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次の部位には使用しないこと眼粘膜等の粘膜[尿素により粘膜機能を障害する。]
魚鱗癬、老人性乾皮症、アトピー皮膚、進行性指掌角皮症(主婦湿疹の乾燥型)、足蹠部皸裂性皮膚炎、掌蹠角化症、毛孔性苔癬
1日1~数回、患部に塗擦する。
ぴりぴり感等を生ずる。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
0.1~5%未満
0.1%未満
皮膚
ぴりぴり感、紅斑、そう痒感、疼痛、丘疹
灼熱感、落屑
14C-尿素を加えた本剤(平均18.0~19.2mg)をモルモット正常皮膚に一定時間(5時間、12時間、24時間)塗布した結果、皮膚への尿素吸収率は5時間で15.4%、12時間で18.8%、24時間で21.3%であった。皮内尿素量も時間の経過と共に増加した。また14C-尿素20%水溶液0.3mLをモルモット損傷皮膚に5時間塗布した結果、90.2%が皮膚に吸収された。
14C-尿素を加えた本剤(平均20.6mg)をモルモット正常皮膚に24時間塗布した結果、尿素の尿中排泄率は塗布後0~24時間で16.8%、24~48時間で2.8%、48~96時間で0.3%であった。また14C-尿素20%水溶液0.3mLをモルモット損傷皮膚に5時間塗布した結果、塗布後0~48時間で皮膚への尿素吸収量(塗布量の90.2%)の72.6%が尿中に排泄された。
魚鱗癬、老人性乾皮症、アトピー皮膚、進行性指掌角皮症、足蹠部皸裂性皮膚炎、掌蹠角化症、毛孔性苔癬患者729例を対象に国内で実施された臨床試験(二重盲検比較試験を含む)の概要は次のとおりである。また、魚鱗癬、アトピー皮膚及び老人性乾皮症を対象とした二重盲検比較試験において本剤の有用性が認められた1),2)。
疾患名
有効率
魚鱗癬
86.9%(106/122例)
老人性乾皮症
87.9%(138/157例)
アトピー皮膚
72.3%(115/159例)
進行性指掌角皮症
68.5%(113/165例)
足蹠部皸裂性皮膚炎
75.0%(36/48例)
掌蹠角化症
64.5%(20/31例)
毛孔性苔癬
55.3%(26/47例)
総計
76.0%(554/729例)
注)全般改善度を3~5段階で評価し、「有効」以上を集計
高濃度の尿素は角質の水分保持量を増加させ、乾燥性角化症における角質層の水分保有力の低下を改善させ、角質の溶解剥離作用を示す3)。
尿素
Urea
CH4N2O
60.06
無色~白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、冷涼な塩味がある。水に極めて溶けやすく、沸騰エタノール(95)に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。水溶液(1→100)は中性である。
132.5~134.5℃
チューブ:25g×10、50g×10プラスチック容器:500g
1) ケラチン研究班.: 臨床皮膚科. 1975; 29: 608-19.
2) 清寺真他.: 基礎と臨床. 1978; 12: 2956-65.
3) Swanbeck G.: Acta Derm Venereol. 1968; 48: 123-7.
4) 手塚正他.: 西日本皮膚科. 1975; 37: 802-7.
5) 戸田浄他.: 臨床皮膚科. 1975; 29: 1089-94.
6) 手塚正.: 西日本皮膚科. 1975; 37: 283-7.
7) 幸田弘.: 西日本皮膚科. 1975; 37: 612-5.
8) 石橋康正他.: 西日本皮膚科. 1975; 37: 987-1001.
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