当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
劇薬
処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
メトトレキサート・ロイコボリン救援療法によるメトトレキサート排泄遅延時の解毒
メトトレキサート投与開始後時間
急性腎障害の徴候なし
急性腎障害の徴候あり
24時間
50μmol/L以上
42時間
5μmol/L以上
1μmol/L以上
48時間
2μmol/L以上
0.4μmol/L以上
通常、グルカルピダーゼ(遺伝子組換え)として50U/kgを5分間かけて静脈内投与する。なお、初回投与48時間後の血中メトトレキサート濃度が1μmol/L以上の場合は、初回と同じ用法及び用量で追加投与することができる。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施していない。本剤は薬理作用により葉酸を分解するため、本剤の投与により母体に葉酸欠乏が生じる潜在的リスクがあり、母体の葉酸が欠乏した場合、胎児に神経管閉鎖障害が生じるとの報告がある1)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有用性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤の母乳中への移行に関するデータはない。
アナフィラキシー(頻度不明)等の重篤な過敏症があらわれることがある。
5~10%未満
頻度不明
臨床検査
血中ビリルビン増加
腎および尿路障害
結晶尿
本剤がメトトレキサートを分解することにより生じる4-deoxy-4-amino-N10-methylpteroic acid(DAMPA)は、イムノアッセイ法で使用される抗メトトレキサート抗体と交差反応を示すことから、イムノアッセイ法によるメトトレキサート濃度の測定を干渉し、その結果、血中メトトレキサート濃度が過大評価される可能性がある2)。
本剤投与後の血中メトトレキサート濃度を正確に測定するために、EDTA-2Na(エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム)、クエン酸ナトリウム等が含まれる採血管を用いて採血すること。上記以外の採血管を用いた採血を行った場合、本剤によるメトトレキサートの加水分解反応が停止せず、血中メトトレキサート濃度が過小評価される可能性がある。
本剤投与前後に静脈ラインのフラッシングを行うこと。
国内外の臨床試験において、本剤に対する抗体の産生が報告されている3),4),5),6),7)。
日本人健康成人16例に本剤20注4)又は50U/kgを5分間かけて静脈内投与し、初回投与46~50時間後に、初回投与時と同一用量の本剤を5分間かけて静脈内投与したときのグルカルピダーゼの血漿中濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった4)。
用量(U/kg)
投与回数
Cmax(μg/mL)
t1/2(h)
AUCinf(μg・h/mL)
CLtot(mL/min)
Vd,ss(mL)
20
1回目
1.03±0.098
7.38±0.47
9.74±0.60
4.19±0.40
2,270±240
2回目
0.75±0.179
7.45±0.58
8.71±0.72
4.71±0.62
2,690±580
50
2.43±0.336
7.25±0.41
22.4±3.42
4.70±0.92
2,490±430
1.83±0.183
7.38±0.46
21.2±2.55
4.95±0.91
2,790±390
各用量群:n=8(平均値±S.D.)
日本人のメトトレキサート・ロイコボリン救援療法の施行によりメトトレキサート排泄遅延が認められた成人患者(15歳以上)8例に、本剤50U/kgを5分間かけて静脈内投与したときのグルカルピダーゼの薬物動態パラメータは以下のとおりであった3),8)。
患者数(n)
8
2.43±0.794
5.60±0.80
15.5±2.79
6.49±1.39
2,290±713
(平均値±S.D.)
