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ガラクトース血症の患者[本剤はガラクトース(13w/v%以下)及び乳糖(7w/v%以下)を含有する。]
通常成人1日量30~60mLを2~3回に分けて経口投与する。症状により適宜増減する。なお、本剤の投与により、下痢が惹起されることがあるので少量より投与を開始して漸増し、1日2~3回の軟便がみられる量を投与する。
本剤はガラクトース(13w/v%以下)及び乳糖(7w/v%以下)を含有する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。生理機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすい。
α-グルコシダーゼ阻害剤
消化器系副作用が増強される可能性がある。
左記薬剤により増加する未消化多糖類及びラクツロースは、共に腸内細菌で分解されるため、併用により腸内ガスの発生や下痢等が増加する可能性がある。
5%以上
0.1~5%未満
消化器
下痢注2)
腹鳴、鼓腸、腹痛、食欲不振、嘔気
分包品は服用直前まで開封しないこと。服用後の残液は廃棄し、保存しないこと。
ラットに[1-14C]ラクツロースを投与量1.2g/kgで経口投与したとき、未変化体での消化管吸収は0.6%と微量であった1) 。
ラットに[1-14C]ラクツロースを投与量1.2g/kgで経口投与したとき、僅かに吸収されたラクツロースは体内で代謝されなかった1) 。
ラットに[1-14C]ラクツロースを投与量1.2g/kgで経口投与したとき、ラクツロースは小腸で吸収をほとんど受けずに大腸に達し、腸内の微生物により利用されて、六炭糖(フラクトース、グルコース)、有機酸(乳酸、ピルビン酸等)及びその他の分解物となり、これらは更に代謝され、主に呼気中に二酸化炭素として排泄された。ラクツロース及び分解物の排泄率は投与後72時間迄に呼気中に49%、尿中に4%、糞便中には24時間迄に24%であることが確認された。なお、消化管で僅かに吸収されたラクツロースはそのまま尿中に排泄された1) 。
高アンモニア血症及び肝性脳症患者を対象としたクロスオーバー二重盲検試験において有用性が認められた。副作用は本剤投与時に1/22例(4.5%)認められ、症状は下痢であった2) 。
ラクツロース(Lactulose)
β-D-Galactopyranosyl-(1→4)-D-fructose
C12H22O11
342.30
無色~淡黄色澄明の粘性の液で、においはなく、味は甘い。水又はホルムアミドと混和する。
プラスチックボトル:500mL×1瓶
分包:21包
1) 井上陽一他.: 薬剤学. 1973; 33: 79-86.
2) 鈴木宏他.: 肝臓. 1974; 15: 315-28.
3) Bircher J, et al.: Lancet. 1966; 1: 890-2.
4) Hoffmann K, et al.: Klin Wochenschr. 1964; 42: 126-30.
5) Castell DO, et al.: Gastroenterology. 1971; 60: 33-42.
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