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処方箋医薬品注)
通常、成人1回500~1000mLを点滴静注する。投与速度は、通常成人1時間当たり10mL/kg体重以下とする。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
水分補給が必要であり、電解質を含む本剤の投与により症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
血液
重炭酸塩増加、過剰塩基増加
過剰塩基減少、pH異常、pH上昇、アルブミン減少、カルシウム減少、クエン酸異常、クエン酸増加、ケトン体増加、マグネシウム増加、総蛋白減少
大量・急速投与
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
14C重炭酸ナトリウムで標識した本剤を正常ラットに10mL/kg/hrで1時間持続投与した結果、血液中放射能濃度は投与終了直後に最高値を示した後、2相性の消失を示し、半減期はt1/2(α)0-30minが12.5分、t1/2(β)30-120minが69.4分であった1)。
14C重炭酸ナトリウムで標識した本剤を正常ラットに10mL/kg/hrで1時間持続投与した結果、呼気中への14CO2累積排泄率は、投与終了1時間後までに投与量の87.9%、8時間後までに93.4%であり、本剤に配合された重炭酸ナトリウムは、二酸化炭素として呼気中へ速やかに排泄された2)。
開腹手術(胃切除、大腸切除、子宮癌摘出等)施行患者105例を対象とした無作為割付け並行群間比較試験3)において、本剤又は対照薬(市販の重炭酸リンゲル液)を静脈路確保後、1時間目までは15mL/kg/hr、2時間目までは10mL/kg/hr、以後投与速度を適宜増減し、手術終了まで持続投与した。有効性解析対象症例104例(本剤群51例、対照薬群53例)における過剰塩基の推移は、治験薬投与中、対照薬と同様におおむね基準範囲内(-2.0~2.0mEq/L)で推移した。血中電解質の推移、時間尿量、収縮期血圧の推移は、いずれも、対照薬と同様の結果が認められた。副作用発現頻度は本剤群で17.6%(9/51例)であり主な副作用は、血中重炭酸塩増加16%(8/51例)、過剰塩基増加14%(7/51例)であった。
本剤は血漿成分と同じ重炭酸イオンを配合し、細胞外液の補給・補正、代謝性アシドーシスの補正効果を示す。
開腹・空気暴露を行ったイヌ手術侵襲モデルを用いた試験で、本剤は循環動態及び血液酸塩基平衡の維持に関して乳酸リンゲル液及び酢酸リンゲル液と同様の効果を示した。本剤を投与した群の血中マグネシウム濃度は投与前値のレベルを維持した7)。
500mL 20袋 ソフトバッグ1000mL 10袋 ソフトバッグ
1) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬物動態(血中濃度)
2) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬物動態(排泄)
3) 宮尾秀樹,他:新薬と臨床.2008;57(7):1036-1071
4) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理
5) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理
6) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理
7) ㈱大塚製薬工場 社内資料:薬効薬理
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