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劇薬
処方箋医薬品注)
B型慢性肝炎を合併している患者では,本剤の投与中止により,B型慢性肝炎が再燃するおそれがあるので,本剤の投与を中断する場合には十分注意すること。特に非代償性の場合,重症化するおそれがあるので注意すること。
HIV-1感染症
通常,成人及び体重25kg以上の小児には,1回1錠(エルビテグラビルとして150mg,コビシスタットとして150mg,エムトリシタビンとして200mg及びテノホビル アラフェナミドとして10mgを含有)を1日1回食後に経口投与する。
本剤の投与を中断する場合には十分注意すること。B型慢性肝炎を合併している患者では,本剤の投与中止により,B型慢性肝炎が再燃するおそれがある。特に非代償性の場合,重症化するおそれがある。
血清リンの検査を実施すること。
十分な観察を行い,異常が認められた場合には,投与を中止する等,適切な処置を行うこと。非臨床試験及び臨床試験において,骨密度の低下と骨代謝の生化学マーカーの上昇が認められ,骨代謝の亢進が示唆された。また,抗HIV薬による治療経験がないHIV-1感染症患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験において,骨密度が低下した症例が認められた。
投与しないこと。コルヒチンの血中濃度が上昇する可能性がある。,
エムトリシタビンの血中濃度が上昇する。,,,,,
エルビテグラビルの血中濃度が上昇する可能性がある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には,投与しないことが望ましい。本剤投与中に妊娠が判明した場合の代替薬への変更は,変更によるリスクを考慮した上で適切な時期に実施すること。妊娠中期及び妊娠後期の妊婦に本剤を投与したとき,出産後と比較しエルビテグラビル及びコビシスタットの血中濃度低下が認められている。動物試験(サル)においてテノホビルの胎児への移行が報告されている1)。
授乳を避けさせること。テノホビル及びエムトリシタビンのヒト乳汁への移行が報告されている2)。なお,エルビテグラビル,コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドのヒト乳汁への移行は不明である。動物実験(ラット)においてエルビテグラビル及びコビシスタットの乳汁への移行が報告されている。また,女性のHIV感染症患者は,乳児のHIV感染を避けるため,乳児に母乳を与えないことが望ましい。
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は体重25kg未満の小児を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の肝,腎及び心機能の低下,合併症,併用薬等を十分に考慮すること。
カルバマゼピン(テグレトール)
フェノバルビタール(フェノバール)
フェニトイン(アレビアチン)
ホスフェニトイン(ホストイン)
リファンピシン(リファジン)
セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort:セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
エルビテグラビル及びコビシスタットの血中濃度が著しく低下する可能性がある。また,テノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下する可能性がある。
これら薬剤のCYP3A及びP-gpの誘導作用によるため。
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン(クリアミン)
エルゴメトリンマレイン酸塩
メチルエルゴメトリンマレイン酸塩(メテルギン)
これら薬剤の血中濃度が上昇し,重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象(末梢血管攣縮,四肢及びその他組織の虚血等)が起こる可能性がある。
コビシスタットのCYP3A阻害作用によるため。
アスナプレビル(スンベプラ)
アスナプレビルの血中濃度が上昇し,肝臓に関連した有害事象が発現し,また,重症化する可能性がある。
シンバスタチン(リポバス)
シンバスタチンの血中濃度が上昇し,重篤な有害事象(横紋筋融解症を含むミオパチー等)が起こる可能性がある。
ピモジド(オーラップ)
ピモジドの血中濃度が上昇し,重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象(不整脈等)が起こる可能性がある。
シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)
バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)
タダラフィル(アドシルカ)
これら薬剤の血中濃度が上昇し,視覚障害,低血圧,持続勃起及び失神等の有害事象が起こる可能性がある。
ブロナンセリン(ロナセン)
アゼルニジピン(カルブロック)
リバーロキサバン(イグザレルト)
これら薬剤の血中濃度が上昇し,重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある。
トリアゾラム(ハルシオン)
ミダゾラム(ドルミカム)
これら薬剤の血中濃度が上昇し,重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象(鎮静作用の延長や増強又は呼吸抑制等)が起こる可能性がある。
ロミタピドメシル酸塩(ジャクスタピッド)
ロミタピドの血中濃度が著しく上昇する可能性がある。
テラプレビル(テラビック)
テノホビル アラフェナミドの抗HIV-1活性が低下するため,本剤の効果が減弱する可能性がある。
テラプレビルのカテプシンA活性阻害作用によるため。
アミオダロン塩酸塩
ベプリジル塩酸塩水和物
ジソピラミド
リドカイン塩酸塩
プロパフェノン塩酸塩
キニジン硫酸塩水和物
これら薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。本剤と併用する場合は,これら薬剤の血中濃度をモニタリングすることが望ましい。
シクロスポリン
タクロリムス水和物
テムシロリムス
クロナゼパム
エトスクシミド
これら薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。本剤と併用する場合は,患者の状態を注意して観察することが望ましい。
アムロジピンベシル酸塩
ジルチアゼム塩酸塩
フェロジピン
ニカルジピン塩酸塩
ニフェジピン
ベラパミル塩酸塩
パロキセチン塩酸塩水和物
アミトリプチリン塩酸塩
イミプラミン塩酸塩
ノルトリプチリン塩酸塩
トラゾドン塩酸塩
これら薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。本剤と併用時にこれら薬剤を増量する場合は慎重に行い,患者の状態を注意して観察することが望ましい。
コルヒチン
,,
コルヒチンの血中濃度が上昇する可能性がある。
アトルバスタチンカルシウム水和物
