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処方箋医薬品注)
経口摂取不能又は不十分な場合の水分・電解質の補給・維持、エネルギー補給
本剤を投与する場合には、患者の尿量が1日500mL又は1時間当たり20mL以上あることが望ましい。
通常成人には1回500~1000mLを点滴静注する。投与速度は、通常成人には糖質として1時間当たり0.5g/kg体重以下とする。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
ブドウ糖製剤を用いる方が望ましい。
血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。
投与しないこと。水分、電解質代謝異常を悪化させるおそれがある。また、果糖、キシリトールの大量を急速投与すると、腎障害が悪化するおそれがある。
水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。果糖、キシリトールの大量を急速投与すると、腎障害があらわれるおそれがある。
投与しないこと。水分、電解質代謝異常を悪化させるおそれがある。また、果糖、キシリトールの大量を急速投与すると、肝障害が悪化するおそれがある。
果糖、キシリトールの大量を急速投与すると、肝障害があらわれるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
発疹
大量・急速投与
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫、水中毒、高カリウム血症、血栓性静脈炎、肝障害、腎障害
その他
血管痛
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
健康成人男性4例に本剤を3.9mL/kg/hrの速度で末梢静脈より8時間静注した結果、血漿中グルコース濃度は投与中軽度上昇し、投与終了後にいったん低下したが、2時間後にはほぼ前値に復した。また、血漿中フルクトース及びキシリトール濃度は、投与終了直後にそれぞれ8.5mg/dL、6.8mg/dLを示したが、1時間後にはいずれも血漿中には検出されなかった1)。
14C標識した糖質を含む本剤を正常ラット及び手術侵襲負荷軽症糖尿病ラットに5mL/kg/hr及び10mL/kg/hrの速度で静脈内投与した結果、14C標識糖質由来の放射能は速やかに全身に分布し、特に肝臓と脳で高い放射能が観察された2)。
健康成人男性4例に本剤を3.9mL/kg/hrの速度で末梢静脈より8時間静注した結果、各糖質の投与量あたりの尿中排泄率はグルコース0.1%、フルクトース0.8%、キシリトール14.2%であり、総糖質の排泄率は、2.3%であった1)。14C標識した糖質を含む本剤を正常ラット及び手術侵襲負荷軽症糖尿病ラットに5mL/kg/hr及び10mL/kg/hrの速度で静脈内投与した結果、主な放射能の排泄経路は呼気中で、いずれの動物モデルも投与24時間後までに約58%が14CO2として排泄された2)。
外科系18例、内科系83例の合計101例を対象に実施した国内11施設の臨床試験を統合した結果、水・電解質の補給維持及び熱量補給効果が確認された5),6),7),8),9),10),11),12)。
果糖は主として肝のフルクトキナーゼによって代謝され、速やかにエネルギー源となる。キシリトールはインスリンの介助を要することなく細胞内に取り込まれエネルギー源となる。本剤は各糖質のこれら代謝的特徴により、糖質全体が効率的に利用されるよう糖質としてブドウ糖、果糖、キシリトールをそれぞれ4:2:1の比率で配合した10.5%複合糖加電解質液であり、水分・電解質の補給・維持、エネルギーの補給効果を示す。
500mL 20袋 ソフトバッグ1000mL 10袋 ソフトバッグ
1) 古屋清一,他:薬理と治療.1991;19(1):139-163
2) 内藤真策,他:薬理と治療.1990;18(9):3449-3468
3) 斎藤洋一,他:薬理と治療.1991;19(Suppl.2):s421-452
4) 掛川暉夫,他:薬理と治療.1991;19(Suppl.2):s453-484
5) 西口幸雄,他:薬理と治療.1991;19(Suppl.2):s485-495
6) 樋渡信夫,他:薬理と治療.1991;19(Suppl.2):s497-515
7) 馬場理加,他:薬理と治療.1991;19(Suppl.2):s517-529
8) 中島 洋,他:薬理と治療.1991;19(Suppl.2):s531-546
9) 岡村 淳,他:薬理と治療.1991;19(Suppl.2):s547-554
10) 鳥山高伸,他:薬理と治療.1991;19(Suppl.2):s555-568
11) 塚口勝彦,他:薬理と治療.1991;19(Suppl.2):s569-578
12) 豊島 仁,他:薬理と治療.1991;19(Suppl.2):s579-586
13) 占部日出明,他:基礎と臨床.1991;25(1):161-172
14) 占部日出明,他:基礎と臨床.1991;25(1):173-182
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