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アフタ性口内炎、孤立性アフタ、褥瘡性潰瘍、辺縁性歯周炎
本剤の適量を1日3~4回炎症部位に塗布する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。また、長期使用を避けること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
長期連用により発育障害を来すおそれがある。小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
血圧低下、じん麻疹、呼吸困難等があらわれた場合は、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。
0.1~5%未満
頻度不明
口腔
舌のしびれ、味覚異常、口内炎、黒舌症等
真菌性感染症注2)、細菌性感染症注2)
過敏症
過敏症状
下垂体・副腎皮質系機能
下垂体・副腎皮質系機能の抑制(長期連用による)
消化器
胃部不快感、胃部膨満感、嘔吐、下痢等
使用後はしばらく飲食を避けさせること。
眼科用として使用しないこと。
一般臨床試験の概要は次のとおりであった1),2),3),4),5),6)。
疾患名
有効率
アフタ性口内炎・孤立性アフタ
77.9%(162/208例)
褥瘡性潰瘍
92.9%(26/28例)
辺縁性歯周炎
55.2%(111/201例)
口腔内感染予防・治療薬である。抗菌薬中、広範囲微生物作用部類に属し、特にブドウ球菌等のグラム陽性球菌に低濃度で迅速な殺菌作用を示す。大腸菌等のグラム陰性菌にも比較的低濃度で作用するが、グラム陽性菌に比べ感性に幅がある。真菌類の多くも感性を示すが、細菌類より抵抗性がある。
起炎物質の生合成抑制と炎症細胞の遊走抑制により抗炎症作用をあらわすと考えられる。
ヒスタミンH1受容体を遮断することにより、H1受容体を介するヒスタミンによるアレルギー性反応(毛細血管の拡張と透過性亢進、知覚神経終末刺激によるそう痒等)を抑制する。
タンパク変性及び酵素の切断、糖の分解と乳酸の酸化等代謝への作用、膜透過性障害による溶菌、リン及びカリウムの漏出、解糖の促進、原形質膜の活動を支える酵素に対する作用により、殺菌作用をあらわすと考えられる。
ラットの背の片側に本剤を、もう一方に本剤からジフェンヒドラミンサリチル酸塩を除いたものを塗布した比較試験で本剤の方がより強力な抗炎症作用を示した7)。
クロルヘキシジン塩酸塩(Chlorhexidine Hydrochloride)
1,1´-Hexamethylenebis[5-(4-chlorophenyl)biguanide]dihydrochloride
C22H30Cl2N10・2HCl
578.37
白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。ギ酸にやや溶けやすく、メタノール又は温メタノールに溶けにくく、水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。光によって徐々に着色する。
ヒドロコルチゾン酢酸エステル(Hydrocortisone Acetate)
11β,17,21-Trihydroxypregn-4-ene-3,20-dione 21-acetate
C23H32O6
404.50
白色の結晶又は結晶性の粉末である。1,4-ジオキサンにやや溶けにくく、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。結晶多形が認められる。
約220℃(分解)
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩(Diphenhydramine Salicylate)
2-Benzhydryloxy-N,N-dimethylethylamine monosalicylate
C17H21NO・C7H6O3
393.48
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は初めはないが、後にわずかに苦く舌を麻ひする。メタノール、酢酸(100)又はアセトンに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、水に溶けにくい。光によって徐々に変化する。
107~109℃
濃ベンザルコニウム塩化物液50(Benzalkonium Chloride Concentrated Solution 50)
[C6H5CH2N(CH3)2R]Clで示され、RはC8H17~C18H37で、主としてC12H25及びC14H29からなるものの水溶液。
定量するとき、50.0超~55.0%のベンザルコニウム塩化物(C22H40ClN: 354.01として)を含む。
無色~淡黄色の液又はゼリー様の流動体で、特異なにおいがある。水又はエタノール(95)に極めて溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。水を加えた液は振ると強く泡立つ。
アルミチューブ:5g×10
1) 松田登他.: 歯界展望. 1963; 22: 256-9.
2) 竹腰洋三他.: 歯界展望. 1964; 23: 302-6.
3) 大沢林之助他.: 臨床と研究. 1966; 43: 803-5.
4) 可児瑞夫.: 歯界展望. 1968; 31: 1071-4.
5) 朝倉昭人他.: 歯界展望. 1982; 59: 619-25.
6) 志村介三他.: 基礎と臨床. 1981; 15: 5163-7.
7) 興和(株)社内資料: 血管透過性抑制作用
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