アトルバスタチンの血中濃度が上昇する可能性がある。アトルバスタチンカルシウム水和物と併用する場合は,最少量から投与し,安全性を観察しながら増量すること。
サルメテロールキシナホ酸塩
サルメテロールの血中濃度が上昇し,QT延長,動悸及び洞性頻脈等の心血管系有害事象の発現リスクが上昇する可能性がある。
シルデナフィルクエン酸塩(バイアグラ)
タダラフィル(シアリス,ザルティア)
これら薬剤の血中濃度が上昇し,低血圧,失神,視覚障害及び持続勃起等の有害事象が増加する可能性がある。
クロラゼプ酸二カリウム
ジアゼパム
エスタゾラム
フルラゼパム塩酸塩
ゾルピデム酒石酸塩
これら薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。本剤と併用する場合は,これら薬剤の減量を考慮すること。また,患者の状態を注意して観察することが望ましい。
ボセンタン水和物
ボセンタン水和物の血中濃度が上昇する可能性がある。本剤と併用する場合は,ボセンタン水和物の減量を考慮すること。
ダサチニブ水和物
ラパチニブトシル酸塩水和物
エベロリムス
ブデソニド
エプレレノン
トルバプタン
エレトリプタン臭化水素酸塩
クエチアピンフマル酸塩
これら薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
**フルチカゾン
フルチカゾンの血中濃度が上昇し,内因性の血清コルチゾール濃度が低下する可能性がある。特に長期間併用する場合は,他剤への変更を考慮すること。
デキサメタゾン
エルビテグラビル及びコビシスタットの血中濃度が著しく低下する可能性がある。
デキサメタゾンのCYP3A誘導作用によるため。
クラリスロマイシン
クラリスロマイシン及びコビシスタットの血中濃度が上昇する可能性がある。
クラリスロマイシン及びコビシスタットのCYP3A阻害作用によるため。
イトラコナゾール
ボリコナゾール
エルビテグラビル,コビシスタット及びこれら薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
これら薬剤及びコビシスタットのCYP3A等阻害作用によるため。
フレカイニド酢酸塩
メキシレチン塩酸塩
コビシスタットのCYP2D6阻害作用によるため。
ペルフェナジン
これら薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。これら薬剤と併用する場合は,患者の状態を注意して観察し,減量等の措置を考慮すること。
メトプロロール酒石酸塩
チモロールマレイン酸塩
リスペリドン
リスペリドンの血中濃度が上昇する可能性がある。本剤と併用する場合は,リスペリドンの減量を考慮すること。
コビシスタットのCYP3A及びCYP2D6阻害作用によるため。
酒石酸トルテロジン
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
多価陽イオン(Mg,Al,Ca,Fe,Zn等)含有経口製剤
マグネシウム含有下剤
スクラルファート水和物 等
エルビテグラビルの血中濃度が低下する可能性があるため,2時間以上間隔をあけて投与することが望ましい。
エルビテグラビルが多価陽イオンと錯体(キレート)を形成し吸収が抑制されるため。
ジゴキシン
ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある。本剤と併用する場合は,血中濃度のモニタリングを行うことが望ましい。
コビシスタットが消化管においてP-gpを阻害するため。
リファブチン
エルビテグラビル及びコビシスタットの血中濃度が著しく低下し,テノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下する可能性がある。また,リファブチンの活性代謝物である25-脱アセチル体の血中濃度が上昇する可能性がある。
リファブチンのCYP3A及びP-gp誘導作用,及びコビシスタットのCYP3A阻害作用によるため。
アシクロビル
バラシクロビル塩酸塩
ガンシクロビル
バルガンシクロビル塩酸塩
これら薬剤,テノホビル又はエムトリシタビンの血中濃度が上昇し,これら薬剤又は本剤による有害事象を増強する可能性がある。
尿細管への能動輸送により排泄される薬剤と併用する場合,排泄経路の競合により排泄が遅延するため。
エチニルエストラジオール
エチニルエストラジオールの血中濃度が低下する可能性がある。
機序不明。
ワルファリンカリウム
ワルファリンの血中濃度が変動する可能性があるためINRのモニタリングを行うことが望ましい。
腎毒性を有する薬剤
,,,,,
併用は避けることが望ましい。
腎毒性を有する薬剤は腎機能障害の危険因子となる。
腎機能不全,腎不全,急性腎障害,近位腎尿細管機能障害,ファンコニー症候群,急性腎尿細管壊死,腎性尿崩症又は腎炎等の重度の腎機能障害が現れることがあるので,臨床検査値に異常が認められた場合には,投与を中止する等,適切な処置を行うこと。特に腎機能障害の既往がある患者や腎毒性のある薬剤が投与されている患者では注意すること。,,,,,
乳酸アシドーシス又は肝細胞毒性が疑われる臨床症状又は検査値異常(アミノトランスフェラーゼの急激な上昇等)が認められた場合には,本剤の投与を一時中止すること。特に肝疾患の危険因子を有する患者においては注意すること。エムトリシタビン又はテノホビルを含む核酸系逆転写酵素阻害薬の単独投与又はこれらの併用療法により,重篤な乳酸アシドーシス及び脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝)が,女性に多く報告されている。
2%以上
2%未満
頻度不明
代謝及び栄養障害
食欲減退
体脂肪の再分布/蓄積
精神障害
不眠症,異常な夢
神経系障害
頭痛,浮動性めまい
傾眠
胃腸障害
悪心,下痢,放屁
腹部膨満,嘔吐,腹痛,上腹部痛,便秘,消化不良
皮膚及び皮下組織障害
発疹
血管性浮腫,蕁麻疹
筋骨格系及び結合組織障害
骨減少症,骨粗鬆症
腎及び尿路障害
蛋白尿
一般・全身障害及び投与部位の状態
疲労
エムトリシタビン及びテノホビルは血液透析により一部除去される。エルビテグラビル及びコビシスタットは血漿蛋白との結合率が高いため,血液透析又は腹膜透析による除去は有用ではないと考えられる。
粉砕時の安定性データは得られていないため,本剤を粉砕して使用しないこと。
健康被験者あるいは軽度から中等度の腎機能障害を有する被験者の腎機能(GFR)に及ぼすコビシスタットの影響を検討した。イオヘキソールクリアランスは変化がなかったが,血清クレアチニン値を用いた推算クレアチニンクリアランス及び24時間内因性クレアチニンクリアランスはプラセボに比べ最大で約28%低下した。なお,健康被験者で腎血漿流量を測定したところ,変化はなかった。,,,,,
エルビテグラビル
コビシスタット
エムトリシタビン
テノホビルアラフェナミド
テノホビル
tmax(hr)
4.0 (3.0-5.0)
2.5 (2.0-5.0)
2.0 (1.0-4.0)
1.0 (0.3-2.0)
2.0 (1.0-3.0)
Cmax(μg/mL)
2.5±0.4
1.1±0.3
2.8±0.7
0.16±0.08
0.01±0.00
t1/2(hr)
6.0±1.3
3.2±0.8
13.1±3.1
0.42±0.06
42.5±4.2
AUCinf(μg・hr/mL)
32.3±7.9
6.9±2.9
14.2±2.8