本剤50U/kgを5分間かけて静脈内投与したとき、腎機能が正常な被験者(8例)に対する重度(クレアチニンクリアランスが30mL/min未満)の腎機能障害患者(4例)のグルカルピダーゼのCmax及びAUCinfの最小二乗平均値の比は、それぞれ0.931及び1.04であった。また、尿中に未変化体はほとんど検出されなかった5)(外国人データ)。
日本人のメトトレキサート・ロイコボリン救援療法の施行によりメトトレキサート排泄遅延が認められた小児患者(15歳未満)7例に、本剤50U/kgを5分間かけて静脈内投与したときのグルカルピダーゼの薬物動態パラメータは以下のとおりであった3),8)。
7
2.19±0.342
5.62±0.77
16.4±4.16
3.20±1.47
1,150±601
(6S)-ロイコボリン、(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸(ロイコボリンの活性代謝物)及びペメトレキセドはグルカルピダーゼの基質であることが示された9)(in vitro)。
メトトレキサート・ロイコボリン救援療法の施行によりメトトレキサート排泄遅延が認められた成人及び小児患者注5)15例(有効性の解析対象13例)を対象に、本剤の有効性、安全性等を検討することを目的とした非盲検非対照試験を実施した。用法・用量は、メトトレキサート(1g/m2以上)投与終了から15時間以上経過後かつロイコボリン最終投与から2時間以上経過後に、本剤50U/kgを5分間かけて静脈内投与し、本剤投与2時間後からロイコボリンの投与注6)を開始し、初回投与後48時間の血中メトトレキサート濃度が1μmol/L以上の場合に、本剤初回投与50~52時間後を目安に、本剤を初回投与時と同じ用法・用量で追加投与した注7)。その結果、主要評価項目であるCIR(Clinically Important Reduction)(本剤投与開始20分後から4日後までのすべての採血時点で中央測定による血漿中メトトレキサート濃度が1μmol/L未満)達成割合[95%信頼区間](%)は、76.9[46.2, 95.0](10/13例)であった。副作用は、本剤が投与された15例中2例(13.3%)に認められ、過敏症及び血中ビリルビン増加が各1例(6.7%)であった3),10)。
グルカルピダーゼは、メトトレキサートのカルボキシ末端のグルタミン酸残基を加水分解することにより、血中のメトトレキサート濃度を低下させると考えられている11)。
メトトレキサートを静脈内投与したアカゲザルにおいて、グルカルピダーゼを静脈内投与することにより、血漿中のメトトレキサート濃度の低下が認められた12)。
グルカルピダーゼ(遺伝子組換え)Glucarpidase(Genetical Recombination)
C3670H5926N1014O1140S12(2量体)単量体 C1835H2963N507O570S6
82879.21(2量体)単量体 41439.61
グルカルピダーゼは、遺伝子組換えVariovorax paradoxusグルタミン酸カルボキシペプチダーゼであり、390個のアミノ酸残基からなるサブユニット2個から構成されるタンパク質である。
1バイアル
1) 厚生労働省:「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会報告書(平成26年3月)p215-219 ⑥葉酸
2) Al-Turkmani MR et al.:Clin Chem. 2010;56:1792-1796
3) 社内資料:国内第Ⅱ相試験(試験番号:CPG2-PⅡ試験)(2021年9月27日承認、CTD 2.7.6.2)
4) 社内資料:国内第Ⅰ相試験(試験番号:CPG2-PⅠ試験)(2021年9月27日承認、CTD 2.7.6.1)
5) 社内資料:海外薬物動態試験(試験番号:PR001-CLN-005試験)(2021年9月27日承認、CTD 2.7.6.5)
6) 社内資料:海外拡大アクセス試験(試験番号:PR001-CLN-016試験)(2021年9月27日承認、CTD 2.7.6.4)
7) 社内資料:海外第Ⅰ相試験(試験番号:PR001-CLN-017試験)(2021年9月27日承認、CTD 2.7.6.7)
8) 社内資料:グルカルピダーゼの薬物動態パラメータ(2021年9月27日承認、審査報告書p.16)
9) 社内資料:グルカルピダーゼの基質(2021年9月27日承認、CTD 2.7.2.3.3)
10) 社内資料:国内第Ⅱ相試験(試験番号:CPG2-PⅡ試験)(2021年9月27日承認、審査報告書p.23)
11) 社内資料:非臨床試験の概要(2021年9月27日承認、CTD 2.4.1)
12) 社内資料:雄性サルを用いた本剤投与後のMTX薬物動態試験(試験番号:PR001-NCL-PK002試験)(2021年9月27日承認、CTD 2.6.2.2.5,2.6.3.2)
大原薬品工業株式会社 お客様相談室
〒104-6591 東京都中央区明石町8-1聖路加タワー36階
TEL 0120-419-363 FAX 03-6740-7702URL https://www.ohara-ch.co.jp
大原薬品工業株式会社
滋賀県甲賀市甲賀町鳥居野121-15
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.