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処方箋医薬品注)
通常成人1回500mLを静脈内注射する。最初の24時間の投与量は20mL/kg以下とする。血栓症の予防及び治療として連続投与するときは1日10mL/kg以下とし、5日以内とする。体外循環灌流液としては10~20mL/kgを注入する。ただし、注入量は20mL/kg以下とする。なお、投与量、投与速度は年齢、体重、症状に応じて適宜増減する。
長期連用を避けること(できるだけ短期投与にとどめ、5日以内とする)。
血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
腎機能障害発現の誘因となるおそれがある。
水分が肺細胞間質に滞留し、肺水腫が悪化するおそれがある。
凝固系を抑制して出血傾向を促進するおそれがある。
ブドウ糖の投与によりカリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。
腎障害が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
腎障害を起こすおそれのあるアミノ糖系抗生物質
等
乏尿など腎に異常が認められた場合には、投与を中止し、持続的血液濾過透析法、血漿交換、血液透析等の適切な処置を行うこと。
これら抗生物質の腎毒性を増強することがある。脱水条件が加わると腎毒性がより増強される。
血圧降下、脈拍の異常、呼吸抑制等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
乏尿などの異常が認められた場合には投与を中止し、持続的血液濾過透析法、血漿交換、血液透析等の適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
血液(大量投与又は連用)
出血時間延長、出血傾向
胃腸
悪心・嘔吐
皮膚
蕁麻疹
大量・急速投与
電解質喪失
血液型判定又は交差試験を妨害することがあるので、これらの試験を行う必要がある場合には、本剤の投与前に実施することが望ましい。
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
本剤はデキストラン40の有する膠質浸透圧に基づく水分保持機能による血漿量の増加並びにコロイドによる血中滞留時間の持続により、血漿増量効果を持続させる。
ヒト赤血球を用いたin vitroの試験において、デキストラン40は赤血球表面の負電荷を増強し、赤血球凝集解離作用を示した1)。また、デキストラン40はウサギの肝臓に形成した血管内赤血球凝集を解離し、末梢血流を改善した2)。
デキストラン40は、術後ショック患者の血液粘度を低下させた3)。
脱血成犬に本剤を投与した結果、血圧、心拍数、股動脈血流量の改善維持効果が認められた4)。
通電法により両大腿動脈血栓を作成したヒツジを用いた試験において、デキストラン40は血栓予防及び溶解効果を示した5)。
デキストラン40(Dextran 40)
約40000(平均分子量)
白色の無晶性の粉末で、におい及び味はない。エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。水に徐々に溶解する。吸湿性である。
500mL 20袋 ソフトバッグ(脱酸素剤入り)
1) 青地 修,他:麻酔.1966;15(13):1308-1313
2) Gelin, L.E.,et al.:Surgery.1961;49(6):713-718
3) Yao, S.T.,et al.:Ann Surg.1966;164(6):973-984
4) 上山英明,他:新薬と臨床.1976;25(1):125-137
5) Hunt, P.S.,et al.:Med J Aust.1967;1:539-541
6) 中島徳保,他:薬学雑誌.1975;95(6):749-752
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