当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
脂肪萎縮症
通常、メトレレプチンとして、男性には0.04mg/kg、18歳未満の女性には0.06mg/kg、18歳以上の女性には0.08mg/kgを1日1回皮下注射する。投与はそれぞれ0.02mg/kg、0.03mg/kg、0.04mg/kgから投与開始し、1ヵ月程度をかけ、上記投与量まで増量する。なお、症状に応じて適宜減量する。
性別及び年齢別の投与量は以下のとおりである。
開始用量
維持用量
男性
0.02mg/kg
0.04mg/kg
女性(18歳未満)
0.03mg/kg
0.06mg/kg
女性(18歳以上)
0.08mg/kg
主に腎で排泄されると考えられるため、高い血中濃度が持続するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。マウスで出生児数の減少、出生児の生存率低下、体重低下、発育遅延が報告されている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤の乳汁中への移行は不明である。
低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
一般に生理機能が低下している。また、低血糖を起こすおそれがある。
インスリン製剤との併用により低血糖が起こることがあり、その他の糖尿病用薬との併用でも低血糖のおそれがある。併用する場合には、血糖値の推移を観察するとともに、必要に応じてこれらの薬剤を減量すること。
共に血糖降下作用を有する。
蕁麻疹、全身性発疹を含む過敏症があらわれることがある。
15%以上
15%未満
頻度不明
精神神経系
頭痛
注射部位
腫脹・疼痛・そう痒・発赤等の注射部位反応(53.3%)
その他
低血糖、脱毛
悪心、疲労感、腟出血、体重減少
皮下注射は、腹部、大腿、上腕、臀部等に行うこと。注射部位は毎回変更すること。
脂肪萎縮症患者を対象とした海外臨床試験において、本剤に対する中和抗体の産生が13.5%(10/74例)の症例で確認されている。また、中和抗体が出現した患者において、治療効果が減弱したとの報告がある。
イヌの反復皮下投与毒性試験で、臨床試験における血漿中濃度(AUC0-24h)の約10倍で強膜及び膀胱粘膜の出血、1倍以下で歯肉の局所出血がみられ、薬理作用との関連性が示唆されている。
脂肪萎縮症患者4例にメトレレプチン(0.01~0.08mg/kg)を1日1回反復皮下投与したときの薬物動態パラメータを表16-1に示す。なお、血中レプチン濃度には、内因性レプチンとメトレレプチンが含まれる1)。
症例No.
性別年齢
投与量(mg/kg)
Cmax(ng/mL)
Tmax(hr)
AUC0-τ(ng・hr/mL)
T1/2,z(hr)
CL/F(L/hr/kg)
1
女18歳
0.02※10.04※20.08※3
6.512.5134
3.82.86.0
84.98181.81541
14.77.474.45
0.2350.2200.0519
2
女23歳
19.8133241
1.81.83.9
193.910293385
8.075.2811.3
0.1030.03890.0236
3
女11歳
0.015※10.03※20.06※3
6.318.470.4
1.92.02.8
53.56125.2546.7
16.111.58.43
0.2800.2400.110
4
男6歳
0.01※10.02※20.04※3
3.214.236.4
1.12.95.8
37.23204.9582.6
17.917.223.3
0.2690.09760.0687
※1:投与開始から4週後までの投与量(投与開始後4週時点での結果)
※2:投与4週後から8週後までの投与量(投与量変更後4週時点での結果)
※3:投与8週後から20週後までの投与量(投与量変更後12週時点での結果)
マウスに単回静脈内投与したデータから、本剤は主に腎臓から排泄されることが示唆されている2)。
国内の脂肪萎縮症患者4例を対象に、本剤(0.01~0.08mg/kg)を1日1回5ヵ月間連日皮下投与したときのHbA1c(JDS値)、トリグリセライドの経時変化を表17-1に示す。HbA1cは投与前に比べすべての症例で低下した。トリグリセライドも投与前に比べ、正常値まで低下したが、症例No.4では副腎皮質ステロイド投与により一時的に上昇した。なお、症例No.3は投与前後ともに正常値であった。また、糖尿病治療薬及び(又は)高脂血症治療薬が本剤投与開始前から投与された3例の患者では、投与開始2ヵ月以内にそれら治療薬の投与が中止された1)。
