術後1日目から3日目は1日当たり2000mLを目安に持続投与し、術後4日目及び5日目は1日当たり1000mL以上を末梢静脈より持続投与又は間歇投与した結果、血中ビタミンB1濃度の平均値は術前と比較して術後4日目まで上昇し、術後6日目では維持しており、血中ビタミンB1濃度が28ng/mL以上となる割合は術後6日目で100%(46/46例)であった1)。14C-ブドウ糖を含む本剤を7週齢の正常ラットの尾静脈に2時間持続投与した結果、血中放射能濃度は投与終了時に最高値を示した後、約11時間の半減期で消失した2)。
14C-ブドウ糖を含む本剤を7週齢の正常ラットの尾静脈に2時間持続投与した結果、放射能は速やかに全身に分布した。投与終了時のブドウ糖の組織中放射能濃度は、肝臓で最も高く、さらに脳が血漿よりも高値を示した2)。
14C-ブドウ糖を含む本剤を7週齢の正常ラットの尾静脈に2時間持続投与した結果、放射能は主として呼気中に排泄された。投与後24時間までの排泄率は、呼気中62.8%、尿中4.9%であった3)。
消化器術後患者110例を対象とした非盲検並行群間比較試験1)において、本剤又は市販の糖・電解質・アミノ酸液(対照薬)を術後1日目から3日目は1日当たり2000mLを目安とし、術後4日目及び5日目は被験者の経口摂取状況、状態及び体重を考慮して1日当たり1000mL以上投与した。有効性解析対象症例97例(本剤群46例、対照薬群51例)において、主要評価項目とした血中ビタミンB1濃度の推移は、本剤群で術後1日目と比較して4日目以降で上昇したのに対し、対照薬群では術後1日目と比較して4日目以降で低下した。栄養評価項目(血清総蛋白、血清アルブミン、血清プレアルブミン、血清トランスフェリン、血清レチノール結合蛋白)は両群で同様に推移した。医学的に有害と判断された副作用の発現頻度は、本剤群で16.0%(8/50例)であり、主な副作用は静脈炎8.0%(4/50例)、血管痛6.0%(3/50例)であった。なお、両群ともに5日間投与を行ったが、ビタミンB1欠乏症は確認されなかった。
本剤はアミノ酸、電解質、ビタミンB1及び水分の補給効果を示す。
正常ラット、正常イヌ及びビタミンB1欠乏の開腹術侵襲ラットを用いて、ビタミンB1補給効果、栄養効果ならびに電解質補給効果を検討した。その結果、正常ラット及び正常イヌの投与後の血液中ビタミンB1濃度はいずれも投与前値レベルに維持されたこと、ビタミンB1欠乏の開腹術侵襲ラットの投与後の血液中ビタミンB1濃度は正常レベルまで回復したことより、本剤のビタミンB1補給効果が認められた。また、本剤の栄養効果及び電解質補給効果は既存の糖・電解質・アミノ酸液と同等であった4),5),6)。
500mL 20袋 ソフトバッグ(脱酸素剤入り)1000mL 10袋 ソフトバッグ(脱酸素剤入り)
1) 標葉隆三郎,他:新薬と臨床.2006;55(3):305-338
2) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬物動態(分布)
3) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬物動態(排泄)
4) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理(正常ラット)
5) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理(正常イヌ)
6) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理(開腹術侵襲ラット)
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