0.15±0.03
0.29±0.05
平均値±標準偏差,12例(テノホビル アラフェナミドt1/2のみ3例),tmax:中央値(最小値-最大値)
3.9 (1.5-12.0)
3.0 (1.5-5.0)
1.5 (0.5-4.0)
1.0 (0.3-3.0)
3.0 (0.8-8.0)
2.1±0.7
1.5±0.4
2.1±0.4
0.23±0.15
0.02±0.00
6.9±1.2
3.2±0.7
6.5±0.9
0.6±0.3
48.1±31.2
AUCtau(μg・hr/mL)
22.8±7.9
9.5±3.2
11.7±1.9
0.23±0.11
0.33±0.05
Ctrough(μg/mL)
0.29±0.18
0.02±0.02
0.10±0.04
NC
平均値±標準偏差,19例,tmax:中央値(最小値-最大値),NC:未算出
コホート
例数
テノホビル アラフェナミド
1
24
4.0(1.0-8.0)
4.0(1.1-8.0)
2.0(0.5-5.0)
1.5(0.3-5.0)
3.0(0.3-5.0)
2
23
4.1(0.3-8.0)
4.0(1.5-8.0)
1.6(1.0-5.0)
1.5(0.3-4.0)
2.0(0.3-5.0)
2.2±0.4
1.2±0.4
2.3±0.5
0.17±0.11
3.1±1.2
2.1±1.0
3.4±0.9
0.31±0.19
0.03±0.01
6.6±2.6
2.9±0.8
5.4±0.9
72.2±117.5
14
5.2±1.6
15
2.8±0.5
21
4.8±0.5
11
22
39.7±17.2
23.8±6.1
8.2±3.0
14.4±3.5
0.19±0.11
33.8±19.5
20
15.9±8.2
20.6±3.9
0.33±0.15
0.44±0.09
平均値±標準偏差,tmax:中央値(最小値-最大値), テノホビル アラフェナミドのみAUClastコホート1:12歳以上18歳未満で体重35kg以上, コホート2:6歳以上12歳未満で体重25kg以上
日本人健康成人男性に対して本剤を空腹時に投与した場合,普通食(413kcal)摂取時と比較して,エルビテグラビルのCmax及びAUCinfは,それぞれ57%及び50%低下し,コビシスタット,エムトリシタビン,テノホビル アラフェナミド及びテノホビルのCmax及びAUCinfはいずれも同程度であった。一方,軽食(250kcal,32%が脂肪由来)摂取時と普通食摂取時に投与した場合の比較では,いずれの成分もCmax及びAUCinfは同程度であった13)。
エルビテグラビル:ヒト血漿蛋白に対する結合率は1ng/mL~1.6μg/mLの濃度範囲において濃度に依存せず98~99%であった。エルビテグラビルの血液中濃度/血漿中濃度比は0.73であった(外国人における成績)16)。コビシスタット:ヒト血漿蛋白に対する結合率は97~98%であり17),血液中濃度/血漿中濃度比は0.5であった(外国人における成績)4)。エムトリシタビン:ヒト血漿蛋白に対する結合率は,0.02~200μg/mLの濃度範囲において濃度に依存せず4%未満であった(外国人における成績)。テノホビル アラフェナミド:テノホビル アラフェナミドのヒト血漿蛋白に対する結合率は77~86%であった(外国人における成績)18)。テノホビル:テノホビルのヒト血漿蛋白に対する結合率は0.7%未満であった(外国人における成績)19)。
エルビテグラビル:肝ミクロソーム及びCYPアイソザイムを用いたin vitro試験において,エルビテグラビルは主にCYP3Aにより代謝され,また,UGT1A1/3により,グルクロン酸抱合を受けた(外国人における成績)3)。コビシスタット:肝ミクロソーム及びCYPアイソザイムを用いたin vitro試験において,コビシスタットは主にCYP3Aにより代謝され,一部CYP2D6で代謝された4)。また,in vivo試料中に,グルクロン酸抱合体は検出されなかった(外国人における成績)20)。エムトリシタビン:ヒト肝ミクロソームを用いた各種検討において,2%未満の代謝物が検出された。14C-エムトリシタビンを単回投与したところ,投与量の13%の代謝物がヒト尿中に検出された(外国人における成績)21),22)。テノホビル アラフェナミド:経口投与後,末梢血単核球及びマクロファージのカテプシンA及び肝細胞のカルボキシルエステラーゼ1によりテノホビルに代謝され,その後,テノホビル二リン酸に代謝された9),10),23)。CYP分子種発現系酵素を用いた検討において,テノホビル アラフェナミドはCYP3Aでわずかに代謝され,その代謝速度は1.9pmol/min/pmol CYPであった(外国人における成績)11)。
エルビテグラビル:健康被験者にリトナビル100mgでブーストして14C-エルビテグラビル50mgを単回投与したところ,投与量の94.8%が糞中に,6.7%が尿中に排泄された(外国人における成績)16)。コビシスタット:健康被験者にコビシスタット150mgを6日間反復投与した後に14C-コビシスタット150mgを投与したところ,投与量の86.2%が糞中に,8.2%が尿中に排泄された(外国人における成績)20)。エムトリシタビン:健康被験者にエムトリシタビン200mgを反復投与した後14C-エムトリシタビンを単回投与したところ,投与量の86%は尿中に,14%は糞中に排泄された22)。腎クリアランスが推定クレアチニンクリアランスを上回ったことから,糸球体ろ過と尿細管への能動輸送の両方による排泄が示唆された(外国人における成績)7)。テノホビル アラフェナミド:健康被験者に14C-テノホビル アラフェナミドフマル酸塩を単回投与したところ,投与量の47.2%が糞中に,36.2%が尿中に排泄された。その主成分はテノホビルであり,糞中の99%,尿中の86%を占めた。また,投与量の1.4%がテノホビル アラフェナミドとして尿中に排泄された24)。テノホビルは腎臓での糸球体ろ過と尿細管への能動輸送の両方により排泄された(外国人における成績)。
エルビテグラビル及びコビシスタット:クレアチニンクリアランスが15mL/min以上30mL/min未満の重度の腎機能障害を有する被験者(非透析患者)における,エルビテグラビル150mg及びコビシスタット150mg投与時のエルビテグラビル及びコビシスタットのAUCは,クレアチニンクリアランスが90mL/min超の被験者に対し,それぞれ約25%低下及び約25%上昇した(外国人における成績)25)。,,,,エムトリシタビン:クレアチニンクリアランスが30mL/min未満の重度の腎機能障害を有する被験者における,エムトリシタビン200mg単回投与時のエムトリシタビンのCmax及びAUCは,クレアチニンクリアランスが80mL/min超の被験者に対し,それぞれ約30%及び約200%上昇した(外国人における成績)26)。,,,,テノホビル アラフェナミド:クレアチニンクリアランスが15mL/min以上30mL/min未満の重度の腎機能障害を有する被験者(非透析患者)における,テノホビル アラフェナミド25mg単回投与時のテノホビル アラフェナミドのCmax及びAUCは,クレアチニンクリアランスが90mL/min超の被験者に対し,それぞれ79%及び92%上昇し,テノホビルのCmax及びAUCは,それぞれ179%及び474%上昇した(外国人における成績)27)。,,,