年齢
HbA1c (%) (JDS値)
トリグリセライド (mg/dL)
投与前
3ヵ月
4ヵ月
5ヵ月
18歳
8.6
5.5
4.8
210
55
62
23歳
7.7
5.6
5.9
6.4
246
51
144
204
11歳
5.8※
5.1
5.4
59
46
60
77
6歳
5.8
5.0
5.2
180
83
131
382
※:登録時にはHbA1c = 6.1
副作用は4例中4例で発現した。主な副作用は、皮膚乾燥、脱毛症及び頭痛が各2例であった。
国内の脂肪萎縮症患者11例を対象に、本剤(0.01~0.08mg/kg)を1日2回分割注1)12ヵ月間連日皮下投与したときのHbA1c(JDS値、平均値)、トリグリセライド(平均値)の経時変化を表17-2に示す。本剤投与により、HbA1c及びトリグリセライドは、投与前に比べ、投与4、8及び12ヵ月後のすべての時点で有意に低下した3)。
項目
8ヵ月
12ヵ月
例数
11
10
9
平均値
8.74
6.01*
5.89*
5.83*
395.4
102.2*
100.4*
88.7*
標準誤差
0.62
0.41
0.24
0.31
185.9
16.4
21.9
13.4
*:p<0.05(対応のあるt検定:投与前値との比較)
副作用発現頻度は54.5%(6/11例)であった。副作用は、注射部位反応54.5%(6/11例)であった。
米国の脂肪萎縮症患者54例を対象に、本剤(0.01~0.08mg/kg)を1日2回分割注1)、又は1日1回12ヵ月間連日皮下投与したときのHbA1c(NGSP値、平均値)、トリグリセライド(平均値)の経時変化を表17-3に示す。本剤投与により、HbA1c(NGSP値、平均値)及びトリグリセライド(平均値)は投与前値より低下した4)。
HbA1c (%) (NGSP値)
54
40
41
38
42
39
8.49
7.25
6.91
7.03
1185
489
391
349
0.29
0.28
0.25
0.27
317
150
92
副作用発現頻度は30.9%(17/55例)であった。主な副作用は、低血糖症及び疲労が各10.9%(6/55例)、脱毛症7.3%(4/55例)、体重減少5.5%(3/55例)であった。
糖尿病や高トリグリセライド血症、脂肪肝を特徴とする脂肪萎縮症では、脂肪組織の消失及び血中レプチンの欠乏が認められる5),6)。レプチンは、脂肪組織より分泌されるホルモンであり、マウス及びラットを用いた試験で、摂食抑制、エネルギー消費亢進、インスリン感受性亢進、脂質代謝亢進をもたらし、糖代謝又は脂質代謝において重要な役割を果たしていることが示唆されている7),8)。メトレレプチンはヒトレプチンのN末端にメチオニンが1残基付加された遺伝子組換え型ヒトレプチン製剤である。
メトレレプチン(遺伝子組換え)(Metreleptin(Genetical Recombination))(JAN)
C714H1167N191O221S6
16155.44
無色澄明の液である。
アミノ酸147個からなるポリペプチドである。
外箱開封後は遮光して保存すること。
1瓶
1) 社内資料:国内の医師主導治験(2013年3月25日承認、CTD 2.7.6.3)
2) 社内資料:両側腎摘出マウスにおける単回静脈内投与時の血清中メトレレプチン濃度(2013年3月25日承認、CTD 2.6.4.9)
3) 社内資料:国内の臨床研究(2013年3月25日承認、CTD 2.7.6.4)
4) 社内資料:海外の臨床試験(2013年3月25日承認、CTD 2.7.6.6)
5) Javor ED, et al.: Diabetes. 2005;54:1994-2002
6) Ebihara K, et al.: J Clin Endocrinol Metab. 2007;92:532-541
7) Farooqi IS, et al.: Am J Clin Nutr. 2009;89:980S-984S
8) Friedman JM.: Am J Clin Nutr. 2009;89:973S-979S
キエジ・ファーマ・ジャパン株式会社 キエジ・コールセンター
*〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目1番1号
フリーダイヤル 0120-484-648受付時間 9:00~17:00(土、日、祝日及び当社休業日を除く)
キエジ・ファーマ・ジャパン株式会社
*東京都千代田区大手町一丁目1番1号
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.