当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
処方箋医薬品注)
高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者[高マグネシウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
通常、成人1回500~1000mLを点滴静注する。投与速度は通常成人1時間当たり15mL/kg体重以下とする。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
本剤はエネルギー補給を目的とした薬剤ではないため、本剤の投与により患者の循環動態等が安定した場合には、患者の状態を考慮の上、漫然と投与することなく本剤の投与を中止し、必要に応じ維持輸液や高カロリー輸液等の投与に切り替えること。
血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
水分補給が必要であり、電解質を含む本剤の投与により症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
0.1~5%未満
頻度不明
循環器
ST低下、不整脈
大量・急速投与
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
一般薬理試験において、本剤をビーグル犬に急速投与(1mL/kg/分)した際、投与開始直後に酢酸ナトリウムの配合に起因する一過性の血圧の軽度低下、心電図R波電位の減高及び呼吸数の増加がみられた。
中等度手術侵襲患者(胃亜全摘術、胆嚢摘出術等)311例を対象とした群間比較試験(電話法)1)において、本剤又は対照薬(市販の酢酸リンゲル液)を静脈路確保後1時間目までは15mL/kg/hr、以後手術終了までは10mL/kg/hrで投与した。有効性解析対象症例289例(本剤群138例、対照薬群151例)における有効性評価(循環動態の維持、尿量の維持、血糖値のコントロール、糖質の利用、血清電解質の維持をもとに総合的に評価し、4段階で判定)は、「有効」以上が81.9%(113/138例)であった。副作用発現頻度は本剤群で1.4%(2/142例)であり、ST低下0.7%(1/142例)、不整脈0.7%(1/142例)であった。
本剤は細胞外液の補給・補正効果を示す。本剤に含まれる酢酸ナトリウムは、体内で代謝されてHCO3-となり、アシドーシスを補正する。
循環血液量の約30%を急速に脱血した急性大量出血モデルウサギに対して、本剤を脱血量の約3倍の60mL/kgを1時間で耳辺縁静脈から急速投与し、循環動態の維持効果をリンゲル液及び5%ブドウ糖加乳酸リンゲル液と比較検討を行った。その結果、脱血終了直後には血圧・心拍数・血流量は低下したが、本剤投与により回復し、血圧及び心拍数はその後良好に維持された2)。
手術侵襲モデルウサギに対して、マグネシウム濃度の維持効果を、マグネシウムを含まない酢酸リンゲル液及び5%ブドウ糖加酢酸リンゲル液を対照として比較検討を行った。その結果、対照群では血清マグネシウムは低下する推移を示したが、本剤では術前のレベルが維持された3)。
250mL 20袋 ソフトバッグ500mL 20袋 ソフトバッグ
1) 岡田和夫,他:臨牀と研究.1996;73(8):1881-1899
2) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理
3) 禿 英樹,他:医薬品研究.1996;27(4):145-154
4) 禿 英樹,他:薬理と治療.1996;24(3):605-613
5) 禿 英樹,他:医薬品研究.1995;26(12):991-1001
株式会社大塚製薬工場 輸液DIセンター
〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-2
TEL:0120-719-814FAX:03-5296-8400
株式会社大塚製薬工場
徳島県鳴門市撫養町立岩字芥原115
大塚製薬株式会社
東京都千代田区神田司町2-9
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.