エルビテグラビル及びコビシスタット:中等度の肝機能障害(Child-Pugh分類クラスB)を有する被験者における,エルビテグラビル150mg及びコビシスタット150mg投与時のエルビテグラビル及びコビシスタットのAUCは,肝機能正常被験者に対し,エルビテグラビルでは35%上昇したが,コビシスタットでは変化は認められなかった(外国人における成績)28)。エムトリシタビン:肝機能障害を有する被験者における薬物動態は検討していない。テノホビル アラフェナミド:軽度の肝機能障害(Child-Pugh分類クラスA)を有する被験者における,テノホビル アラフェナミド25mg単回投与時のテノホビル アラフェナミドのCmax及びAUCは,肝機能正常被験者に対し,それぞれ11%及び8%低下し,テノホビルのCmax及びAUCは,それぞれ3%及び11%低下した。また,中等度の肝機能障害(Child-Pugh分類クラスB)を有する被験者における,テノホビル アラフェナミド25mg単回投与時のテノホビル アラフェナミドのCmax及びAUCは,肝機能正常被験者に対し,それぞれ19%及び13%上昇し,テノホビルのCmax及びAUCは,それぞれ12%及び3%低下した(外国人における成績)29)。
妊娠中のHIV-1感染症患者における,エルビテグラビル150mg及びコビシスタット150mgを含むレジメン投与時のエルビテグラビル及びコビシスタットの薬物動態を検討した。その結果,出産後(6~12週)に対し妊娠中期(14例)では,エルビテグラビルのCmax,AUC0-24hr及びCminがそれぞれ8%,24%及び82%低下し,コビシスタットのCmax,AUC0-24hr及びCminがそれぞれ28%,44%及び61%低下した。また,出産後に対し妊娠後期(24例)では,エルビテグラビルのCmax,AUC0-24hr及びCminがそれぞれ28%,44%及び86%低下し,コビシスタットのCmax,AUC0-24hr及びCminがそれぞれ38%,59%及び67%低下した30)。
エルビテグラビル:CYP3Aに対する弱い阻害作用を示し,CYP3A及びCYP2C9に対する誘導作用も認められた31),32)。また,P-gp,BCRP,OATP1B1及びOATP1B3の基質であり,P-gp,BCRP,OATP1B3及びMATE1に対する阻害作用が認められた33),34)。コビシスタット:CYP3Aに対する強い阻害作用が認められた35)。CYP2B6,CYP2C8,CYP2D6及びUGT1A1に対しても弱い阻害作用を示し,CYP3Aに対する弱い誘導作用も認められた36)。また,P-gp,BCRP,OATP1B1,OATP1B3及びOCT2の基質であり,P-gp,BCRP,BSEP,OATP1B1,OATP1B3,MATE1,MATE2-K,OCT1,OCT2,OCTN1,MRP1,MRP2及びMRP4に対する阻害作用を示した5),33),37)。エムトリシタビン:OAT3の基質である38)。テノホビル アラフェナミド:P-gp,BCRP,OATP1B1及びOATP1B3の基質である12),39)。また,テノホビルは,OAT1,OAT3及びMRP4の基質であり,OAT1に対する弱い阻害作用(IC50値:29.3μM)を示した40),41)。
健康成人に対し,本剤又は本剤の有効成分を含有する製剤と併用薬を投与した時の,本剤の有効成分又は併用薬の薬物動態への影響を表4~9に示す。
併用薬
併用薬の用量・投与方法注1)
エルビテグラビルの用量
コビシスタット又はリトナビルの用量
他剤併用時/非併用時のエルビテグラビルの薬物動態パラメータ比(90%信頼区間)
Cmax
AUC
Cmin
マグネシウム・アルミニウム含有制酸剤42)
20mL4hr前単回
50mg単回
リトナビル100mg単回
8
0.95(0.84, 1.07)
0.96(0.88, 1.04)
1.04(0.93, 1.17)
20mL4hr後単回
10
0.98(0.88, 1.10)
0.98(0.91, 1.06)
1.00(0.90, 1.11)
20mL2hr前単回
0.82(0.74, 0.91)
0.85(0.79, 0.91)
0.90(0.82, 0.99)
20mL2hr後単回
0.79(0.71, 0.88)
0.80(0.75, 0.86)
0.80(0.73, 0.89)
アトルバスタチン43)
10mg単回
150mg1日1回注2)
コビシスタット150mg1日1回注2)
16
0.91(0.85, 0.98)
0.92(0.87, 0.98)
0.88(0.81, 0.96)
ファモチジン42)
40mg12hr後1日1回
150mg1日1回
コビシスタット150mg1日1回
1.02(0.89, 1.17)
1.03(0.95, 1.13)
1.18(1.05, 1.32)
40mg同時1日1回
1.00(0.92, 1.10)
1.03(0.98, 1.08)
1.07(0.98, 1.17)
ケトコナゾール44)
200mg1日2回
リトナビル100mg1日1回
18
1.17(1.04, 1.33)
1.48(1.36, 1.62)
1.67(1.48, 1.88)
レジパスビル・ソホスブビル45)
90/400mg1日1回
30
0.98(0.90, 1.07)
1.11(1.02, 1.20)
1.46(1.28, 1.66)
オメプラゾール42)
40mg2hr前1日1回
50mg1日1回
9
0.93(0.83, 1.04)
0.99(0.91, 1.07)
0.94(0.85, 1.04)
20mg2hr前1日1回
1.16(1.04, 1.30)
1.10(1.02, 1.19)
1.13(0.96, 1.34)
20mg12hr後1日1回
1.03(0.92, 1.15)
1.05(0.93, 1.18)
1.10(0.92, 1.32)
リファブチン46)
150mg隔日1回
12
0.91(0.84, 0.99)
0.79(0.74, 0.85)
0.33(0.27, 0.40)
ロスバスタチン47)
0.94(0.83, 1.07)
1.02(0.91, 1.14)
0.98(0.83, 1.16)
セルトラリン48)
19
0.88(0.82, 0.93)
0.94(0.89, 0.98)
0.99(0.93, 1.05)
ソホスブビル・ベルパタスビル49)
400/100mg1日1回
0.87(0.80, 0.94)
0.94(0.88, 1.00)
1.08(0.97, 1.20)
ソホスブビル・ベルパタスビル・Voxilaprevir(国内未承認)50)
400/100/100mg+Voxilaprevir100mg1日1回
29
0.79(0.75, 0.85)
1.32(1.17, 1.49)
併用薬の用量・投与方法注3)
コビシスタットの用量
他剤併用時/非併用時のコビシスタットの薬物動態パラメータ比(90%信頼区間)
150mg1日1回注4)
1.03(0.98, 1.07)
1.00(0.96, 1.04)
1.10(0.98, 1.23)
1.04(0.99, 1.08)
1.05(1.02, 1.08)
1.15(1.06, 1.26)
1.06(0.99, 1.13)
1.03(0.97, 1.11)
1.11(1.00, 1.24)
1.16(1.09, 1.23)
1.30(1.23, 1.38)
2.03(1.67, 2.48)
1.23(1.18, 1.28)
