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〈ステリクロンW液0.02〉
効能又は効果
用法及び用量
結膜嚢の洗浄・消毒
クロルヘキシジングルコン酸塩として0.02%以下の水溶液を用いる。
産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器の皮膚消毒
クロルヘキシジングルコン酸塩として0.02%水溶液を用いる。
〈ステリクロンW液0.05〉
皮膚の創傷部位の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒
クロルヘキシジングルコン酸塩として0.05%水溶液を用いる。
クロルヘキシジングルコン酸塩として0.05%以下の水溶液を用いる。
ショック、アナフィラキシー等の反応を予測するため、使用に際してはクロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴、薬物過敏体質の有無について十分な問診を行うこと。,,
血圧低下、じん麻疹、呼吸困難等があらわれた場合は、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。
0.1%未満
過敏症
発疹、じん麻疹
クロルヘキシジングルコン酸塩製剤の使用によりショック症状を起こした患者のうち数例について、血清中にクロルヘキシジンに特異的なIgE抗体が検出されたとの報告がある1) 。
低濃度では細菌の細胞膜に障害を与え、細胞質成分の不可逆的漏出や酵素阻害を起こし、抗菌作用(殺菌作用)を示す。高濃度では細胞内のタンパク質や核酸の沈着を起こすことにより、抗菌作用を示す2) 。
広範囲の微生物に作用するが、特にグラム陽性菌には低濃度でも有効である。グラム陰性菌にも比較的低濃度で殺菌作用を示すが、グラム陽性菌に比べて抗菌力に幅がある。グラム陰性菌のうち、Alcaligenes、Pseudomonas、Achromobacter、Flavobacterium属などにはまれに抵抗菌株もある。芽胞形成菌の芽胞には無効である。結核菌に対し水溶液では静菌作用、アルコール溶液では迅速な殺菌作用がある。真菌類の多くに対し抗菌力を示すが細菌類より弱い。ウイルスに対する効力は確定していない2) 。
ステリクロンW液0.02及びステリクロンW液0.05と標準製剤の殺菌効果について、in vitroの最小発育阻止濃度(MIC)法及び最小殺菌濃度(MBC)法により比較した結果、両剤の生物学的同等性が確認された3)4) 。
クロルヘキシジングルコン酸塩(Chlorhexidine Gluconate)
1,1'-Hexamethylenebis[5-(4-chlorophenyl)biguanide],di-D-gluconate
C22H30Cl2N10・2C6H12O7
897.76
通常、水溶液として存在し、その20w/v%液は、無色~微黄色の澄明な液で、においはなく、味は苦い。水又は酢酸(100)と混和する。20w/v%液1mLはエタノール(99.5)5mL以下又はアセトン3mL以下と混和するが、溶媒の量を増加するとき白濁する。光によって徐々に着色する。比重:1.06~1.07
1) Ohtoshi T.,et al.:Clin.Allergy.1986;16:155-161
2) 第十八改正日本薬局方解説書.廣川書店.2021:C-1877-1881
3) 健栄製薬株式会社 社内資料:ステリクロンW液0.02の生物学的同等性について
4) 健栄製薬株式会社 社内資料:ステリクロンW液0.05の生物学的同等性について
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