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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
高トリグリセリド血症
通常、成人にはデキストラン硫酸エステルナトリウムとして1日450~900mgを3~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
血液凝固能検査等出血管理を十分行いつつ使用すること。弱い抗トロンビン作用を持っており、フィブリン形成を抑制し、血液凝固能を低下させるおそれがある。
出血をおこすおそれがある。
類薬(デキストラン40)投与による腎不全の報告がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
抗凝血剤
出血傾向を促すおそれがあるので、観察を十分に行い慎重に投与すること。
本剤の持つ弱い抗凝固作用により、相互的に作用を及ぼすおそれがある。
観察を十分に行い、呼吸困難、嘔吐、血圧低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
血液
出血傾向
皮膚
発疹等
消化器
食欲不振、胃部膨満感、下痢等
本剤は腸溶性製剤のため、乳鉢等ですりつぶさないこと。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
ラットの雌雄で、臨床用量の65倍(1119~1209mg/kg/日)を長期間経口投与した試験において、下部消化管(直腸、肛門)での粘膜の増殖性病変の発生頻度が、対照群に比し高かったとの報告がある。
二重盲検試験の結果、血清トリグリセリドの投与前値に対する低下率が20%以上の割合は46.0%(80/174例)、10%以上の割合は59.8%(104/174例)であった。また、高脂血症の分類別にみると、改善率(20%以上低下)はIIb型で53~57%、IV型で48~60%を示し、また低下率はIIb型で11~26%、IV型で19~35%を示した1),2)。
血清LPL(リポ蛋白リパーゼ)及びHTGL(肝性トリグリセリドリパーゼ)を活性化する3),4)(健康成人男性、ラット)。
血清LPL及びHTGLを活性化することにより血清トリグリセリドを水解し、濃度を低下させる。またVLDL-HDLのサイクルを促進し、VLDLを低下、HDLを上昇させる5)(高トリグリセリド血症患者等)。
デキストラン硫酸エステルナトリウム イオウ18(Dextran Sulfate Sodium Sulfur 18)
白色~淡黄白色の粉末で、においはなく、塩味がある。水に溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
Leuconostoc mesenteroides van Tieghem(Lactobacillaceae)によるショ糖の発酵によって生産されたデキストランの部分分解物を硫酸化して得た硫酸エステルのナトリウム塩である。
15.0~20.0%
アルミピロー包装開封後は湿気を避けて保存すること。
PTP: 500錠(10錠×50)、1000錠(10錠×100)バラ: 1000錠(ガラス瓶)
PTP: 100錠(10錠×10)、1000錠(10錠×100)バラ: 1000錠(ガラス瓶)
1) 秦葭哉他.: Geriat Med. 1984; 22: 417-40.
2) 三村悟郎他.: 医学のあゆみ. 1976; 96: 782-99.
3) 村勢敏郎他.: 医学のあゆみ. 1978; 106: 779-81.
4) 藤井節郎他.: デキストラン硫酸の臨床.東京:医事出版社; 1980; p9-16.
5) 高橋壮一郎他.: 臨床と研究. 1987; 64: 998-1006.
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