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劇薬
処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
緑内障観血的手術における補助
線維柱帯切除術及びチューブシャント手術(プレートのないもの)以外の手術における本剤の有効性は確立されていない。
医療用スポンジに0.1~0.5mg(力価)/mLマイトマイシンC溶液を浸潤させて、手術中に手術部位の組織上に最大5分間留置した後、十分に洗浄する。
本剤使用後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。また、本剤使用前に妊娠の有無を確認すること。動物実験(ラット)では、早期死亡胎児(胚)数の増加が認められている。,
本剤使用後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。動物実験(ラット)では、精細胞の減少や早期死亡胎児(胚)数の増加が認められている。
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。妊婦に対して本剤を投与する必要がある場合には、胎児に対するリスクについて十分に説明すること。短時間に眼局所に適用した際の、胚・胎児への移行の有無は不明である。妊娠ラットに腹腔内又は静脈内投与した動物実験で、胎盤を介して胎児に移行し、死亡胎児(胚)数の増加及び生存胎児体重の減少のほか、脳ヘルニア、開眼、無尾、腹腔内破裂、頭蓋血腫、臍ヘルニア、脊髄破裂等の催奇形作用が認められている。
本剤使用後一定期間は授乳しないことが望ましい。本剤の乳汁中への移行は不明である。,
視力低下、かすみ目等があらわれた場合には眼科的検査を行い、適切な処置を行うこと。
頻度不明
眼部
結膜濾過胞漏出等の房水漏出、網膜出血・結膜出血等の血管反応、脈絡膜剥離・脈絡膜出血等の脈絡膜反応、低眼圧、視力低下、浅前房、角膜障害
本剤使用後の術後晩期合併症として、濾過胞関連感染症の報告がある。
本剤の0.2mg(力価)/mL溶液を結膜局所に60秒間塗布後に平衡塩溶液で洗浄したとき、塗布後30分以内に採取された血中マイトマイシンC濃度は定量下限(0.25ng/mL)未満であった1)(外国人データ)。
マイトマイシンCは、二重鎖DNAへの架橋形成を介してDNAの複製を阻害し細胞増殖抑制作用を示すと考えられている。ヒト緑内障患者結膜由来の線維芽細胞を用いたin vitro試験において、細胞増殖抑制作用を示した2)。
マイトマイシンCは、ウサギ緑内障手術モデルを用いたin vivo試験において、術部の細胞間弾性線維の肥厚、線維化及びコラーゲン産生を抑制し、術後の眼圧低下維持効果を示した3)。
マイトマイシンC(Mitomycin C)
(1aS,8S,8aR,8bS)-6-Amino-4,7-dioxo-8a-methoxy-5-methyl-1,1a,2,8,8a,8b-hexahydroazirino[2',3':3,4]pyrrolo[1,2-α]indol-8-ylmethyl carbamate
C15H18N4O5
334.33
青紫色の結晶又は結晶性の粉末である。
N,N-ジメチルアセトアミドに溶けやすく、水又はメタノールに溶けにくく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくい。
結晶の状態では常温で安定である。
10瓶
1) Yulish M et al.:Cornea 2018;37:746-747
2) Jampel HD:Ophthalmology. 1992;99:1471-1476
3) Swogger J et al.:Transl Vis Sci Technol. 2020;9:23
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