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便秘、腸疾患時の排便
通常、1回10~150mLを直腸内に注入する。
なお、年令、症状により適宜増減する。
連用による耐性の増大等のため効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避けること。
出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こすおそれがある。[2.1参照]
蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させるおそれがある
浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させるおそれがある。
症状を増悪させるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。子宮収縮を誘発して流早産を起こす危険性がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
乳児に投与する場合は慎重に投与すること。患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい。
少量から開始するなど慎重に投与すること。高齢者では過度の瀉下作用により体液量の減少等をきたし、脱水等を起こすことがある。
頻度不明
過敏症
発疹等
消化器
腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部違和感・熱感、残便感等
循環器
血圧変動
(1)浣腸用にのみ使用すること。(2)注入に際し、直腸粘膜を損傷することがあるので、慎重に挿入すること。挿入時、損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こすおそれがある。(3)患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄すること。
グリセリンは、直腸内への注入によって腸管壁の水分を吸収することに伴う刺激作用により腸管の蠕動を亢進させ、また、浸透作用により糞便を軟化、膨潤化させることにより糞便を排泄させると考えられている。
グリセリン浣腸液50%「ケンエー」と標準製剤の薬理効果について、モルモット生体直腸粘膜面に対する腸管の蠕動運動持続時間を比較した結果、両剤の生物学的同等性が確認された1) 。
日本薬局方グリセリン(Glycerin)
Propane-1,2,3-triol
C3H8O3
92.09
日本薬局方グリセリンはグリセリン(C3H8O3)84~87%を含む無色澄明の粘性の液で、味は甘い。本品は水又はエタノール(99.5)と混和する。本品は吸湿性である。
〈Lタイプ〉 30mL×20、40mL×20、60mL×10、90mL×10、120mL×10、150mL×10〈Sタイプ〉 30mL×5、50mL×5〈瓶〉 500mL(ポリエチレン瓶)
1) 健栄製薬株式会社 社内資料:グリセリン浣腸液50%「ケンエー」の生物学的同等性について
健栄製薬株式会社 学術情報部
〒541-0044 大阪市中央区伏見町2丁目5番8号
電話番号(06)6231-5822FAX番号(06)6204-0750
健栄製薬株式会社
大阪市中央区伏見町2丁目5番8号
(1)本品をそのまま温湯に入れ、約40℃(体温程度)に温める。(2)レクタルチューブの目盛(3,4,5,6cm)を目安にして、ストッパーをスライドさせ挿入深度を合わせる。(成人の場合:5~6cm、小児の場合:3~6cm、乳児の場合:3~4cm)(3)レクタルチューブをしっかり持ち、キャップをまわすように取りはずす。(4)ストッパーより先端の挿入部を少量の内容液で潤すか、オリブ油、ワセリン等の潤滑剤を塗布して肛門内に挿入しやすくする。(浣腸液が出にくい場合はチューブの先端部を軽く叩いて、浣腸液が出るのを確認してから使用すること。)(5)患者を左側臥位にして、容器内の空気を追い出した後、レクタルチューブをストッパーの位置まで肛門内に緩徐に挿入する。レクタルチューブを無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷することがあるので注意すること。(立位の状態での浣腸は危険ですので行わないこと。)(6)ストッパーを片方の手で固定し、浣腸液をゆっくりと直腸内に注入する。(7)浣腸液注入後、レクタルチューブを静かに抜去し、肛門部を脱脂綿等で圧迫する。(8)通常3~10分後、便意が強まってから排便させる。
(1)本品をそのまま温湯に入れ、約40℃(体温程度)に温める。(2)容器の首部を持ち、キャップをまわすように取りはずす。(3)容器の挿入部を少量の内容液で潤すか、オリブ油、ワセリン等の潤滑剤を塗布して肛門内に挿入しやすくする。(4)患者を左側臥位にして、容器内の空気を追い出した後、容器の目盛(3cm)を目安にして、挿入部を肛門内に緩徐に挿入する。30mL(3cm以上)50mL(成人の場合:5~6cm、小児の場合:3~6cm、乳児の場合:3~4cm)無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷することがあるので注意すること。(立位の状態での浣腸は危険ですので行わないこと。)(5)浣腸液をゆっくりと直腸内に注入する。(6)浣腸液注入後、挿入部を静かに抜去し、肛門部を脱脂綿等で圧迫する。(7)通常3~10分後、便意が強まってから排便させる。
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