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劇薬
処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
ブスルファンとして、通常成人初期1日4~6mgを脾臓の縮小をみながら経口投与し、白血球数が15,000/mm3前後に減少すれば1日2mg又はそれ以下に減量する。維持療法としては、週1回又は2週に1回1日2mgを経口投与する。
ブスルファンとして、通常成人最初から1日2mg又はそれ以下を経口投与し、白血球数並びに脾臓の縮小をみながら白血球数が15,000/mm3前後になるまで投与する。維持療法としては、週1回又は2週に1回1日2mgを経口投与する。なお、いずれの方法でも、年齢、症状により適宜増減する。
ブスルファンとして、通常成人には1日2~4mgから経口投与し、血液所見をみながら1日6mgまで漸増する。緩解後は減量維持する。なお、血液所見、年齢、症状等により適宜増減する。
骨髄抑制を増悪させるおそれがある。,,
骨髄抑制により感染を増悪させるおそれがある。,,
副作用が強くあらわれるおそれがある。
致命的な全身障害があらわれることがある。
小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。ラットの器官形成期に経口投与したとき、骨格異常が認められている。
授乳しないことが望ましい。ヒト乳汁中への移行は不明である。
小児に投与する場合には、副作用の発現に特に注意すること。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。腎機能等生理機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすい。
イトラコナゾール1)メトロニダゾール2),3)
本剤の血漿中濃度が上昇し、本剤の作用が増強することがある。
機序は不明であるが、本剤の血漿中濃度を上昇させることがある。
デフェラシロクス4),5)
本剤の作用が増強するおそれがある。本剤のクリアランスが減少し、本剤の曝露量が増加したとの報告がある。
機序は不明である。
汎血球減少、白血球減少、血小板減少、貧血等の骨髄抑制があらわれることがある。,,,
間質性肺炎、肺線維症等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線等の検査を行い、本剤の投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。,
頻度不明
肝臓
黄疸
腎臓
腎障害
消化器
食欲不振、悪心、嘔吐、潰瘍性口内炎、舌炎、下痢
過敏症
発疹、蕁麻疹
皮膚
色素沈着、脱毛、副腎皮質不全症に類似した黒皮症(消化障害、疲労、脱力、体重減少をときどき伴う)
性腺
陰萎、睾丸萎縮、無精子症、無月経、卵巣線維症
その他
無汗症、女性型乳房
本剤の微粉末を吸入しないよう注意すること。
ラットに経口投与した実験で腫瘍が発生したとの報告がある。
ブスルファンはメチルラジカルを放出することにより活発に増殖している組織においてDNAをアルキル化し、DNAに損傷を与え、機能を阻害して細胞死を誘導する6) 。
ブスルファンは、核蛋白異常を誘発すると考えられており、核酸のde novo合成の阻害は弱いことが示されている(ラット)10),11),12) (in vivo, in vitro)。
末梢血及び骨髄での全般的な造血機能の抑制作用を示し、赤血球系はもとより白血球系及び血小板についても明らかな抑制が認められている(家兎、ラット、イヌ)13),14),15) (in vivo)。
ブスルファン(Busulfan)
Tetramethylenedimethanesulfonate
C6H14O6S2
246.30
本品は白色の結晶性の粉末である。本品はジエチルエーテルに溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。
115~118℃
(バラ)25g
1) Buggia I.,et al.:Anticancer Res., 1996;16(4A):2083
2) Gulbis A.M.,et al.:Ann. Pharmacother., 2011;45(7-8):e39
3) Nilsson C.,et al.:Bone Marrow Transplant., 2003;31(6):429
4) Sweiss K., et al.:Bone Marrow Transplant., 2012;47(2):315
5) Kwiatkowski J., et al.:Ann. Pharmacother., 2018;52(5):497
6) 高折修二他監訳:グッドマン・ギルマン薬理書, 2013;第12版, 廣川書店, 2180
7) Sugiura K.:Gann, 1959;50:251
8) 川添 勇:九州血液研究同好会誌, 1958;8:97
9) Upton A.C.,et al.:Proc.Soc.Exp.Biol.Med., 1961;108:464
10) Heiderberger C.,et al.:Cancer Res., 1955;(Suppl.3):106
11) Chevremont M.,et al.:Biochem.Pharmacol., 1960;4:57
12) Bassleer R.:Chemotherapia, 1965/66;10:103
13) 奥野敏郎:関西医科大学雑誌, 1959;11(4):715
14) Elson L.A., et al.:Brit. J.Haemat., 1958;4:355
15) Israels L.G., et al.:Canad. J.Biochem., 1962;40:667
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