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劇薬
処方箋医薬品注)
スコポラミン臭化水素酸塩水和物として、通常成人1回0.25~0.5mgを皮下注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
眼の調節障害、眠気、めまい等を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること。
排尿障害を起こすおそれがある。
心臓の運動を促進するため、症状を悪化させるおそれがある。
頻脈や不整脈が起こるおそれがある。
中毒性巨大結腸があらわれることがある。
頻脈、体温上昇、発汗などの交感神経興奮様症状が増強するおそれがある。
発汗抑制作用により体温が上昇するおそれがある。
感受性が増大するおそれがある。
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
投与しないこと。本剤は肝臓で代謝されるため、肝機能障害のある患者では代謝されにくくなり、副作用が起こりやすくなるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
バルビツール酸誘導体
作用が増強することがある。
相加的に作用を増強する。
頻度不明
眼
霧視、調節障害
消化器
口渇、悪心・嘔吐
精神神経系
眠気、頭痛、めまい
循環器
心悸亢進
過敏症
発疹
その他
脱力感、倦怠感、顔面潮紅
呼吸中枢を抑制する。
呼吸管理(酸素吸入・人工呼吸等)を行い、興奮症状が強い場合はジアゼパムやフェノバルビタールを投与する。フェノチアジン類は抗ムスカリン作用により中毒症状を悪化させるため使用してはならない。
コリンエステラーゼ阻害剤(ネオスチグミン等)
スコポラミンは、ムスカリン受容体遮断薬で、副交感神経興奮による反応を抑制することにより作用を現す1)。
健康成人にスコポラミン臭化水素酸塩水和物0.15~0.8mg注1)を皮下注射した結果、軽度の徐脈、唾液分泌の抑制、光に対する脳波覚醒反応の抑制及び自発的な会話や動作の減少がみられた2)(外国人データ)。
スコポラミン臭化水素酸塩水和物(Scopolamine Hydrobromide Hydrate)[JAN]
(1R,2R,4S,5S,7s)-9-Methyl-3-oxa-9-azatricyclo[3.3.1.02,4]non-7-yl (2S)-3-hydroxy-2-phenylpropanoate monohydrobromide trihydrate
C17H21NO4・HBr・3H2O
438.31
本品は無色若しくは白色の結晶又は白色の粒、若しくは粉末で、においはない。本品は水に溶けやすく、エタノール(95)又は酢酸(100)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
195~199℃(乾燥後、あらかじめ浴液を180℃に加熱しておく)
:-24.0~-26.0°(乾燥後、0.5g、水、10mL、100mm)
10アンプル
1) 第十八改正日本薬局方解説書. 廣川書店. 2021 :C-2542-2546
2) Ostfeld, A.M. et al. :J. Pharmacol. Exp. Ther. 1962 ;137(1) :133-139
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