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処方箋医薬品注)
通常成人は1回500~1000mLを静脈内に注入する(6~10mL/kg体重/時間)。必要に応じ急速注入することができる。
長期連用を避けること(できるだけ短期投与にとどめ、5日以内とする)。
腎機能障害発現の誘因となるおそれがある。
水分、電解質が肺細胞間質に滞留し、肺水腫が悪化するおそれがある。
凝固系を抑制して出血傾向を促進するおそれがある。
水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。
腎障害が悪化するおそれがある。
水分、電解質代謝異常が悪化するおそれがある。
アナフィラキシー反応がみられたとの報告がある1)。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
腎障害を起こすおそれのあるアミノ糖系抗生物質
等
乏尿など腎に異常が認められた場合には、投与を中止し、持続的血液濾過透析法、血漿交換、血液透析等の適切な処置を行うこと。
これら抗生物質の腎毒性を増強することがある。脱水条件が加わると腎毒性がより増強される。
血圧降下、脈拍の異常、呼吸抑制等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
乏尿などの異常が認められた場合には投与を中止し、持続的血液濾過透析法、血漿交換、血液透析等の適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
胃腸
悪心・嘔吐
皮膚
蕁麻疹
大量・急速投与
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫
血液型判定又は交差試験を妨害することがあるので、これらの試験を行う必要がある場合には、本剤の投与前に実施することが望ましい。
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
本剤はデキストラン40の有する膠質浸透圧に基づく水分保持機能による血漿量の増加並びにコロイドによる血中滞留時間の持続により、血漿増量効果を持続させる。また、デキストラン40の赤血球凝集阻止効果により、末梢血流改善効果を示す。晶質液成分である乳酸リンゲル液は、電解質を補給し、細胞外液の損失を補う。
出血量の少ない手術患者並びに健康成人を対象とし、本剤投与前後の体液の変動を検討した結果、対照群に比し循環血液量、細胞間質液量ともに増加を示し、血漿増量剤としての作用に加えて細胞外液補充作用を持つことが認められた2),3)。
イヌを用いた出血性ショックモデルで、本剤投与後6時間まで循環血液量は脱血前血液量の95%以上を維持し、循環血液量の回復維持効果が認められた4)。
in vitroで各種濃度のデキストラン40の血沈抑制効果を検討した。デキストラン40の血中濃度が1.5g/dL以上の場合、赤血球凝集阻止効果をもたらし、末梢血流の改善効果を示した4),5),6)。
イヌの脱血により生じた血液粘度の増大は、本剤の投与で低下するが、その効果は日本薬局方デキストラン70注射液及び乳酸リンゲル液(pH8)よりも優れていた6)。
イヌを用いた出血性ショックモデルで、本剤投与直後のヘマトクリットは20%まで希釈されたが、酸素供給量は投与後2時間で脱血前値に回復した。その後更に増加の傾向を示し、酸素供給の改善効果がみられた7)。
本剤は、血漿電解質(K+、Na+、Cl-)濃度を正常レベルに回復又は維持する。それは、溶媒としての乳酸リンゲル液による効果とみなされた3),8),9),10)。
デキストラン40(Dextran 40)
約40000(平均分子量)
白色の無晶性の粉末で、におい及び味はない。エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。水に徐々に溶解する。吸湿性である。
500mL 20袋 ソフトバッグ(脱酸素剤入り)
1) Flatau, E.,et al.:JAMA.1980;243:1035-1036
2) 望月興弘,他:新薬と臨床.1970;19:273-278
3) 福田義一,他:麻酔.1969;18(10):973-984
4) 久藤豊治,他:十全医学会雑誌.1969;78(6):82-104
5) 久藤豊治,他:十全医学会雑誌.1969;78(6):50-81
6) 広瀬道郎,他:十全医学会雑誌.1969;78(6):105-123
7) 久藤豊治,他:サヴィオゾール医学文献集.1971;124-130
8) 田中範明,他:臨床と研究.1970;47:233-241
9) 藤森 貢,他:新薬と臨床.1970;19:516-518
10) 小高洋平,他:サヴィオゾール医学文献集.1971;131-134
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