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腸閉塞の患者[腸管穿孔を起こすおそれがある。]
急性及び慢性腎不全に伴う高カリウム血症
通常成人1日16.2~32.4g(ポリスチレンスルホン酸カルシウムとして1日15~30g)を2~3回に分け、その1回量を水30~50mLに懸濁し、経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがある。,
症状を増悪させるおそれがある。,
イオン交換で血中カルシウム濃度が上昇するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
ジギタリス剤
ジギタリス中毒作用が増強されることがある。
本剤の血清カリウム値低下作用による。
アルミニウム、マグネシウム又はカルシウムを含有する制酸剤又は緩下剤
本剤の効果が減弱するおそれがある。
非選択的に左記薬剤の陽イオンと交換する可能性がある。
全身性アルカローシスなどの症状があらわれたとの報告がある1),2),3)。
腸管内に分泌された重炭酸塩の中和を妨げる1)。
甲状腺ホルモン製剤
左記薬剤の効果が減弱することがあるので、服用時間をずらすなど注意すること。
本剤が消化管内で左記薬剤を吸着することにより、これらの薬剤の吸収を阻害すると考えられる。
これらの病態を疑わせる高度の便秘、持続する腹痛、嘔吐、下血等の異常が認められた場合には、投与を中止し、聴診、触診、画像診断等を実施し、適切な処置を行うこと4)。,,,
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
発疹
**消化器
便秘注)
食欲不振
悪心、嘔気、胃部不快感、下痢
電解質
低カリウム血症
消化管への蓄積を避けるため、便秘を起こさせないように注意すること。
ポリスチレンスルホン酸カルシウムは吸収されないと考えられる5)(家兎 in vitro)。ただし、5μm以下の微粒子は粘膜を経由して吸収され、細網内皮系組織等に沈着することが仔牛による実験で報告6)されているので、ポリスチレンスルホン酸カルシウムは5μm以下の微粒子を0.1%以下に規制している。
ポリスチレンスルホン酸カルシウム1g/kg及び3g/kg投与群における経過時間ごとの糞便排泄率を測定した結果、両投与群とも投与後24時間で75%以上、72時間で90%以上が糞便中に排泄された5)(ラット)。
腎不全に伴う高カリウム血症患者24例を対象に、本剤及び対照薬(ポリスチレンスルホン酸カルシウムとして各々20.0g/日)を1日3回、12日間経口投与した。両薬剤の血清カリウム濃度の平均値の差の90%信頼区間は-0.01~0.35であり、対照薬投与群の平均値に対して-0.21~7.43%に相当し、両薬剤の臨床効果に差がないことが示された。本剤投与時に認められた副作用は、便秘2/24例(8.3%)、食欲不振1/24例(4.2%)、心拍数減少1/24例(4.2%)であった7)。
経口投与後、ポリスチレンスルホン酸カルシウムは消化・吸収されることなく、腸管内、特に結腸付近で、本剤のカルシウムイオンと腸管内のカリウムイオンが交換され、ポリスチレンスルホン酸樹脂としては何ら変化を受けることなしに、そのまま糞便中に排泄される。その結果腸管内のカリウムは体外へ除去される。
本剤は試験管内においてポリスチレンスルホン酸カルシウム1gあたり平均すると64.2mg(1.64mEq)のカリウムと交換した8)(in vitro)。
全腎摘出高カリウム血症ラットを用いて、本剤投与群、非投与群の比較を行った結果、本剤投与群に有意(p<0.01)な血清カリウム値低下作用が認められた8)。
本剤とカリメート散のカリウム交換容量の平均値に有意差を認めず、両製剤は同等と判断された8)(in vitro)。
本剤とカリメート散は全腎摘出高カリウム血症ラットに対する血清カリウム値の低下作用において、生物学的に同等であると判断された8)。
ポリスチレンスルホン酸カルシウム(Calcium Polystyrene Sulfonate)
微黄白色~淡黄色の粉末で、におい及び味はない。水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
不規則に入り乱れた複雑な立体構造を有するが、その構造は部分的には下記のとおりである。
開封後は湿気を避けて保存すること。
*分包:5.4g×126包(21包×6)
1) Fernandez PC, et al.: N Engl J Med. 1972; 286: 23-4.
2) Ziessman HA.: South Med J. 1976; 69: 497-9.
3) Schroeder ET.: Gastroenterology. 1969; 56: 868-74.
4) Minford EJ, et al.: Postgrad Med J. 1992; 68: 302.
5) 和知正幸他.: 基礎と臨床. 1973; 7: 3528-30.
6) Payne JM, et al.: Nature. 1960; 188: 586-7.
7) 浅野泰他.: 臨床透析. 2002; 18: 1129-37.
8) 今井洋実他.: 臨床透析. 2002; 18: 739-43.
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