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処方箋医薬品注)
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
輸血を必要とする手術施行予定患者の自己血貯血
生物由来原料基準 第2血液製剤総則1(2)全血採血により採血バッグに採血し、血液と本品(CPDA液)をよく混和する。なお、採血量100mLに対して、本品14mLを用いる。
輸血後に症状を悪化させるおそれがある。
輸血後に肝障害によるクエン酸中毒があらわれるおそれがある。
輸血後に感染症を発症または発現させるおそれがある。
輸血後にアデニンの排泄障害により高尿酸血症・痛風・尿路結石・腎性腎不全等があらわれるおそれがある。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
頻度不明
短時間大量投与
クエン酸による血中カルシウムイオン濃度の低下3),4)
腎臓
軽度血尿(潜血反応)
輸血を必要とする手術が予定され、予め貯血できる患者63例に対して、日本輸血学会の「術前貯血式自己血輸血療法のガイドライン」を参考に1回400mLの採血を上限に、各施設のMSBOS(最大手術血液準備量)を参考に200mL及び400mL採血用バッグ(本品28mL及び56mL含む)に貯血を行った。その結果、貯血した自己血のみで手術を終了した症例は、57例(90.5%)で、自己血輸血療法の本来の目的である同種血輸血を回避できた。貯血に使用した血液バッグ238バッグ中1バッグは保存血液中の凝固塊形成により廃棄した。7)
本品を用いて採血した血液5週保存品とCPD液を用いて採血した血液3週保存品を比較したとき、ヘモグロビン濃度、赤血球形態、フィブリノーゲン量及び微小凝集塊形成は、両者間に有意な差は認められなかった。また、本品添加保存血液の方が赤血球ATP量は、高値を維持した。8),9)
健常成人男子10名より、本品を用いて採血された血液を5週間保存後自己赤血球を51Crで標識し、輸注後24時間及び48時間後の赤血球生存率は、それぞれ83.8%、80.3%であった。8),9)
200mL採血用 10セット ソフトバッグ[ポリ塩化ビニル(可塑剤:フタル酸ジ2-エチルへキシル)]
400mL採血用 10セット ソフトバッグ[ポリ塩化ビニル(可塑剤:フタル酸ジ2-エチルへキシル)]
1) *(一般社団法人)日本自己血輸血・周術期輸血学会:貯血式自己血輸血実施指針(2020)
2) *(一般社団法人)日本自己血輸血・周術期輸血学会:産科領域における貯血式自己血輸血実施基準(2020)
3) 宮尾秀樹 他:医療.1982;36(6):566
4) 湯浅晋治 他:外科治療.1986;55(2):191
5) 日本医療器材工業会ポリカーボネート対応ワーキンググループ:ポリカーボネート製三方活栓のクラックに関する試験報告書1(脂肪乳剤での試験結果)(2003)
6) 日本医療器材工業会ポリカーボネート対応ワーキンググループ:ポリカーボネート製三方活栓のクラックに関する試験報告書2(脂肪乳剤を除く油性成分、溶解補助剤)(2003)
7) 十字猛夫 他:日本輸血学会誌.1994;40(1):1
8) 湯浅武史 他:基礎と臨床.1995;29(10):2661
9) 塚田理康 他:日本輸血学会誌.1995;41(1):8
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