1.50(1.44, 1.58)
3.50(3.01, 4.07)
150 mg1日1回注4)
1.23(1.15, 1.32)
1.53(1.45, 1.62)
3.25(2.88, 3.67)
0.92(0.85, 1.01)
0.93(0.74, 1.17)
0.94(0.85, 1.05)
0.99(0.89, 1.09)
1.02(0.82, 1.28)注5)
ダルナビル51)
800mg1日1回
NA注6)
150mg1日1回注6)
1.06(1.00, 1.12)
1.09(1.03, 1.15)
1.11(0.98, 1.25)
NA:投与せず
併用薬の用量・投与方法
エムトリシタビンの用量
他剤併用時/非併用時のエムトリシタビンの薬物動態パラメータ比(90%信頼区間)
800mg+コビシスタット150mg1日1回
200mg1日1回注7)
1.13(1.02, 1.24)
1.24(1.17, 1.31)
1.31(1.24, 1.38)
エファビレンツ51)
600mg1日1回空腹時
200mg1日1回
0.90(0.81, 0.99)
0.92(0.87, 0.96)
0.92(0.86, 0.98)
200mg1日1回注8)
0.90(0.82, 0.98)
0.84(0.81, 0.88)
0.94(0.90, 0.99)
1.02(0.97, 1.06)
1.01(0.98, 1.04)
1.02(0.97, 1.07)
0.87(0.84, 0.91)
0.96(0.94, 0.99)
1.14(1.09, 1.20)
タクロリムス52)
0.05mg/kg1日2回
200mg1日1回注9)
0.89(0.83, 0.95)
0.95(0.91, 0.99)
1.03(0.96, 1.10)
ファムシクロビル53)
500mg単回
200mg単回
0.90(0.80, 1.01)
0.93(0.87, 0.99)
1.03(0.96, 1.11)
0.97(0.93, 1.00)
NC:未算出
テノホビル アラフェナミドの用量
他剤併用時/非併用時のテノホビル アラフェナミドの薬物動態パラメータ比(90%信頼区間)
10mg1日1回注10)
0.97(0.73, 1.28)
1.00(0.84, 1.19)
コビシスタット51)
8mg1日1回注11)
2.83(2.20, 3.65)
2.65(2.29, 3.07)
0.90(0.73, 1.11)
0.86(0.78, 0.95)
1.00(0.86, 1.16)
0.96(0.89, 1.03)
40mg1日1回注12)
0.78(0.58, 1.05)
0.86(0.72, 1.02)
ダルナビル・コビシスタット51)
800/150mg1日1回
25mg1日1回注12)
0.93(0.72, 1.21)
0.98(0.80, 1.19)
0.80(0.68, 0.94)
0.87(0.81, 0.94)
0.79(0.68, 0.92)
0.93(0.85, 1.01)
テノホビルの用量
他剤併用時/非併用時のテノホビルの薬物動態パラメータ比(90%信頼区間)
テノホビル アラフェナミド10mg1日1回注13)
0.96(0.89, 1.04)
0.99(0.97, 1.01)
1.01(0.99, 1.04)
テノホビル アラフェナミド8mg1日1回注14)
3.34(3.02, 3.70)
3.31(3.10, 3.53)
3.35(3.12, 3.59)
1.10(1.00, 1.21)
1.02(1.00, 1.04)
1.01(0.99, 1.03)
テノホビル アラフェナミド40mg1日1回注15)
0.75(0.67, 0.86)
0.80(0.73, 0.87)
0.82(0.75, 0.89)
テノホビル アラフェナミド25mg1日1回注15)
3.16(3.00, 3.33)
3.24(3.02, 3.47)
3.21(2.90, 3.54)
1.20(1.16, 1.24)
1.22(1.18, 1.25)
1.23(1.19, 1.28)
1.09(1.05, 1.13)
1.20(1.17, 1.23)
1.21(1.18, 1.26)
1.17(1.12, 1.22)
1.27(1.23, 1.31)
1.33(1.28, 1.38)
併用薬の用量
他剤併用時/非併用時の併用薬の薬物動態パラメータ比(90%信頼区間)
150mg1日1回注17)
10mg1日1回注17)
2.32(1.91, 2.82)
2.60(2.31, 2.93)
ブプレノルフィン54)
16~24mg1日1回
NA
17
1.12(0.98, 1.27)
1.35(1.18, 1.55)
1.66(1.43, 1.93)
ノルブプレノルフィン54)
1.24(1.03, 1.49)
1.42(1.22, 1.67)
1.57(1.31, 1.88)
デシプラミン(国内未承認)55)
1.24(1.08, 1.44)
1.65(1.36, 2.02)
ジゴキシン55)
0.5mg単回
1.41(1.29, 1.55)
1.08(1.00, 1.17)
レジパスビル45)
90mg1日1回
1.65(1.53, 1.78)
1.79(1.64, 1.96)
1.93(1.74, 2.15)
ソホスブビル45)
400mg1日1回
1.28(1.13, 1.47)
1.47(1.35, 1.59)
ソホスブビル主要代謝物45)
1.29(1.24, 1.35)
1.48(1.44, 1.53)
1.66(1.60, 1.73)
ナロキソン54)
4~6mg1日1回
0.72(0.61, 0.85)
0.72(0.59, 0.87)
ノレルゲストロミン56)
ノルゲスチメート0.180/0.215/0.250mg・エチニルエストラジオール0.025mg1日1回
150mg1日1回注18)
13
2.08(2.00, 2.17)
2.26(2.15, 2.37)
2.67(2.43, 2.92)
エチニルエストラジオール56)
0.94(0.86, 1.04)
0.75(0.69, 0.81)
0.56(0.52, 0.61)
ノレルゲストロミン57)
25mg1日1回注19)
1.17(1.07, 1.26)
1.12(1.07, 1.17)
1.16(1.08, 1.24)
ノルゲストレル57)
1.10(1.02, 1.18)
1.09(1.01, 1.18)
1.11(1.03, 1.20)
エチニルエストラジオール57)
1.22(1.15, 1.29)
1.11(1.07, 1.16)
1.02(0.92, 1.12)
R-メサドン58)
80~120mg1日1回
1.01(0.91, 1.13)
1.07(0.96, 1.19)
1.10(0.95, 1.28)
S-メサドン58)
0.96(0.87, 1.06)
1.00(0.89, 1.12)
1.14(0.94, 1.38)
1.09(0.90, 1.32)
1.09(0.98, 1.20)注20)
0.92(0.83, 1.03)注20)
0.94(0.85, 1.04)注20)
25-脱アセチル体代謝物46)
4.84(4.09, 5.74)注20)
6.25(5.08, 7.69)注20)
4.94(4.04, 6.04)注20)
1.89(1.48, 2.42)
1.38(1.14, 1.67)
NA注21)
150mg1日1回注21)
