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日本薬局方
塩化ナトリウム
塩化ナトリウムとして、通常、成人1回1~2gをそのまま、又は水に溶かして経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
適量をとり、注射用医薬品の希釈、溶解に用いる。
(1) 通常20~1000mLを皮下、静脈内注射又は点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。(2) 適量をとり注射用医薬品の希釈、溶解に用いる。
電解質補給の目的で、輸液剤などに添加して必要量を静脈内注射又は点滴静注する。
電解質補液の電解質の補正として体内の水分、電解質の不足に応じて電解質補液に添加して用いる。
(1) 通常、等張液として皮膚、創傷面、粘膜の洗浄、湿布に用いる。(2) 通常、等張液として含嗽、噴霧吸入に用いる。
生理食塩液として医療用器具の洗浄に用いる。
塩化ナトリウムを負荷することから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
頻度不明
大量投与
悪心・嘔吐等の消化器症状、高ナトリウム血症、うっ血性心不全、浮腫
高ナトリウム血症、うっ血性心不全、浮腫
大量・急速投与
血清電解質異常、うっ血性心不全、浮腫、アシドーシス
使用時には、感染に対する配慮をすること。
生体内に最も普遍的に存在する無機物質で、血清の無機成分の90%以上を占め、主として細胞外液にあって浸透圧の維持の主体をなすと共に、生体水分分布に係る主要な要因となっている。塩化ナトリウムは塩類作用を呈し、その吸収によって体液の浸透圧は上昇し、組織水分は体液中に吸収され組織代謝が亢進し、利尿作用を現す。塩化ナトリウムの欠乏はアルカローシス、痙攣、ときに筋肉の興奮を伴う嘔吐、異常発汗に基づく熱痙攣などの原因となり、またアジソン病に似た脱力症状を起こすことがある1)。
塩化ナトリウム(Sodium Chloride)
NaCl
58.44
無色又は白色の結晶又は結晶性の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
500g 箱入り
1) 第十八改正日本薬局方解説書:廣川書店.2021;C-1148-1152
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