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処方箋医薬品注)
通常1回500mLを緩徐に静脈内に注射する。
なお、年齢、体重、症状に応じて適宜増減する。
体外循環灌流液として用いる場合は、体重kg当たりデキストラン40として2~3g(20~30mL)を注入する。
長期連用を避けること(できるだけ短期投与にとどめ、5日以内とする)。
腎機能障害発現の誘因となるおそれがある。
水分、電解質が肺細胞間質に滞留し、肺水腫が悪化するおそれがある。
凝固系を抑制して出血傾向を促進するおそれがある。
水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。
腎障害が悪化するおそれがある。
水分、電解質代謝異常が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
腎障害を起こすおそれのあるアミノ糖系抗生物質
等
乏尿など腎に異常が認められた場合には、投与を中止し、持続的血液濾過透析法、血漿交換、血液透析等の適切な処置を行うこと。
これら抗生物質の腎毒性を増強することがある。脱水条件が加わると腎毒性がより増強される。
血圧降下、脈拍の異常、呼吸抑制等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
乏尿などの異常が認められた場合には投与を中止し、持続的血液濾過透析法、血漿交換、血液透析等の適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
血液(大量投与又は連用)
出血時間延長、出血傾向
胃腸
悪心・嘔吐
皮膚
蕁麻疹
大量・急速投与
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫
血液型判定又は交差試験を妨害することがあるので、これらの試験を行う必要がある場合には、本剤の投与前に実施することが望ましい。
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
健康成人に本剤250mLを肘静脈より1時間投与した結果、血液中デキストラン40の濃度は投与終了時に312.3mg/dLに達した後、3時間後に半減し、24時間後には28.7mg/dLまで減少した1)。
外科手術患者97症例の術中及び術後に本剤を投与し、また、必要に応じて輸血を併用した。その結果、安定した血圧及び脈拍が得られ、血液性状、血清電解質バランス、酸塩基平衡の変動は、いずれも軽微で正常範囲内であった2),3),4)。
本剤はデキストラン40の有する膠質浸透圧に基づく水分保持機能による血漿量の増加並びにコロイドによる血中滞留時間の持続により、血漿増量効果を持続させる。晶質液成分である乳酸リンゲル液は、電解質を補給し、細胞外液の損失を補う。
成犬を用い、脱血及び等量の本剤注入操作を繰返して血液希釈を行った試験において、循環血漿量及び細胞外液量の増加が認められた5)。
脱血成犬において、本剤は10%デキストラン40加5%ブドウ糖液に対し、酸塩基平衡障害及び血清電解質(Na+、Cl-)濃度の減少を抑制した6)。
デキストラン40(Dextran 40)
約40000(平均分子量)
白色の無晶性の粉末で、におい及び味はない。エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。水に徐々に溶解する。吸湿性である。
250mL 20袋 ソフトバッグ500mL 20袋 ソフトバッグ
1) 小田博宗,他:新薬と臨床.1978;27(10):1853-1857
2) 後藤幸生,他:臨床泌尿器科.1969;23(1):17-22
3) 岡本喜雄,他:麻酔.1969;18(1):64-68
4) 武藤輝一,他:診断と治療.1968;56(7):1250-1257
5) 杉本 比,他:麻酔.1969;18(11):1079-1090
6) 上山英明,他:麻酔.1968;17(10):986-987
7) 中島徳保,他:薬学雑誌.1975;95(6):749-752
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