25mg1日1回注21)
1.02(0.96, 1.09)
0.99(0.92, 1.07)
0.97(0.82, 1.15)
ベルパタスビル49)
100mg1日1回
1.30(1.17, 1.45)
1.50(1.35, 1.66)
1.60(1.44, 1.78)
ソホスブビル49)
1.23(1.07, 1.42)
1.37(1.24, 1.52)
ソホスブビル主要代謝物49)
1.29(1.25, 1.33)
1.48(1.43, 1.53)
1.58(1.52, 1.65)
ベルパタスビル50)
1.16(1.06, 1.27)
1.46(1.30, 1.64)
Voxilaprevir(国内未承認)50)
100mg+100mg1日1回
1.92(1.63, 2.26)
2.71(2.30, 3.19)
4.50(3.68, 5.50)
ソホスブビル50)
1.27(1.09, 1.48)
1.22(1.12, 1.32)
ソホスブビル主要代謝物50)
1.28(1.25, 1.32)
1.43(1.39, 1.47)
NA:投与せず,NC:未算出
抗HIV薬による治療経験がないHIV-1感染症患者を対象とし,スタリビルド配合錠(エルビテグラビルとして150mg,コビシスタットとして150mg,エムトリシタビンとして200mg及びテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩として300mgを含有する抗HIV薬)を対照とした無作為化二重盲検並行比較試験の結果を表1に示す(投与後48週時及び96週時)59)。なお,国内において組み入れられた被験者10例(本剤投与群4例,スタリビルド配合錠投与群6例)における投与後48週時のHIV-1 RNA量が50copies/mL未満の被験者の割合は,本剤投与群及びスタリビルド配合錠投与群ともに100%であった。
本剤投与群(435例)
スタリビルド配合錠投与群(432例)
48週時
ウイルス学的効果HIV-1 RNA量50copies/mL未満
405(93.1%)
401(92.8%)
群間差(95.002%信頼区間)
0.5%(-3.0%, 4.0%)
ウイルス学的失敗例注22)
13(3.0%)
11(2.5%)
96週時
388(89.2%)
381(88.2%)
群間差(95%信頼区間)
1.3%(-2.9%, 5.5%)
16(3.7%)
例数(%)
副作用発現頻度は,本剤投与群で44.8%(195/435例)であった。主な副作用は,悪心11.0%(48/435例),下痢8.7%(38/435例),頭痛6.4%(28/435例)であった。
抗HIV薬による治療経験がないHIV-1感染症患者を対象とし,スタリビルド配合錠を対照とした無作為化二重盲検並行比較試験の結果を表2に示す(投与後48週時及び96週時)59)。
本剤投与群(431例)
スタリビルド配合錠投与群(435例)
396(91.9%)
386(88.7%)
3.1%(-0.9%, 7.1%)
ウイルス学的失敗例注23)
18(4.2%)
23(5.3%)
362(84.0%)
358(82.3%)
1.7%(-3.3%, 6.8%)
24(5.5%)
副作用発現頻度は,本剤投与群で39.9%(172/431例)であった。主な副作用は,悪心9.7%(42/431例),下痢5.8%(25/431例),頭痛5.8%(25/431例),疲労4.4%(19/431例)であった。
抗HIV薬による治療経験があり,ウイルス学的に抑制されているHIV-1感染症患者を対象とし,エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含むレジメンから本剤に切り替えた際の,本剤の有効性及び安全性を検討するために実施した,エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含むレジメン継続投与を対照とした無作為化非盲検並行比較試験の結果を表3に示す(投与後48週時)60)。
本剤投与群(959例)
エムトリシタビン・テノホビルジソプロキシルフマル酸塩を含むレジメンの継続投与群(477例)
932(97.2%)
444(93.1%)
4.1%(1.6%, 6.7%)
ウイルス学的失敗例注24)
10(1.0%)
6(1.3%)
副作用発現頻度は,本剤投与群で21.3%(204/959例)であった。主な副作用は,下痢2.5%(24/959例),悪心2.3%(22/959例)であった。
エルビテグラビル:エルビテグラビルは,HIV-1インテグラーゼの阻害薬である。インテグラーゼの阻害により,HIV-DNAの宿主DNAへの組み込みを抑え,HIV-1プロウイルスの形成及びウイルス増殖を阻止する。エルビテグラビルは,ヒトトポイソメラーゼⅠ及びⅡのいずれも阻害しない61)。コビシスタット:コビシスタットは,CYP3Aの選択的な阻害薬である4)。エムトリシタビン:エムトリシタビンは,シチジンの合成ヌクレオシド誘導体であり,細胞内酵素によりリン酸化されエムトリシタビン5’-三リン酸となる62)。エムトリシタビン5’-三リン酸はHIV-1逆転写酵素の基質であるデオキシシチジン5’-三リン酸と競合すること及び新生ウイルスDNAに取り込まれた後にDNA鎖伸長を停止させることにより,HIV-1逆転写酵素の活性を阻害する。哺乳類のDNAポリメラーゼα,β,ε及びミトコンドリアDNAポリメラーゼγに対するエムトリシタビン5’-三リン酸の阻害作用は弱い63)。テノホビル アラフェナミド:テノホビル アラフェナミドは,テノホビルのホスホンアミド酸プロドラッグ(2’-デオキシアデノシン一リン酸誘導体)である。テノホビル アラフェナミドは,血漿中の安定性が高く,細胞内透過性を有し,末梢血単核球及びマクロファージ中のカテプシンAにより加水分解を受けて細胞内にテノホビルを送達する。その後,細胞内酵素によってリン酸化を受け,テノホビル二リン酸となる64)。テノホビル二リン酸は,HIV-1逆転写酵素の基質であるデオキシアデノシン5’-三リン酸と競合すること及びDNAに取り込まれた後にDNA鎖伸長を停止させることにより,HIV-1逆転写酵素の活性を阻害する。哺乳類のDNAポリメラーゼα,β及びミトコンドリアDNAポリメラーゼγに対するテノホビル二リン酸の阻害作用は弱い65)。
エルビテグラビル,エムトリシタビン及びテノホビル アラフェナミドを細胞培養系で評価した結果,相乗的な抗ウイルス活性が認められた。また,コビシスタットを加えてもエルビテグラビル,エムトリシタビン及びテノホビル アラフェナミドの抗ウイルス活性は維持された。エルビテグラビル:ヒトTリンパ芽球様細胞,単球/マクロファージ及び末梢血リンパ球初代培養細胞を用いて,HIV-1の実験室株及び臨床分離株に対するエルビテグラビルの抗ウイルス活性を評価した。エルビテグラビルの50%阻害濃度(EC50値)は0.02~1.7nMの範囲であった66)。コビシスタット:コビシスタットは,HIV-1,HBV及びHCVに対する抗ウイルス活性を有さず,また,エルビテグラビル,エムトリシタビンあるいはテノホビルの抗ウイルス活性に対する拮抗作用は認められなかった67)。エムトリシタビン:ヒトTリンパ芽球様細胞株,MAGI-CCR5細胞株及び末梢血単核球初代培養細胞を用いて,HIV-1の実験室株及び臨床分離株に対するエムトリシタビンの抗ウイルス活性を評価した。エムトリシタビンのEC50値は,0.0013~0.64μMの範囲であった68),69)。テノホビル アラフェナミド:ヒトTリンパ芽球様細胞株,単球/マクロファージ及び末梢血リンパ球初代培養細胞を用いて,HIV-1の実験室株及び臨床分離株に対するテノホビル アラフェナミドの抗ウイルス活性を評価した。テノホビル アラフェナミドのEC50値は,0.1~15.7nMの範囲であった70)。
