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本剤又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者
手術部位(手術野)の皮膚の消毒、手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒、熱傷皮膚面の消毒、感染皮膚面の消毒
効能又は効果
用法及び用量
手術部位(手術野)の皮膚の消毒、手術部位(手術野)の粘膜の消毒
本剤を塗布する。
皮膚・粘膜の創傷部位の消毒、熱傷皮膚面の消毒、感染皮膚面の消毒
本剤を患部に塗布する。
血中ヨウ素の調節ができず甲状腺ホルモン関連物質に影響を与えるおそれがある1) 。
ヨウ素の吸収により、血中ヨウ素値が上昇することがある。
妊婦または妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。長期にわたる広範囲の使用を避けること2) 。本溶液を妊婦の膣内に長期間使用し、新生児に一過性の甲状腺機能低下があらわれたとの報告がある3) 。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。長期にわたる広範囲の使用を避けること2) 。ポビドンヨード製剤を膣内に使用し、乳汁中の総ヨウ素値が一過性に上昇したとの報告がある4) 。
本溶液を新生児に使用し、一過性の甲状腺機能低下を起こしたとの報告がある5) 。
呼吸困難、不快感、浮腫、潮紅、蕁麻疹等があらわれることがある。
0.1%未満
過敏症
発疹
皮膚
接触皮膚炎、そう痒感、灼熱感、皮膚潰瘍、皮膚変色
甲状腺
血中甲状腺ホルモン値(T3、T4値等)の上昇あるいは低下などの甲状腺機能異常
酸化反応を利用した潜血試験において、本剤が検体に混入すると偽陽性を示すことがある6) 。
ポビドンヨード製剤を膣内に使用し、血中総ヨウ素値及び血中無機ヨウ素値が一過性に上昇したとの報告がある8) 。
本剤はヨウ素(I2)を遊離することにより殺菌作用を現す。すなわち、遊離ヨウ素が水を酸化して生じるH2OI+が微生物表面の膜タンパクと反応することにより、細菌、ウイルスなどを死滅させる9) 。
供試菌株
殺菌時間*
clean条件下
dirty条件下(2%酵母添加)
dirty条件下(0.2%アルブミン添加)
Staphylococcus aureus NBRC 12732
≦15秒間
Staphylococcus aureus (臨床分離株MRSA-01)
60秒間
Staphylococcus epidermidis ATCC 12228
Escherichia coli NBRC 3806
30秒間
Proteus vulgaris NBRC 3988
Pseudomonas aeruginosa NBRC 13275
Burkholderia cepacia NBRC 15124
Serratia marcescens NBRC 12648
Candida albicans NBRC 1594
*99.999%以上の減少に要した時間
ポビドンヨード液10% 綿球14「ケンエー」、ポビドンヨード液10% 綿球20「ケンエー」、ポビドンヨード液10% 綿球30「ケンエー」及びポビドンヨード液10% 綿球40「ケンエー」と10w/v%ポビドンヨード液標準製剤の殺菌効果について、in vitroの最小発育阻止濃度(MIC)法、最小殺菌濃度(MBC)法及びKelsey-Sykes法により比較した結果、両剤の生物学的同等性が確認された11)12) 。
ポビドンヨード(Povidone-Iodine)
Poly[1-(2-oxopyrrolidin-1-yl)ethylene]iodine
(C6H9NO)n・xI
ポビドンヨードは暗赤褐色の粉末で、僅かに特異なにおいがある。水又はエタノール(99.5)に溶けやすい。本品1.0gを水100mLに溶かした液のpHは1.5~3.5である。
直射日光を避けて保管すること。
1) 石突吉持:日本医師会雑誌.1987;97(7):1247-1250
2) Danziger,Y.,et al.:Arch.Dis.Child.1987;62:295-296
3) 大塚春美ほか:日本新生児学会雑誌.1994;30(4):765
4) 北村隆ほか:Prog.Med.1987;7(5):1031-1034
5) Jackson,H.J.,et al.:Lancet.1981;8253:992
6) Bar-Or,D.,et al.:Lancet.1981;8246:589
7) Okano,M.:J.Am.Acad.Dermatol.1989;20(5):860
8) Vorherr,H.,et al.:JAMA.1980;244(23):2628-2629
9) 松原肇ほか:日本医事新報.1998;3847:117
10) 健栄製薬株式会社 社内資料:ポビドンヨード液10% 綿球「ケンエー」の殺菌効力について
11) 健栄製薬株式会社 社内資料:ポビドンヨード液10% 綿球「ケンエー」の生物学的同等性について
12) 健栄製薬株式会社 社内資料:ポビドンヨード液10% 綿球40「ケンエー」の生物学的同等性について
健栄製薬株式会社 学術情報部
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本剤は保険給付の対象とならない(薬価基準未収載)。
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