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内耳障害にもとづくめまい
通常1回1~2カプセルを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
過度に使用を続けた場合、不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、使用が過度にならないように注意すること。
甲状腺機能亢進症が悪化するおそれがある。
糖尿病が悪化するおそれがある。
血圧が上昇するおそれがある。
動悸、不整脈等があらわれるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠マウスに臨床用量の数千倍投与した結果、口蓋裂、下顎骨及び指の欠損の発現頻度が高かった。妊娠ハムスターに0.003~34.8mg/kgを1回皮下投与した結果、高用量で脳露出、曲尾、臍帯ヘルニアなどの奇形が認められた1),2)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
カテコールアミン製剤
エフェドリンメチルエフェドリン
不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。
アドレナリン作動性神経刺激の増大が起こることが考えられる。
β2-刺激剤
キサンチン誘導体
ステロイド剤
利尿剤
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。
キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することが考えられる。ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。
強心配糖体
不整脈を起こすおそれがある。
ともに異所性調律生成を誘発することがあり、併用により不整脈が起こる可能性が高くなることが考えられる。
キサンチン誘導体、ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること。さらに、低酸素血症は血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。このような場合には血清カリウム値をモニターすることが望ましい。
0.1~5%未満
0.1%未満
過敏症
発疹
循環器
心悸亢進(頻脈)
消化器
胃部不快感、嘔気、嘔吐、食欲不振、口渇、胸やけ、下痢
腹痛、胃痛、口内炎
精神神経系
頭痛、頭重感、眠気、手足のふるえ、ふらふら感
その他
息切れ
ほてり、顔面浮腫
副作用症状(頻脈、心悸亢進、神経過敏、悪心等の交感神経過剰興奮症状)が強くあらわれるおそれがある。また、過度の使用により、心停止あるいは重篤な気道抵抗の上昇等を起こすおそれがある。
メニエール病を始めとする各種めまいを対象とした二重盲検比較試験及び一般臨床試験で、めまい発作、めまい感、耳鳴、足踏検査(閉眼)等の自・他覚所見の改善が認められている3),4),5),6),7)。
β受容体に作用し、細胞内のアデニールシクラーゼを活性化することにより細胞内のATPをcAMPに変換し、これを介して種々の薬理作用(脳・末梢血管の拡張、心送血量の増加及びヒスタミン遊離抑制等)を発揮し、これによりめまいを改善する。
脳血管拡張作用と心送血量増加作用により脳循環改善作用を示す8)(イヌ)。特に患側の椎骨動脈血流量を選択的に増加させ、左右差を改善する9),10)(ヒト)。
内耳血流改善作用とNa、Kポンプの亢進作用により、病的となった内耳液の産生・吸収機構を正常化する11)(モルモット)。
dl-イソプレナリン塩酸塩(dl-Isoprenaline Hydrochloride)
4-{(1RS)-1-Hydroxy-2-[(1-methylethyl)amino]ethyl}benzene-1,2-diol monohydrochloride
C11H17NO3・HCl
247.72
白色の結晶性の粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。水に溶けやすく、エタノールにやや溶けにくく、エーテル又はクロロホルムにほとんど溶けない。空気又は光によって徐々に着色する。
100カプセル[10カプセル(PTP)×10]500カプセル[10カプセル(PTP)×50]1,000カプセル[10カプセル(PTP)×100]
1) Szabo KT, et al.:Teratology. 1975;12:336-337
2) Geber WF:Proc Exp Soc Biol Med. 1969;130:1168-1170
3) 松永亨 他:耳鼻臨床. 1973;66:1049-1075
4) 伊藤博隆 他:耳鼻臨床. 1974;67:175-183
5) 太田文彦 他:薬理と治療. 1976;4:1366-1379
6) 小松崎篤 他:臨床成人病. 1976;6:1571-1579
7) 中島成人 他:耳鼻と臨床. 1978;24:1028-1039
8) Laubie M, et al.:Arch Int Pharmacodyn. 1967;170:93-98
9) 社内資料:イソメニールの循環改善作用(脳循環を中心に)
10) 浅川庄二:米子医誌. 1981;32:381-492
11) 森満保 他:耳鼻と臨床. 1973;19:20-30
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