エルビテグラビル:in vitro試験で誘導されたエルビテグラビルに対する感受性が低下したHIV-1分離株には,インテグラーゼのT66A/I,E92G/Q,S147G及びQ148Rが主要変異として認められた。また,主要変異が認められたHIV-1分離株には,D10E,S17N,H51Y,F121Y,S153F/Y,E157Q,D232N,R263K及びV281Mも認められた。エムトリシタビン:エムトリシタビンに対する感受性低下は,HIV-1逆転写酵素のM184V/I変異と関連が認められた71)。テノホビル アラフェナミド:テノホビル アラフェナミドに対する感受性が低下したHIV-1分離株では,K65R変異が発現しており,K70E変異も一過性に認められた72)。
292-0104試験及び292-0111試験において,ウイルス学的失敗と判定された被験者のうち,投与96週後又は早期に試験中止となった時点の血漿中HIV-1 RNA量が400copies/mLを超えた被験者から分離したHIV-1を解析し,19例(2.2%,19/866例)の遺伝子型及び表現型解析結果が得られた。遺伝子型解析結果から,エルビテグラビル,エムトリシタビン又はテノホビルの主要耐性関連変異が一つ以上認められたのは,10例(1.2%,10/866例)であった。認められた変異は,逆転写酵素領域のM184V/I(9例),K65R/N(2例)及びK70R(1例),インテグラーゼ領域のT66A/I/V(2例),E92Q(4例),Q148R(1例)及びN155H/S(2例)であった。また,表現型解析結果から,エルビテグラビルに対する感受性が野生株に対して10.9倍から101倍低下したHIV-1分離株が7例(0.8%,7/866例)に,エムトリシタビンに対する感受性が野生株に対して28倍から117倍超低下したHIV-1分離株が8例(0.9%,8/866例)に,テノホビルに対する感受性が野生株に対して3倍低下したHIV-1分離株が1例(0.1%,1/866例)に認められた。
292-0109試験において,投与48週時点で遺伝子型及び表現型解析の対象となった被験者に耐性変異は認められなかった。
エルビテグラビル耐性のHIV-1分離株はエムトリシタビン又はテノホビルに対して交差耐性を示さず,エムトリシタビン又はテノホビル耐性のHIV-1分離株はエルビテグラビルに対して交差耐性を示さなかった73)。エルビテグラビル:エルビテグラビル耐性ウイルスは,変異の種類及び数に応じて,インテグラーゼ阻害薬であるラルテグラビルに対して様々な程度の交差耐性を示す。T66I/A変異を持つウイルスはラルテグラビルに対する感受性を維持しているが,その他のほとんどのエルビテグラビル耐性ウイルスはラルテグラビルに対する感受性が低下した。エルビテグラビル又はラルテグラビル耐性変異を持つウイルスはドルテグラビルに対する感受性を維持した74),75)。エムトリシタビン:核酸系逆転写酵素阻害薬の間で交差耐性が認められた。エムトリシタビン耐性のM184V/I変異を有するHIV-1株は,ラミブジンに対して交差耐性を示した。また,アバカビル,ジダノシン及びテノホビルの投与によりin vivoで出現したK65R変異を有するHIV-1株では,エムトリシタビンに対する感受性の低下が確認された72),76)。テノホビル アラフェナミド:K65R及びK70E変異を持つHIV-1株は,アバカビル,ジダノシン,ラミブジン,エムトリシタビン及びテノホビルに対する感受性の低下を示すが,ジドブジンに対する感受性を維持する。T69S二重挿入変異又はK65Rを含むQ151M複合変異を持ち,核酸系逆転写酵素阻害薬に多剤耐性を示すHIV-1は,テノホビルに対する感受性の低下を示した77),78),79)。
エルビテグラビル(Elvitegravir)
6-[(3-Chloro-2-fluorophenyl)methyl]-1-[(2S)-1-hydroxy-3-methylbutan-2-yl]-7-methoxy-4-oxo-1,4-dihydroquinoline-3-carboxylic acid
C23H23ClFNO5
447.88
白色~微黄色の粉末であり,ジメチルスルホキシド,N, N-ジメチルホルムアミド又はテトラヒドロフランに溶けやすく,アセトニトリル,メタノール又はエタノール(95)にやや溶けにくく,2-プロパノールに溶けにくく,水にほとんど溶けない。
約163℃
LogD=4.5(pH6.8)
コビシスタット(Cobicistat)
1,3-Thiazol-5-ylmethyl{(2R,5R)-5-[(2S)-2-(3-methyl-3-{[2-(1-methylethyl)-1,3-thiazol-4-yl]methyl}ureido)-4-(morpholin-4-yl)butanamido]-1,6-diphenylhexan-2-yl}carbamate
C40H53N7O5S2
776.02
白色~微黄色の固体であり,アセトニトリル,ジクロロメタン,ジメチルスルホキシド又はメタノールに溶けやすく,水又はヘプタンにほとんど溶けない。
ガラス転移温度35℃,約200℃(分解)
4.3(1-オクタノール/pH8.5のリン酸塩緩衝液)
エムトリシタビン(Emtricitabine)
4-Amino-5-fluoro-1-[(2R,5S)-2-(hydroxymethyl)-1,3-oxathiolan-5-yl]pyrimidin-2(1H)-one
C8H10FN3O3S
247.25
白色~帯黄白色の粉末であり,水,メタノールに溶けやすく,アセトニトリルに溶けにくく,酢酸イソプロピルに極めて溶けにくい。
約155℃
-0.43(オクタノール/水)
テノホビル アラフェナミドフマル酸塩(Tenofovir Alafenamide Fumarate)
1-Methylethyl N-[(S)-{[(1R)-2-(6-amino-9H-purin-9-yl)-1-methylethoxy]methyl}phenoxyphosphinoyl]-L-alaninate hemifumarate
(C21H29N6O5P)2・C4H4O4
1069.00
白色~灰白色又は白色~くすんだ黄赤色の粉末であり,メタノールに溶けやすく,エタノール(99.5)にやや溶けやすく,水又は2-プロパノールにやや溶けにくく,アセトン又はアセトニトリルに溶けにくく,トルエンに極めて溶けにくい。
約132℃
1.6(1-オクタノール/pH7のリン酸塩緩衝液)
開栓後は,湿気を避けて保存すること。
30錠/瓶[乾燥剤入り]
1) 社内資料:1278-005試験(VAD承認年月日:2004.3.25)[GEN-011]
2) Benaboud S. et al. Antimicrob. Agents Chemother. 2011;55(3):1315-1317.[GEN-012]
3) Ramanathan S. et al. Clin Pharmacokinet. 2011;50(4):229-244.[GEN-001]
