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スパカール錠40mg

処方せん医薬品以外の医薬品

添付文書番号
企業コード
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
薬効分類名
承認等
一般的名称
2.禁忌(次の患者には投与しないこと)
3.組成・性状
3.1組成
3.2製剤の性状
4.効能又は効果
6.用法及び用量
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.5妊婦
9.6授乳婦
9.7小児等
9.8高齢者
11.副作用
11.2その他の副作用
14.適用上の注意
16.薬物動態
16.1血中濃度
16.4代謝
16.5排泄
17.臨床成績
17.3その他
18.薬効薬理
18.1作用機序
18.2Oddi括約筋弛緩作用
18.3胆嚢・胆管内圧低下作用
18.4胆汁分泌促進作用
18.5膵液分泌促進作用
19.有効成分に関する理化学的知見
22.包装
23.主要文献
24.文献請求先及び問い合わせ先
26.製造販売業者等

スパカール錠40mg

添付文書番号

2369003F1037_3_01

企業コード

180095

作成又は改訂年月

2026年4月改訂(第2版、細粒10%の削除)
2023年9月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

872369

薬効分類名

膵・胆道疾患治療剤

承認等

スパカール錠40mg

販売名コード

YJコード

2369003F1037

販売名英語表記

SUPACAL TABLETS 40mg

販売名ひらがな

すぱかーるじょう40mg

承認番号等

承認番号

22000AMX00962000

販売開始年月

1981年2月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

3年

一般的名称

トレピブトン

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

スパカール錠40mg

有効成分1錠中
日局トレピブトン   40mg含有
添加剤結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースカルシウム、ステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物

3.2 製剤の性状

スパカール錠40mg

外形表面
裏面
側面
大きさ直径7.6mm
厚さ2.9mm
質量155mg
識別コードOH-251
色・剤形白色~帯黄白色・素錠

4. 効能又は効果

  • 下記疾患に伴う鎮痙・利胆
    • 胆石症、胆のう炎、胆管炎、胆道ジスキネジー、胆のう切除後症候群
  • 慢性膵炎に伴う疼痛並びに胃腸症状の改善

6. 用法及び用量

通常成人には1回1錠(トレピブトンとして40mg)を1日3回食後直ちに経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等に対する臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

0.1~1%未満

0.1%未満

過敏症

発疹、そう痒

消化器

悪心、便秘、膨満感、下痢、胃部不快感、食欲不振、嘔吐

口渇、唾液分泌過多

肝臓

AST、ALTの上昇等肝機能検査値の異常

その他

めまい、頭重感、倦怠感

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

16. 薬物動態

16.1 血中濃度

スパカール錠40mg 1錠(トレピブトンとして40mg)を、健康成人男子10例に単回経口投与したときの血清中トレピブトン濃度は、下図のような推移を示す1)

薬物動態パラメータ

tmax(hr)

Cmax(μg/mL)

AUC(μg・hr/mL)

t1/2(hr)

トレピブトン錠

0.95

2.9

6.45

1.40

16.4 代謝

トレピブトンのナトリウム塩40mgを健康成人男子2例に空腹時単回経口投与したとき、尿中の代謝物はグルクロン酸抱合体が52.4%(投与量に対して)、脱アルキル化されたフェノール体が8.8%(投与量に対して)、未変化体は5.6%(投与量に対して)である2)

16.5 排泄

トレピブトンのナトリウム塩40mgを健康成人男子2例に空腹時単回経口投与したとき、投与後23時間以内に投与量の66.7%が尿中に排泄される2)

17. 臨床成績

17.3 その他

本剤(錠剤・細粒剤)の国内で実施された二重盲検比較試験を含む臨床試験で全般改善度評価がされた総症例3,290例の成績の概要は以下のとおりである。これらの試験における1日投与量及び投与期間は、大部分の症例において、トレピブトンとして120mg/日及び2~4週間である3)

疾患

「中等度改善」以上(%)

胆石症

996/1,538(64.8)

胆のう炎・胆管炎

285/367(77.7)

胆道ジスキネジー

445/649(68.6)

胆のう切除後症候群

207/306(67.6)

慢性膵炎

247/430(57.4)

2,180/3,290(66.3)

副作用集計対象となった10,648例中(錠剤・細粒剤)、161例(1.51%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められた。その主なものは、悪心(0.25%)、便秘(0.20%)、膨満感(0.18%)、下痢(0.17%)等の消化器症状及び発疹(0.18%)等であった3)
※)細粒剤は販売中止

18. 薬効薬理

18.1 作用機序

トレピブトンは、胆汁の総胆管十二指腸接合部における通過抵抗の減少により、胆嚢・胆管内圧を用量依存的に低下させる4)。また、胆汁酸依存の胆汁分泌促進作用を有する5)。高用量では膵管におけるセクレチン様の水分泌作用による膵分泌作用がある6)

18.2 Oddi括約筋弛緩作用

トレピブトンは、摘出腸管平滑筋標本のOddi括約筋に比較的選択的に作用する(ウサギ)7)in vitro)。
トレピブトンは、用量依存的かつ持続的に総胆管、十二指腸接合部(含Oddi括約筋)の通過抵抗を減少させる(イヌ)4),8)in vivo)。この作用はヒメクロモン及びフロプロピオンより強い(イヌ)8)in vivo)。
本剤のOddi括約筋弛緩作用は細胞内Ca2+のCa-store siteへの取り込みを促進させることによると考えられている9)

18.3 胆嚢・胆管内圧低下作用

トレピブトンは、胆嚢・胆管内圧を低下させる。その作用は用量依存的かつ持続的である(イヌ・ウサギ)4),10)in vivo)。

18.4 胆汁分泌促進作用

トレピブトンは、肝細胞から毛細胆管への胆汁分泌量を胆汁酸に非依存的に増加させる(イヌ)5)in vivo)。その作用は、ヒメクロモン、フロプロピオンより強力で持続性がある(イヌ)8)in vivo)。

18.5 膵液分泌促進作用

トレピブトンは、高用量で膵液分泌促進作用を示す(イヌ・ラット)6),11)in vivo)。これは膵管におけるセクレチン様の水分泌作用によりもたらされると考えられている6)

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般的名称

トレピブトン(Trepibutone)

化学名

4-Oxo-4-(2,4,5-triethoxyphenyl)butanoic acid

分子式

C16H22O6

分子量

310.34

性状

本品は白色~帯黄白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味はないか、又はわずかに特異なあと味がある。本品はアセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。

化学構造式

融点

146~150℃

22. 包装

(PTP)100錠(10錠×10)
1000錠(10錠×100)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

大原薬品工業株式会社 お客様相談室

〒104-6591 東京都中央区明石町8-1聖路加タワー36階

TEL 0120-419-363 FAX 03-6740-7703
URL https://www.ohara-ch.co.jp

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

大原薬品工業株式会社

滋賀県甲賀市甲賀町鳥居野121-15

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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