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日本薬局方
フェノール
劇薬
損傷皮膚及び粘膜には使用しないこと[吸収され、中毒症状を起こすおそれがある。]
頻度不明
過敏症
発疹等
強い腐食作用があり、タンパク質を凝固し組織を腐食する1) 。
高濃度では細菌タンパク質を凝固させ、低濃度では、細胞壁に作用して溶菌させる。また、細胞膜に対する浸透性が強く細胞膜の機能低下・破壊を起こし、細胞質のタンパクと結合して酵素作用を不活化し細菌を死滅させる2) 。
本剤は、使用濃度においてグラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及びウイルスには殺菌効果は期待できない。
フェノール(Phenol)
Phenol
C6H6O
94.11
無色~僅かに赤色の結晶又は結晶性の塊で、特異なにおいがある。
エタノール(95)又はジエチルエーテルに極めて溶けやすく、水にやや溶けやすい。
10gに水1mLを加えるとき、液状となる。
光又は空気によって徐々に赤色を経て暗赤色となる。
皮膚を侵して白くする。
500g[ガラス瓶]
1) 第十八改正日本薬局方解説書.廣川書店.2021:C-4624-4629
2) 消毒薬の使用指針.第三版.薬事日報社.1999:123-124
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