4) 社内資料:216-2025試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.2.4, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.2)[GEN-002]
5) 社内資料:216-2112試験[GEN-003]
6) 社内資料:216-2072試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.3)[GEN-004]
7) 社内資料:FTC-101試験(EMT承認年月日:2005.3.23)[GEN-005]
8) 社内資料:901/701試験(VAD承認年月日:2004.3.25)[GEN-006]
9) Birkus G. et al. Antimicrob. Agents Chemother. 2007;51(2):543-550.[GEN-007]
10) Birkus G. et al. Mol Pharmacol. 2008;74(1):92-100.[GEN-008]
11) 社内資料:120-2004試験(GEN承認年月日:2016.6.17, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.2)[GEN-009]
12) 社内資料:120-2018試験(GEN承認年月日:2016.6.17, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.2)[GEN-010]
13) 社内資料:SBX5-1試験(GEN承認年月日:2016.6.17, CTD 5.3.3.1)[GEN-013]
14) Paul E. S. et al. J. Acquir. Immune. Defic. Syndr. 2014;67(1):52-58.[GEN-014]
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16) 社内資料:183-0126試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 5.3.3.1)[GEN-015]
17) 社内資料:216-2026試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.2.3, CTD 5.3.2.1)[GEN-016]
18) 社内資料:120-0108/0114試験(GEN承認年月日:2016.6.17, CTD 5.3.3.3)[GEN-017]
19) 社内資料:P504-00039.1試験[GEN-018]
20) 社内資料:216-0111試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 5.3.3.1)[GEN-019]
21) 社内資料:15396試験(EMT承認年月日:2005.3.23)[GEN-020]
22) 社内資料:FTC-106試験(EMT承認年月日:2005.3.23)[GEN-021]
23) 社内資料:120-2031試験(GEN承認年月日:2016.6.17, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.2)[GEN-022]
24) 社内資料:120-0109試験(GEN承認年月日:2016.6.17, CTD 5.3.3.1)[GEN-023]
25) 社内資料:216-0124試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 5.3.3.3)[GEN-025]
26) 社内資料:FTC-107試験(EMT承認年月日:2005.3.23)[GEN-026]
27) 社内資料:120-0108試験(GEN承認年月日:2016.6.17, CTD 5.3.3.3)[GEN-027]
28) Joseph M. C. et al. Antimicrob. Agents Chemother. 2014;58(5):2564-2569.[GEN-028]
29) 社内資料:120-0114試験(GEN承認年月日:2016.6.17, CTD 5.3.3.3)[GEN-029]
30) Jeremiah D. M. et al.:AIDS. 2018;32(17):2507-2516.[GEN-079]
31) 社内資料:JTK303-027試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.2)[GEN-030]
32) 社内資料:JTK303-023試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.2)[GEN-031]
33) 社内資料:236-2001/2002/2003/2004/2005試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.2.6)[GEN-032]
34) 社内資料:183-2030試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.3)[GEN-033]
35) 社内資料:216-2028試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.1.1, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.2)[GEN-034]
36) 社内資料:216-2029/2070/2071/2075試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.2)[GEN-035]
37) 社内資料:216-2030/2094/2098/2100/2105_236-2008試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.3(216-2030/2094/2098/2100/2105), CTD 4.2.2.6(236-2008))[GEN-036]
38) 社内資料:236-2010試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 4.2.2.6)[GEN-037]
39) 社内資料:120-2022試験(GEN承認年月日:2016.6.17, CTD 4.2.2.6, CTD 5.3.2.2)[GEN-038]
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44) 社内資料:183-0146試験(STB承認年月日:2013.3.25, CTD 5.3.3.4)[GEN-043]
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50) 社内資料:367-1657試験[GEN-049]
51) 社内資料:311-0101試験(GEN承認年月日:2016.6.17, CTD 5.3.3.4)[GEN-050]
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