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下記疾患における自覚症状及び他覚所見の改善胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎
通常成人1回1.0~1.5gを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
症状を悪化させるおそれがある。
高マグネシウム血症を悪化させるおそれがある。
高カルシウム血症を悪化させるおそれがある。
アルミニウムにより無機リンの吸収が阻害される。
投与しないこと。長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症があらわれるおそれがある。
定期的に血中マグネシウム、アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。高カルシウム血症、高マグネシウム血症、長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症を起こすおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
テトラサイクリン系抗生物質
これらの併用薬剤の効果を減弱させることがある。
2価、3価の金属と難溶性のキレートを形成し、消化管からの吸収を阻害する。
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等の制酸剤を含有しているため、吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇により、併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。
ニューキノロン系抗菌剤
ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤
これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。
キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。
甲状腺ホルモン剤
胆汁酸製剤
ジギタリス製剤
ジフルニサル
消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられている。
鉄剤
本剤による胃内pHの上昇及び難溶性塩形成により、これらの薬剤の吸収が阻害されるとの報告がある。
活性型ビタミンD3製剤
高カルシウム血症及び高マグネシウム血症があらわれやすくなるので、注意すること。
これらの薬剤が腸管でのカルシウム及びマグネシウムの吸収を促進させることが考えられる。
キニジン硫酸塩水和物等
排泄を遅延させることがあるので注意すること。
制酸剤との併用で、尿のpHが上昇し、排泄に影響を与えることがある。
クエン酸製剤
血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。
キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる。
血清カリウム抑制イオン交換樹脂
アルカローシスがあらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
本剤の金属カチオンとイオン交換樹脂が結合することにより、腸管内に分泌された重炭酸塩が中和されずに再吸収されるためと考えられる。
牛乳、乳製品カルシウム製剤
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがある。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
機序は不明であるが血清カルシウムの上昇と本剤による血中pHの上昇が関与すると考えられる。
頻度不明
過敏症
発疹等
皮膚
かゆみ
消化器
悪心・嘔吐、便秘、下痢、口渇、おくび等
代謝異常注1)
高マグネシウム血症、高カルシウム血症
長期投与注1)
アルミニウム脳症、アルミニウム骨症
二重盲検比較試験を含む胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎248例の総有効率は60.9%(151/248例)であった1)。
メチルメチオニンスルホニウムクロリドの詳細な機序は明確ではないが、胃粘液量増加、胃血流量増加等による潰瘍抑制作用を示す。メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムは制酸作用を示す。
実験潰瘍(インドメタシン)を抑制し、上記制酸剤配合による協力効果が認められる6)(ラット)。
メチルメチオニンスルホニウムクロリド(Methylmethionine Sulfonium Chloride)
(3-Amino-3-carboxypropyl)dimethylsulfonium chloride
C6H14ClNO2S
199.70
白色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがある。水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)、アセトン又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。水溶液(1→20)のpHは4.0~5.0である。水溶液(1→50)は旋光性を示さない。また、吸湿性である。
約140℃(分解)
乾燥したものは白色の粉末又は粒で、におい及び味はない。乾燥したものは水又はエタノール(95)にほとんど溶けない。乾燥したもの1gを希塩酸10mLと加熱するとき、大部分溶ける。
白色の微細な結晶性の粉末で、におい及び味はない。水にほとんど溶けないが、二酸化炭素が存在すると溶解性を増す。エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希酢酸、希塩酸又は希硝酸に泡立って溶ける。
白色のもろい塊又は粉末で、においはない。水、エタノール(95)、1-プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希塩酸に泡立って溶ける。飽和水溶液はアルカリ性である。
開封後は湿気を避けて保存すること。
バラ:1kg(アルミ袋、乾燥剤入り)分包:1g×1050包(3包×7×50)
1) 田中昭平他.: 薬理と治療. 1977; 5: 2947-62.
2) 岡部進他.: Ther Res. 1996; 17: 3663-9.
3) Watanabe T, et al.: Dig Dis Sci. 1996; 41: 49-54.
4) 赤木正信他.: 新薬と臨床. 1965; 14: 887-90.
5) 佐島敬清他.: 基礎と臨床. 1977; 11: 3182-6.
6) 吉中康展他.: 応用薬理. 1981; 21: 921-5.
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